顔の脂肪吸引のダウンタイムは?早める方法や起こり得る症状を解説

2024.07.26

「顔の脂肪吸引のダウンタイムを早める方法ってあるの?」「顔の脂肪吸引に興味があるけれど、どんなリスクがあるの?」と、顔の脂肪吸引のダウンタイムについて知りたい方はいませんか?

本記事では、顔の脂肪吸引について、ダウンタイムの目安や起こり得る症状、そしてダウンタイムを早める方法を徹底解説します。

目次

顔の脂肪吸引とは?

顔の脂肪吸引とは、顔の脂肪を特殊な機器で吸引し、痩身効果が期待できる美容施術法です。吸引する部位は頬(フェイスライン)、頬骨あたり(メーラー)、アゴの3箇所が主流になります。

耳たぶのすぐ下やアゴ下(二重アゴの部分)に小さな穴をあけて、そこから特殊な機器を使用して脂肪を吸引することで、フェイスラインをシャープにし、小顔効果が期待できます。

使用される機器

顔の脂肪吸引で使用される機器は、クリニックによって「手動式」「機械式」と違いがあります。

手動式の場合、注射器型の吸引器を使用して、手動で脂肪を吸引していく施術法で、別名「シリンジ法」とも呼ばれる美容施術法です。

機械式で施術を行う場合、クリニックでよく使用される機器は「ボディジェット」「アキーセル」「ベイザーリポ」「ライポマティック」などが挙げられます。

機械名特徴デメリット
ボディジェット
  • 施術時の出血が少ない
  • 施術後の痛みが少ない
  • 脂肪吸引+水の噴射で血管や神経を傷つけない
水を使用する観点から、術後のむくみを助長する可能性も
アキーセル
  • 高周波で吸引管を前後に細かく振動させて脂肪細胞を柔らかくする
  • 脂肪組織をほぐして粒状にして吸引
  • 吸引の穴が小さいため、皮下組織のダメージを抑えることができる
吸引管が細いため、1回の施術で多くの脂肪を吸引することに不向き
ベイザーリポ
  • ベイザー波と呼ばれる超音波のエネルギーを使用
  • 脂肪細胞を液体状にして吸引する
  • 大量吸引ができる
医師の技量次第で、脂肪の取りすぎや、ムラが生じる可能性も
ライポマティック
  • 高空気圧を利用した超音波脂肪吸引
  • 皮膚周りの組織を痛めにくい
  • 1回の施術で多くの脂肪を取ることができる
細かな微調整やデザインには不向き

手動式と機械式の比較

手動式と機械式のメリットとデメリットは以下の表をご覧ください。

 メリットデメリット
手動式
  • 顔や二の腕向き
  • 比較的吸引量が少ない場合におすすめ
  • ダウンタイムが短い
  • 費用が安価
  • 吸引量が多い部分(太ももやお腹)には不向き
  • 大幅なサイズダウンは難しい
  • 施術時間が長い
機械式
  • 太ももやお腹向き
  • 吸引量が多い場合におすすめ
  • 短い施術時間で多くの脂肪を吸引できる
  • 脂肪吸引では多くて90%の皮下脂肪が除去できる機器もある
  • ダウンタイムが長い
  • 費用が高い
  • 医師の技術に左右される

以上のように、どちらにもメリットとデメリットがあるため「どの部位を脂肪吸引するのか」「ダウンタイムの長短」「価格」「リスク」などを考えて、自分に合っている施術を選びましょう。

顔の脂肪吸引のメリット

顔の脂肪吸引のメリットは「1回の施術で効果が期待できること」と「効果が長時間持続すること」です。リバウンドの心配が少ないため、目に見える効果を実感したいという方におすすめします。

顔の脂肪吸引のデメリット

顔の脂肪吸引のデメリットは「ダウンタイムが長めであること」「脂肪が少ない方が施術を受けると、頬がこける場合もあること」「人によってはあまり効果が期待できない場合もあること」です。

顔の脂肪吸引は施術自体は約30分程度で終了するクリニックが多いものの、最低3週間前後はむくみや施術部位の腫れを感じることもあります。

加えて、元々脂肪が少ない方が脂肪を取ってしまうことで、頬がこけてしまう可能性や、取れる脂肪が少ないために、施術を受けても施術効果が期待できないこともあります。

顔の脂肪吸引のダウンタイム目安

顔の脂肪吸引に関するダウンタイムの目安は、クリニックによって差はありますが、関節が動かしにくくなる拘縮(こうしゅく)状態という症状の回復を含めると、おおよそ3〜6カ月とされています。

