最近、顔が疲れているように感じる…
やつれたように見えるのは、頬に影ができているから?
「疲れている?」って言われるようになったのは、頬がこけたから?
このように顔が暗いと感じたり人から指摘されたりして、頬こけが気になりだした方もいるのではないでしょうか。
痩せただけではなく頬がこけると、骨格が目立つようになり顔に影ができやすくなります。
この影のせいで顔全体の印象が暗くなり「疲れている」「やつれている」「老けた」といった悪い印象を与えやすくなるのです。
そこでこの記事では、頬こけを改善するヒアルロン酸注入の基本をご紹介します。
ヒアルロン酸注入のメリット・デメリットのほか、ヒアルロン酸注入以外の方法も解説します。
編集部
この記事を読むことで頬こけを改善する正しい知識を身につけられ、幅広い選択肢の中からご自分にあった方法を見つけられますよ。
目次
ヒアルロン酸注入の基礎知識
ヒアルロン酸注入とは、医療用のヒアルロン酸を肌に注入し肌の内側からふくらみをもたせる美容医療です。
頬こけのほかにも、ほうれい線・小じわ・鼻の高さ調整などにもヒアルロン酸を注入することで、内側からボリュームを出し改善を目指せます。
もともとヒアルロン酸は体内にも分泌されている成分であるため、注入しても体との親和性が高く馴染みやすいという特性があります。
そのため、体のあらゆる部位に注入でき、施術跡が残ることもありません。
その手軽さから最近ではヒアルロン酸注入を取り入れる方も多く、注入する薬剤の種類も豊富になりました。
注入する部位によってさまざまな美容効果が期待できるため、頬こけ以外に気になる部位への注入を検討してみるのもおすすめです。
頬こけ改善に効果的なヒアルロン酸注入とは?
ヒアルロン酸注入は頬こけ改善に効果的な美容医療です。
頬にヒアルロン酸を注入することで、頬のこけた部分を内側からふっくらとボリュームを持たせられます。
ヒアルロン酸が頬の凹凸を消してくれるので、陰影もなくなり若々しい印象になります。
頬こけ改善に必要なヒアルロン酸の注入量は?
頬こけの改善に注入するヒアルロン酸の量は、約0.5~3ccです。
注入量に幅があるのは頬のへこみ具体によって注入量が変わり、個人差が大きいためです。
一気に大量にヒアルロン酸を注入すると不自然にみえることもあるため、少しずつ注入していくのがおすすめです。
ただしクリニックによって注入法が異なるため、カウンセリング時にどのように注入していくのか確認しておくとよいでしょう。
また、ヒアルロン酸の注入量によって料金が変動します。
頬がこける原因とは?
頬がこける原因は、以下の2つが考えられます。
これらの原因を理解したうえで、どんな改善法がご自身にあっているのか検討してみましょう。
加齢による影響
頬こけの原因は、加齢による影響を強く受けていることが考えられます。
年齢とともに顔の構造が変化するために、頬がこけていくのです。
- 骨の萎縮
- 筋膜の衰え
- 皮下脂肪の減少とたるみ
- 皮膚の弾力の低下
- 表情筋の減少
意外にも頬がこける大きな原因と考えられるのが、加齢とともに骨密度が低下し縮んでいく骨の縮みです。
骨密度の低下で骨が委縮し始めるのは、顔の骨からともいわれています。
骨の萎縮に伴い、頬の皮下脂肪は下へ下へと移動していくのが原因です。
皮下脂肪と筋肉とをつないでいた筋膜も衰えるので、下へとたるんでいく脂肪を引き留められず、頬のこけやたるみとしてあらわれてしまいます。
脂肪吸引の失敗
脂肪吸引の失敗によって、頬がこけてしまうことがあります。
脂肪吸引とはカニューレとよばれる専用の医療機器を挿入し、脂肪細胞を物理的に吸引する施術です。
この美容施術は頬の脂肪を直接取り除けるため、顔の丸さやラインが気になる方に人気の施術です。
しかし脂肪吸引で以下のような失敗があると、頬がこけてしまうことがあります。
- 吸引位置の誤り
- 吸引のし過ぎ
- 必要な脂肪細胞の吸引
また、脂肪を吸引したあとの余った皮膚が垂れることで、頬こけにつながることもあります。
ヒアルロン酸注入による頬こけ改善のメリット
ヒアルロン酸注入で頬こけを改善するメリットは、以下のように6つあります。
ヒアルロン酸を注入すると、どんなメリットがあるのかひとつずつご紹介します。
手軽に受けられる
頬へのヒアルロン酸注入の所要時間は5~30分と短く、手軽に受けられる施術です。
注入する箇所数によって施術時間は変わりますが、ヒアルロン酸注入は短時間で施術が終わります。
施術時間が短いため、まる1日予定をあける必要もないでしょう。
一般的には以下のような流れで施術を受けます。
- カウンセリング
- 局所麻酔(希望の場合のみ)
- ヒアルロン酸の注入
- メイク
注射針で注入するだけなので体への負担も少なく、施術後すぐにメイクもできます。
