目次
ニキビでお悩みの方の中には、アダパレンを聞いたことがあるという方も多いかと思います。アダパレンはニキビの治療に効果を期待できますが、副作用もあるため、使用時には注意が必要です。
そこで、今回はアダパレンの基本情報や副作用・使い方などを解説します。
アダパレンの基礎知識
アダパレンについて詳しく解説します。
アダパレンとは
アダパレンは、ニキビの原因となる毛穴の詰まりを改善し、ニキビの発現や重症化を防ぐ効果を期待できる医薬品です。初期段階のニキビ治療やニキビの炎症を防ぐ目的として使われることが多いです。
ニキビの主な原因は毛穴に皮脂が溜まることです。それによってアクネ菌が繁殖して毛穴が炎症を起こし、これがニキビとなって現れます。ニキビには種類があり、基本的に白ニキビから黒ニキビ、赤ニキビの順に進行します。アダパレンは特に初期段階の白ニキビや黒ニキビの改善を期待できる治療薬です。
アダパレンとディフェリンの違い
アダパレンと同様に、ニキビの治療薬としてディフェリンというものがあります。アダパレンはディフェリンのジェネリック医薬品です。この2つはニキビ治療用の外用薬の代表的な薬と言えます。また、どちらも主成分は同じなので効用や副作用には明確な違いはありません。ジェネリック医薬品ということもあり、価格は基本的にアダパレンの方が安いです。
ニキビができる原因
それでは、ニキビができる原因を3つ紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
ニキビはホルモンバランスの乱れが原因で現れる可能性があります。疲労やストレスなどによって起こるホルモンバランスの乱れは皮脂の分泌量が増えるだけではなく、ターンオーバー(肌が一定期間で生まれ変わる仕組み)の乱れにも影響します。そのため、肌に皮脂や角質が溜まりニキビができやすくなります。
外部からの刺激
ニキビは髪や寝具などによる外部からの刺激によってできる可能性があります。髪の毛が肌に触れていたり、肌に悪い素材の寝具を使っている場合は絶えず肌に刺激が加わります。そのため、ニキビができやすくなります。最近はコロナ禍なので、外出時にはマスクをつけることが多いと思いますが、中の蒸れや付け外しの際の摩擦などもニキビの原因になる場合があります。また、髪や寝具に付着した菌によってニキビができることもあるので注意が必要です。
新陳代謝の悪化
肌の新陳代謝が悪いと、角質が排出されにくくなり、毛穴に溜まることが多くなります。そして毛穴が詰まり、菌が繁殖することで後にニキビとなって現れる可能性があります。新陳代謝が悪くなる原因は様々ですが、主に栄養不足や血流の問題があるので気を付けましょう。
アダパレンの効果
アダパレンの効果について解説します。
ニキビを改善する
アダパレンは主にニキビの改善に効果を期待できます。白ニキビや黒ニキビのような炎症を起こす前のニキビにより効果を期待でき、炎症が起きた赤ニキビや黄ニキビにはあまり効果を期待できません。
毛穴の黒ずみを改善する
アダパレンは軽いピーリング作用があります。そのため、毛穴の黒ずみにも効果を期待できる場合があります。アダパレンを使用することで皮脂の分泌を正常化させるため、開き毛穴が改善する可能性はありますが、直接的な効果はありません。これらの効果は比較的小さいので、毛穴の黒ずみや開き毛穴の改善を目的とする場合にはあまりおすすめしません。
アダパレンの副作用
アダパレンの副作用について解説します。その副作用も2週間から1ヶ月程続くことが多いです。副作用が酷い場合は医師に相談して、中止なども視野に入れましょう。
肌の乾燥
アダパレンの主な副作用として肌の乾燥があります。服用時は肌が乾燥しやすくなるため、普段以上に保湿を徹底しましょう。保湿成分が配合されているミスト状の化粧水などは使いやすいのでおすすめです。外出時にも保湿用の美容液を持ち歩き、常に乾燥に気を付けましょう。
紅斑
アダパレンの副作用で、紅斑が起こる可能性があります。紅斑は毛細血管が開くことで皮膚に赤い斑ができることを言います。数週間続く可能性があるため、心配な方はクリニックに相談することをおすすめします。
かゆみ・皮むけ
副作用としてかゆみや皮むけが現れる可能性があります。このような副作用が現れたらできるだけ刺激を与えず、スキンケア商品などを活用して肌を保護しましょう。
ニキビの増加
人によっては、一時的にニキビが増えてしまう可能性があります。治っていく過程の場合もありますが、薬が肌に合っていない可能性もあるので、一度クリニックに相談することをおすすめします。
