セルフダーマペンとは?ダーマペンとの違いや効果・メリット・デメリット・やり方も解説
2024.07.30
近年、皮膚の表面を刺激してコラーゲンの生成を促すダーマペンが注目を浴びています。基本的にダーマペンはクリニックに通い施術を受ける形ですが、この工程を自宅で行うことができるセルフダーマペンというものをご存じでしょうか。
今回はクリニックに行かなくても自宅でできるセルフダーマペンの基本情報からダーマペンとの違いなどについて詳しく解説します。
目次
セルフダーマペンとは?
まずダーマペンとは、皮膚の表面を刺激して皮膚内のコラーゲンなどを増やすことができる施術です。ニキビ跡や毛穴の開きなどに効果が期待できます。
そしてセルフダーマペンは、治療に必要なものを揃えるだけで、誰でも手軽にダーマペン治療ができる方法です。安価である点や自分のタイミングでできる点が魅力です。
セルフダーマペンとダーマペンの違い
ダーマペンとセルフダーマペンは期待できる効果や、やり方に関してあまり違いはありません。しかし、セルフダーマペンは自分で針を刺すという施術を行うため、クリニックで行うダーマペンと比べて仕上がりにむらが出る可能性があります。確実性を求めるならばクリニックに通ってダーマペンを受けることをおすすめします。
セルフダーマペンで期待できる美容効果
セルフダーマペンは様々な美容効果がありますが、期待できる効果は以下の通りです。
- クレーターの改善
- 毛穴の開き、くすみの改善
- シミ・シワ・たるみの改善
- ニキビ跡の改善
肌の表面に微細な穴を開けることで、肌本来が持つ自然治癒力を高めてコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。これにより肌のハリや弾力が生まれて、なめらかな肌へと導きます。
セルフケアでは治療が難しいクレーター型のニキビ跡にも効果的です。真皮まで針を刺すことで皮膚のへこみを治療することができます。
セルフダーマペンがおすすめな人
セルフダーマペンは肌の様々な悩みに効果を発揮することができます。その中でも特におすすめしたい人を紹介します。
目元の小じわや頬のたるみが気になる人
目元はデリケートな部分であるため、治療を避けたり効果が行き届きにくかったりします。しかし、ダーマペンは16本の極細針で施術するため、目元のような細かい部分までアプローチできます。またセルフダーマペンだと、針の深さを自分自身で調整できるのも魅力の一つです。
肌荒れや毛穴の開きが気になる人
肌荒れや毛穴の開きが気になる人にもおすすめです。セルフダーマペンは気になる部分だけを重点的にアプローチすることもできます。
ニキビ跡が気になる人
ダーマペンは、肌の表面に無数の穴を開けて自然治癒力を使って肌の生まれ変わりを促進します。このことによってニキビ跡に対する効果が期待できます。セルフダーマペンでは、気になるニキビ跡にピンポイントで治療できるのが魅力です。
ハリのある肌を取り戻したい人
ハリのある肌を取り戻したいというようなエイジングケアを考えている方にもおすすめします。セルフダーマペンは、ダーマペン同様肌質を改善でき、長期的に見て効果が期待できると言われています。
セルフダーマペンのメリット|クリニックに通う必要がない
セルフダーマペンのメリットはクリニックに通う必要がないことです。肌の美容施術のほとんどはクリニックに通わないと行うことができません。移動・予約などの手間や金銭的な負担があるため、厳しいという方も多いかと思います。セルフダーマペンの場合は道具を揃えるだけで自宅で施術を行うことができます。
さらに、セルフダーマペンは好きな美容効果を自分で追加することができます。塗布する美容薬剤は自分で好みのものを選ぶことができ、途中で変えることも可能です。
セルフダーマペンのデメリット|失敗の可能性がある
セルフダーマペンはクリニックに通わないので、自分に合っている施術かどうかを自分で判断しなければいけません。知識がない人がセルフダーマペンの針の長さや自分に適した美容液を選ぶことは難しいため、効果を十分に発揮できなかったり、仕上がりにムラができたりする可能性があります。
さらに、自分で全ての道具を揃える必要があります。通販や個人輸入でしか手に入らないものも多いので揃えるのに時間がかかり、メンテナンスも自分で行わなければいけません。
また、敏感肌や感染性疾患などを持っている方は特に慎重に行う必要があります。
セルフダーマペンについてのよくある質問【Q&A】
それでは、セルフダーマペンに興味を持つ方の悩みや質問に解答していきます。
セルフダーマペンの針の本数は何本にするべき?