手軽に受けられる施術なので頬のこけによってできた影や黒いラインが気になり始めたら、まずはヒアルロン酸注入を検討してみるのもよいでしょう。
痛みが少ない
頬へのヒアルロン酸注入は、痛みが少ないというのもメリットです。
注射なのでチクっとした痛みはあるものの、クリニックによってはカニューレと呼ばれる特殊な注射針で注入するので痛みにも配慮されています。
痛みの軽減のほか、注入箇所もわからないほど傷跡が目立たないので、痛みが苦手な方でもトライしやすい美容医療といえます。
それでも怖い方や痛みが苦手な方は、麻酔を依頼しましょう。
クリニックによって、以下のような麻酔を用意しています。
- シールタイプ
- クリームタイプ
- 笑気麻酔(ガス)
クリニックによっては麻酔代として別途かかる場合があるので、料金も確認しておきましょう。
効果に即効性がある
ヒアルロン酸注入は、効果に即効性があるのもうれしいポイントです。
注入してすぐに頬のふくらみを演出でき、くぼみやへこみを解消してくれます。
なぜならヒアルロン酸はゼリー状で弾力もあるため、肌に注入すると目に見えるボリュームを実感しやすいのです。
そのため、注入直後はボリューム感がありすぐに若々しさを感じられるのです。
編集部
ヒアルロン酸注入は即効性があるため、結婚式や旅行などのイベントまでに若々しさを取り戻したい方にもおすすめですよ。
輪郭を整えられる
ヒアルロン酸注入は頬こけ改善以外にも輪郭を整えて、顔全体のバランスをとれます。
ヒアルロン酸は頬以外にもあごや鼻、こめかみ、額などあらゆる部位に注入できる薬剤です。
例えば、形状が硬めのヒアルロン酸をあごに注入すればシャープな輪郭を作れます。
頬にボリュームをもたせつつ顔全体のバランスをとるために、ほかの部位にも注入可能です。
肌にハリを与えられる
ヒアルロン酸を注入することで、肌にハリを与えられます。
ヒアルロン酸はもともと体内でも生成される成分で、皮膚のうるおいを保ったり、関節や軟骨などの動きやすさをサポートしたりする働きを担っており、健康や美容に欠かせないものです。
ヒアルロン酸を注入することで肌内部の水分量を保てるため、肌にハリを与えられるのです。
必要に応じて元に戻せる
ヒアルロン酸注入は失敗しても、必要に応じて元に戻せる美容医療です。
もし施術後のお顔が気に入らないということであれば、ヒアルロン酸を溶かす薬剤を注入することで元の状態にリセットできます。
一般的には分解酵素であるヒアルロニダーゼを注入することが多く、個人差はありますが数日から数週間で元の状態に戻ります。
ヒアルロン酸を溶解する施術を受ける場合ほとんど副作用はありませんが、まれに腫れや内出血が起きることもあります。
頬にヒアルロン酸を注入するデメリット
頬にヒアルロン酸を注入するデメリットを4つご紹介します。
効果の持続期間が短い
ヒアルロン酸は効果の持続期間が短いという特質があります。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であり、体内に注入すると時間をかけて吸収されてしまうため半永久的に形状を保てません。
ヒアルロン酸の持続期間は薬剤の種類にもよりますが、一般的に半年から1年程度です。
持続期間は薬剤の種類や硬さのほか、注入した部位や注入量によって大きく異なるうえ、体質によっても変わります。
効果を持続させたい場合は、定期的にヒアルロン酸を注入すれば形状を保てます。
凸凹になる可能性がある
ヒアルロン酸注入で顔に凸凹ができてしまう可能性があります。
この原因は医師の注入技術によるところが大きく、自然な仕上がりにできるかどうかは医師の手にかかっています。
一人ひとりの骨格や脂肪のつき具合によって、注入する箇所や針の深度、注入量などを微調整しながら施術をする必要があります。
注射でヒアルロン酸を注入するというシンプルな美容医療であるからこそ、医師の技術が仕上がりを大きく左右するのです。
そのため、医師を選ぶ際には以下のポイントをチェックしておくとよいでしょう。
- ヒアルロン酸注射の症例数が多い
- 医師歴が長い
- カウンセリングが丁寧
症例数が多く、実際の症例写真もチェックしておくと仕上がりを想像しやすいです。
左右差が気になる場合がある
ヒアルロン酸の注入量や注射箇所によって、顔に左右差が出て気になる場合があります。
施術直後は仕上がりに満足できても、時間が経つと左右差が生じることがあるのです。
残念なことにこの左右差が生じるのも、医師の技術力によるところ。
人間の顔はもともと左右差があり、骨格や脂肪の位置もずれていることがほとんどです。
そのため、解剖学にも精通し注入量や位置などを見極められる医師でなければ、仕上がりにも違いが生じてしまうのです。