アダパレンの使い方
アダパレンは基本的に洗顔後に使用します。洗顔料を十分に流し終え、水分を拭きとったら、ニキビとその周囲に適量を塗りましょう。顔全体に塗る場合は、人差し指の第一関節の長さが目安です。手に付着して残ったアダパレンが副作用を起こす可能性があるため、必ず手を洗いましょう。
化粧水などを同時に使用する場合は、洗顔後に使用して肌を整えましょう。乳液やクリームを使用しても問題ないですが、できるだけ油分が少ないものの使用をおすすめします。
アダパレン以外のニキビの改善方法
アダパレン以外のニキビの改善方法を紹介します。
生活習慣を改善する
生活習慣の改善はニキビに効果を期待できます。栄養が豊富でバランスの良い食事はニキビのできにくい体質を作ることが期待できます。動物性脂肪や糖質の多い食べ物は皮脂を増やす恐れがあるためなるべく控えるように心がけ、肌の代謝を促す効果を持つビタミンや食物繊維などを積極的に摂取しましょう。
また、夜更かしが続くとホルモンバランスや自律神経が乱れ、ニキビができる原因になることがあります。睡眠は肌のターンオーバーを整えるために重要なので意識しましょう。また、質の良い睡眠をとるためには体温を上げてリラックスできる状態が必要だと言われています。寝る2時間前にお風呂に入り、睡眠を妨げるブルーライトを発するスマートフォンの使用はできるだけ控えましょう。
肌の保湿を徹底する
肌の乾燥はニキビができる原因の1つです。必ず、毎日丁寧に洗顔を行い、保湿ケアを欠かさず行いましょう。洗顔時は洗顔料を確実に落とす必要がありますが、ごしごしと擦るとかえって肌を傷つける可能性があるので、ぬるめのお湯で優しくすすぐことをおすすめします。
紫外線対策を行う
スキンケアの後には必ず日焼け止めを用いて紫外線対策を行いましょう。日焼け止めはたくさんの種類がありますが、中でも低刺激でニキビ肌や乾燥肌にも問題なく使えるものをおすすめします。特に「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤フリー」と書かれている日焼け止めは肌に優しいため試してみてください。また、肌に合う合わないがあるので、まずは少量からの使用で様子を見てみてください。
アダパレンについてよくある質問【Q&A】
それではアダパレンについての質問に解答していきます。
アダパレンはシミやニキビ跡に効果的?
アダパレンはシミやニキビに直接的な効果は期待できません。しかし、アダパレンの作用の一つに肌のターンオーバーの促進があります。そのため、薄いシミやニキビ跡であれば改善する可能性はありますが、あまり期待はできません。
アダパレンは市販・通販で売られている?
アダパレンは医療用医薬品であるため、市販や通販で購入することはできません。購入希望の場合は医療機関で受診しましょう。
アダパレンにステロイド剤は含まれている?
基本的に含まれていません。
アダパレンはどのくらい継続させるべきなの?
アダパレンは1年以上は継続させましょう。最初の1〜2ヶ月間は副作用が目立つ可能性がありますが、一般的には、服用し始めて2ヶ月後に効果がみられます。3ヶ月を経過しても効果を実感できない場合は使用を中断して、医師に相談しましょう。
当クリニックの3つの特徴
徹底した事前準備・アフターケア
当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。
通院しやすい立地
当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅からのアクセスが良いため通院しやすく、多くのお客様にご来院いただいています。お仕事帰りやお出かけ中の空き時間にふらっと訪れやすいのが魅力です。
丁寧なカウンセリング
当院では、従来の「お客様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」スタイルではなく、「医師(施術担当者)が、お客様のいらっしゃる個室へ行く」スタイルを採用しています。プライベート空間でじっくりと時間をかけてお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。
ニキビでお悩みならLUNA BEAUTY CLINICへご相談
今回はアダパレンについて解説しました。LUNA BEAUTY CLINICはお客様1人ひとりの悩みに寄り添い、その的確な対処法を提案させていただきます。ニキビについてお悩みの方はLUNA BEAUTY CLINICへご相談ください。