アフターピルは市販で購入することができる?婦人科以外で購入する方法を徹底解説!
2024.08.30
アフターピルは市販で購入することができる?婦人科以外で購入する方法を徹底解説!「アフターピルって市販でも購入できる?」「婦人科以外でアフターピルを購入したい」とお考えの方はいませんか?
本記事では、アフターピルは市販で購入することができるのかと、婦人科以外で購入する方法を徹底解説していきます。
目次
アフターピルとは
アフターピルは、緊急避妊薬とも呼ばれる経口避妊薬のことです。
アフターピル以外に「緊急避妊ピル」「モーニングアフターピル」「事後避妊薬」とも呼ばれます。
またアフターピルの代用としてプラノバールと呼ばれる中用量ピルが処方されることもあります。
アフターピルで避妊する仕組み
アフターピルは多量の女性ホルモンが含有されているホルモン剤です。
そのため、服用することによって排卵抑制や受精卵の子宮内膜への着床、子宮内膜の増殖などを防ぐ効果が期待できるのです。
アフターピルの種類と値段
アフターピルには3つの種類があります。
それぞれの特徴と値段は以下の表をご参照ください。
避妊法 | 特徴 | 値段 |
ヤッペ法 |
| 2錠を2回の計4錠服用で約5,000円程度 |
ノルレボ |
| 約10,000円~20,000円程度 |
エラ(エラワン) |
| 15,000円程度 |
どのピルが処方されるかは、医師の診断や病院が取り扱っているピルの種類によって異なります。
アフターピルは保険が適用されないため、どの種類でも自費診療となります。
また、値段に関しては病院によって異なりますので、一つの指標として参考にしてください。
アフターピルでの避妊確率
アフターピルでの避妊確率は、ピルの種類や服用タイミングによって異なります。
- ヤッペ法:「24時間以内の服用で避妊率約77%」
- ノルレボ(レボノルゲストレル):「性行為から72時間以内の服用で避妊率約85%、24時間以内であれば避妊率は約95%」
- エラ(エラワン):「120時間以内の服用で避妊率約95%」
アフターピルの副作用
アフターピルの服用から通常24時間以内に治まる副作用は「吐き気」「頭痛」「腹痛」「眠気」です。この他にも「少量の性器出血」「乳房の張り」などが挙げられます。
また、アフターピル以外のピルにも共通しているごく稀に起こり得る重篤な副作用として「血栓症」があります。
特に喫煙者や40歳以上の女性などの血栓ができやすい方は、ピルの服用ができない可能性もあるため、婦人科で相談してみてください。
【2024年7月時点】アフターピルは市販で購入できる?
次は、本記事の本題「アフターピルは市販で購入できるのか」について徹底解説していきます。
現状では市販でアフターピルを購入することはできない
2024年7月の時点では、市販でアフターピルを購入することはできません。
病院からの処方箋があれば、ドラッグストアでも購入できる
市販でアフターピルを購入することはできませんが、病院からの処方箋がある場合はマツモトキヨシなどの処方箋を受け付けているドラッグストアで購入可能です。
婦人科に行かずにアフターピルを購入する方法は?