前述の医師選びのポイントを踏まえて、依頼するようにしましょう。
施術の適応外の場合も
そもそもヒアルロン酸注入を受けられないケースもあります。
以下に該当する方は施術を受けられない恐れがあります。
- ヒアルロン酸を使用した治療でアレルギー反応が出たことがある
- 妊娠中または授乳中
- 感染症を患っている
- 糖尿病を患っている
- ステロイド・抗凝固薬を使っている
- 自己免疫疾患を患っている
該当する方であっても、その程度などによってクリニックの対応は異なります。
効果やダウンタイムを他の頬こけ改善施術と比較
ヒアルロン酸注入以外にも頬こけを改善する2つの美容医療をご紹介します。
以下の2つの施術とを比較して、その効果やダウンタイムをチェックしておきましょう。
比較することで、ご自身にあった施術を選びやすくなりますよ。
脂肪注入の効果
頬こけ改善には、脂肪注入も選択肢のひとつです。
脂肪注入とは体の脂肪の多い部位から脂肪を採取し、加工したものを頬に注入する方法です。
具体的には太ももやお尻、お腹などから脂肪を採取するため、気になる部位のスリム化にもつながるため人気があります。
頬こけ改善の効果
頬に採取した脂肪を注入すると、効果の持続性が高いのが最大のメリットといえます。
注入した脂肪の一部は代謝とともに体内に吸収されますがそのまま脂肪として定着するため、ふっくらとした状態を保ちやすいのが特徴です。
また自分の脂肪であるため肌になじみやすく、触り心地や見た目もナチュラルに仕上がりやすいといえます。
副作用とダウンタイムについて
自分の脂肪を注入するため、アレルギー反応を起こすことがほとんどありません。
しかし脂肪を吸引するため、ヒアルロン酸注入よりも体への負担が大きく吸引箇所の傷跡が残るケースもあります。
そのほか、以下のような副作用がある場合があるのでチェックしておきましょう。
- 赤み
- 腫れ
- しこり
一時的なもので時間の経過とともに緩和していきますが、1週間程度は安静に過ごすようにしましょう。
糸リフトの効果
糸リフト(スレッドリフト)も頬こけ改善の代表的な施術です。
糸リフトは皮膚の下に特殊な糸を通して、たるんだ皮膚や脂肪を内側から引き上げられます。
切開することなくたるみ治療ができ、小顔やシワの改善としても人気の施術です。
使用される糸は体内で溶ける糸と溶けない糸のほか、トゲがついているタイプなど種類も豊富です。
糸の種類によって効果の持続期間は異なりますが、一般的に約半年から1年半が目安となります。
頬こけ改善の効果
糸リフトはたれてしまった皮膚や脂肪を引き上げることで、頬にできたへこみをカバーしてくれます。
頬こけの原因がたるみであるなら、糸リフトによる引き上げによって改善が期待できます。
また、糸を皮膚内に挿入した刺激によって糸周辺の細胞が活性化し、コラーゲンの生成が促進されます。
糸リフトによって肌のハリや弾力が生まれ、肌の質感の変化も感じられるでしょう。
副作用とダウンタイムについて
糸リフト施術後のダウンタイムは数日程度で、以下のような副作用があらわれる場合があります。
- 内出血
- ひきつれ
- 口の開けづらさ
- 腫れ
- 痛み
施術当日からシャワーや洗顔などもできるため、生活への支障は軽いでしょう。
頬ヒアルロン酸注入に関するよくある質問
頬のヒアルロン酸注入によくある質問の回答をまとめました。
施術を受ける前に確認しておきましょう。
Q
ヒアルロン酸注入したあとに気を付けたほうがよいことはありますか?
A
ヒアルロン酸を注入した箇所に刺激を与えるような行為は控えましょう。
マッサージなど強く揉むような行為は、施術後1~2週間ほどは控えてください。
Q
ヒアルロン酸注入はほかの治療と併用できますか?
A
ヒアルロン酸注入は前述した糸リフトと併用でき、頬こけの改善として相乗効果も期待できます。
また、別の美容目的としてのレーザー治療との併用も問題ありません。
ただし、併用する際は事前に医師に相談してからにしましょう。
Q
治療で余ったヒアルロン酸は、次回の注入に使えますか?
A
ヒアルロン酸の再利用はおすすめしません。
一度開封してしまうと滅菌状態で保存するのが難しいため、衛生上問題があります。
まとめ
この記事では、頬こけ改善のためのヒアルロン酸注入の施術内容やメリット・デメリットについてご紹介しました。
今回の記事のポイントはこちらです。
頬こけがあるだけで顔に影ができて、暗くやつれた印象を与えてしまいがちですね。
頬こけは加齢や脂肪吸引などによって生じることがありますが、ヒアルロン酸を注入すれば早い改善を期待できます。
編集部
若々しく明るい印象を取り戻したいなら、即効性がありダウンタイムも少ないヒアルロン酸注入を検討してみましょう。