基本的に12針のものが多いですが、36針もあります。深いクレーターには12針のセルフダーマペンが効果的です。36針は針と針の間隔が狭く、届く深さが浅くなります。顔全体を施術したい場合は36針、施術する範囲が限定的な場合は12針をおすすめします。自分の目的や状況に合う本数を選びましょう。
セルフダーマペンにダウンタイムはあるの?
個人差がありますが、施術当日や翌日は肌がヒリヒリして痒みが出る場合があります。施術の針の深さによって変わりますが、強めに施術した場合は4〜5日程度赤みが続く可能性があります。また、施術後は肌が一時的に乾燥するため、皮膚が剥がれます。施術後6時間程度は洗顔ができないので、6時間経ったときには保湿をしっかりと行いましょう。
セルフダーマペンの施術は痛い?
肌に針を刺すため、ちくちくとした痛みがあります。自分で調節できるため我慢できる程度に痛みを上手く調節して施術を行いましょう。麻酔クリームを使うこともできます。
セルフダーマペンを選ぶときのコツは?
セルフダーマペンは自分の目的に合う機器や美容液を選ぶ必要があります。まずはどの美容液が自分の目的に合っているのかを調べ、それに合わせて機器本体を選ぶといいでしょう。肌トラブルが起きやすい肌質の方はより慎重に選んでください。
ダーマペンとセルフダーマペンの効果は一緒?
セルフダーマペンは自分で施術を行うため、確実に同じ効果が発揮できるとは限りません。針の角度や深さなど施術時に気を付けるポイントが多いので、確実に効果を実感したい人やセルフダーマペンが不安な人はクリニックに通うことをおすすめします。
セルフダーマペンに必要なもの
セルフダーマペンを行う場合はこれらのものが必要となります。
ダーマペンと針
麻酔クリーム
美容液
消毒用エタノール
精製水
ラップ
顔パック
コットン
保冷剤
鏡
セルフダーマペンの治療の流れ
セルフダーマペンの実際の施術の流れを説明します。正しい施術の流れを学び、より効果が発揮できるようにしましょう。
セルフダーマペンの準備
セルフダーマペンを行う場合は衛生環境を整えなければいけません。肌トラブルを防ぐためにクレンジングと洗顔を行います。また、手首や施術道具を消毒して清潔な状態を保ってください。
セルフダーマペンの施術
まずは麻酔クリームを塗ってラップでパックをして30分程度待ちます。30分経ったらラップを取り、コットンで優しく麻酔クリームを拭き取ります。
ダーマペンは垂直な状態で肌に針を押し当てて自分で針の深さを調節します。血が出た場合は精製水に浸したコットンで拭き取ってください。使用する針は施術の度に変えることをおすすめします。
セルフダーマペンのアフターケア
施術後はガーゼで包んだ保冷剤や冷たいウェットティッシュなどで冷やす必要があります。また、肌が敏感になっているため、美容液やワセリンで保湿を行いましょう。
セルフダーマペンが危険だと言われる理由
セルフダーマペンは手軽にできることから人気も高いですが、その分危険だという声も多く聞きます。危険だと言われる理由を下に記載します。
- 類似品が多い
- 肌状態のチェックができない
- 針の角度の調節が難しい
- 衛生面の管理が難しい
- 説明書が日本語でない可能性がある
- ニキビが悪化する可能性がある
- アフターケアが不十分になってしまう
セルフダーマペンはクリニックのようにカウンセリングや診察がなく、全て自己責任で行います。そのため、不十分な知識や対策でセルフダーマペンを行うと逆に肌が荒れてしまう可能性があります。安心して施術を受けたいならば専門のクリニックに相談することをおすすめします。
当院の症例写真
当院でダーマペンの施術を受けられた方のビフォーアフター写真をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダーマペンをお考えならLUNA BEAUTY CLINICへご相談
今回はセルフダーマペンについて解説しました。セルフダーマペンは、手頃な価格でクリニックに通わなくても自分の好きな時間でできるのが魅力です。実際に行う際は、本記事で紹介した注意点を参考にしてみてください。
セルフダーマペンに不安を感じた方は、専門のクリニックでの施術がおすすめです。当院でも医療機器であるダーマペン4を取り扱っております。カウンセリングではお客様1人ひとりの悩みに寄り添い、的確な対処法を提案させていただきます。ぜひ一度当院でお悩みをお話しください。ご来院お待ちしております。
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