次は、婦人科に行かずにアフターピルを購入する方法をご紹介します。
オンライン診療
どうしても婦人科を受診することができない方の場合、オンライン診療がおすすめです。
オンライン診療は、自宅にネット環境があれば誰でも医師の診療を受けることができます。
通販(個人輸入)
近年、通販での個人輸入でアフターピルを購入することもできます。
しかし、中には偽物のアフターピルである可能性や、初めてアフターピルを服用する場合は副作用が起こった際の対処が遅れてしまう危険性もあるため、注意が必要です。
アフターピルはいつから市販で購入できるようになるのか
現時点ではアフターピルを市販で購入することはできません。
では、いつから市販で購入できるようになるのでしょうか。
現時点ではアフターピルの市販化は目途が立っていない
ここまでで解説した通り、現時点でアフターピルの市販化は目途が立っていません。
しかし、以前からアフターピルの市販化については注目されており、数年前からは厚生労働省や産婦人科医、市民団体を含めた議論が繰り返されているのです。
2017年から市販化に向けて議論が繰り返されている
「アフターピル市販化に関する審議」は厚生労働省により2017年に始まりました。
このとき、民間の意見としては賛成派が多かったものの、審議に参加していた委員から反対意見が出たことで一度市販化が見送られています。
その後、審議は繰り返され、約2年後の2019年にはアフターピルのオンライン診療が受けられるようになりましたが、現時点ではそこから先へ進んでいない状態です。
アフターピルの市販化は複数の産婦人科医が反対している
アフターピルの市販化について、6割の産婦人科医は賛成しているものの、複数の産婦人科医からは以下のような意見が多く寄せられています。
- アフターピルを手軽に購入できることで、避妊具を使用しない人が増える恐れがある
- 薬剤師による十分な説明をすることができない
- 安易に中出しを行う男性が増えるのではないか
- 十分な知識がないままにアフターピルを服用して、避妊に失敗する恐れがある
- 避妊具を使用しなくなることで、性感染症が増加する可能性がある
- 乱用・転売の可能性
本来アフターピルは名前の通り「緊急避妊薬」です。そのため安易に使用するものではありません。
しかし、市販で手軽に購入できる存在になれば、安全日や危険日など関係なく避妊をせずに性行為を行おうと考える男性も増えるはずです。
その他にも、十分な知識がないままアフターピルを服用することで副作用や消退出血への対応が遅れる可能性や、血栓症発症リスクを高める可能性も否めません。
とはいえ、近年若年女性が妊娠するケースも増えているため、望まない妊娠を防ぐためにもアフターピルの市販化が早期に進められるべきではないかとの声もあるでしょう。
2022年に厚生労働省へアフターピルの市販化に関する要望書を提出
長期的に議論が交わされている中、市民団体の「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト」では、2022年2月に厚生労働省へ「緊急避妊薬の早期OTC化」を求める要望書を提出しました。
これを受けて翌3月には検討会が開かれ、5月にはアフターピルの啓発キットも作成されました。
しかし、その後8月に行われるとされていた検討会も現時点では開催されておらず、アフターピルの市販化までの道のりはまだ長いと言えるでしょう。
海外では世界90ヶ国以上でアフターピルが市販化されている
2017年から約7年経過した今でもなお、日本ではアフターピルの市販化の目途が立っていませんが、世界では90ヶ国以上でアフターピルが市販化されています。
国によっては年齢制限もなく無料で入手できるところもあり、日本のアフターピルへの理解や対応の遅れを実感せざるを得ない状況だと言えるでしょう。
アフターピルに関するよくある質問【Q&A】
次は、アフターピルに関するよくある質問【Q&A】に回答していきます。
アフターピルの代用になる薬は市販で購入できますか?
いいえ。現時点でアフターピルの代用になる薬を市販で購入することはできません。
アフターピルを通販で購入する際の注意点は?
アフターピルを通販で購入する際は、大手の通販サイトを利用することや、副作用についてしっかりと理解した上で購入するように注意してください。
オンライン診療でアフターピルを処方してもらう流れを教えてください
オンライン診療でアフターピルを処方してもらう流れは以下です。
- 予約時間に医師の診療を受ける
- 処方されるアフターピルの決定
- 支払い
- アフターピルの発送
- アフターピルの受け取り
- 服用開始
支払い方法や発送から到着までの日数は、利用するサイトによって異なります。
サイトによってはLINEでの診療やメール、電話など、ご自身のライフスタイルによって診療方法を選ぶことができます。
当院の特徴
徹底した事前準備・アフターケア
当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。
通院しやすい立地
当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅から徒歩圏内の好立地にあるため、お買い物のついでやお仕事帰りなど、気軽にご来院いただけます。
丁寧なカウンセリング
当院では、従来の「お客様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」スタイルではなく、「医師(施術担当者)が、お客様のいらっしゃる個室へ行く」スタイルを採用しています。プライベート空間でじっくりと時間をかけてお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。
アフターピルについて更に詳しく知りたい方はLUNA BEAUTY CLINICへ
今回は、アフターピルは市販で購入することができるのかと、婦人科以外で購入する方法を徹底解説しました。LUNA BEAUTY CLINICはお客様一人ひとりの悩みに寄り添い、ベストな対処法を提案させていただきます。今回の記事も、参考になれば幸いです。
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