しかし、実際は手術翌日から通常通り家事や仕事に復帰する方も多いため、早い方だと術後1週間程度で通常の生活に戻れると考えて良いでしょう。

ただし、3〜6カ月の期間が過ぎるまでは、施術した部分が完全に回復しているわけではないため、大きな負担をかけないように注意して過ごす必要があります。

術後直後から6か月後までの経過を解説していきます。

施術直後・翌日~4日

施術直後から顔に腫れや痛みを感じますが、長くても4日程度でこの症状は落ち着くケースが多いです。

クリニックによって、術後の腫れを少なくする方法を取り入れているところもあるため、翌日には顔がスッキリしているように見えることもあります。

施術後4日~1週間

この頃には、腫れは落ち着いてきて、内出血・むくみがピークを迎えます。

基本的に内出血・むくみは施術翌日から少しずつ出始めて、長くて1週間程度でピークを迎え、そこから2週間ほどかけて少しずつ落ち着いていくと考えておきましょう。

施術後3週間~1カ月

施術から3週間〜1カ月程経過すると、拘縮状態が現れるようになります。
拘縮状態とは脂肪吸引した部分の皮膚が硬くなったり、ボコボコしたりする状態のことです。

この頃には拘縮状態以外の症状は落ち着いていて、かなり顔がスラっとした印象を感じます。
拘縮状態が始まったら、無理のない程度に硬くなった部分を優しくマッサージしたりつまんだりしてみてください。

施術後3カ月~6カ月

拘縮状態がまだ残っていると感じる場合は、引き続きマッサージしたりつまんだりして顔をほぐしていきます。そしてある程度拘縮状態の症状も落ち着いたら、ダウンタイムは終わりです。

顔の脂肪吸引のダウンタイムで起こり得る症状

症状①:腫れ

腫れは施術直後〜4日程度起こります。
基本的に日数が経過すれば徐々に落ち着く症状ですが、どうしても腫れが気になる場合は「氷のうや保冷剤をタオルに包んで患部を冷やす」「枕を高めにして寝る」などの対策を行ってみてください。

症状②:内出血

内出血は施術翌日〜2週間程度起こります。
顔は目立ちやすい部分であるため、内出血はどうしても気になってしまいますが、過度な刺激はせずに様子を見ましょう。2週間よりも長く続いた場合は、一度クリニックに相談してみてください。

症状③:痛み

痛みを強く感じるのは施術2〜3日程度です。
施術後すぐは筋肉痛のような痛みを感じ、麻酔が切れると徐々にしびれのようなピリピリとした痛みに変わっていきます。

どのクリニックでも、痛み止めを処方してもらうことができるため、痛み止めを使えば耐えられないような強い痛みを感じることはないでしょう。

どうしても痛みが不安という方は、施術を担当するクリニックで事前に施術に関する痛みや、施術後の痛み止めについて質問しておくことをおすすめします。

症状④:拘縮

拘縮は施術から3週間〜1カ月程度の時期に起こります。
施術部位の皮膚が硬くなったりボコボコしたりするもので、特に痛みはないです。

施術部位を優しくマッサージしたりつまんだりしてほぐしてあげたりすることで、回復を早める効果が期待できます。

症状⑤:むくみ

むくみは施術翌日から少しずつ出始めて、1週間程度でピークを迎え、そこから2週間ほどかけて少しずつ落ち着いていきます。

むくみの対策として、フェイスバンドでしっかり施術部位を抑えたり、美容医療機器を使用したりして血流を改善させると良いでしょう。

顔の脂肪吸引のダウンタイムを早める方法

フェイスバンドで圧迫

脂肪吸引で圧迫が必要なのは基本的に当日のみとされています。翌日以降は包帯やフェイスバンドを外すことが可能です。

しかし、そのまま何もせずに顔を放置してしまうと上記でも解説した通り、ダウンタイムを長引かせる原因に繋がります。

そのため、ダウンタイムを早めるためには、家にいる時や就寝時など、できる範囲で約1週間〜人によっては1カ月ほど持続してフェイスバンドで顔を固定してください。

これにより、ダウンタイムを長引かせず、むくみの早期回復効果が期待できます。

顔のマッサージ

顔のマッサージは、フェイスバンドと同様にダウンタイムを早める方法です。
皮膚が硬くなった部分をほぐすことで、拘縮の回復を早める効果が期待できます。

また、ストレッチをして血流を促進することで、むくみや内出血の緩和にも役立つため、どちらも積極的に取り入れてみてください。

塩分の高い食事や飲酒を控える

塩分の高い食事や飲酒は、脂肪吸引を行っていなくてもむくみに繋がりやすいです。
脂肪吸引後は水分代謝が落ちているため、普段よりもむくみに直結しやすくなります。塩分の高い食事や飲酒は極力控えましょう。

顔の脂肪吸引についてのよくある質問【Q&A】

頬がこけるってどんな状態?

過剰に痩せたように見えたり、疲れているように思われたり、健康的には見えない状態のことです。原因としては、取る必要がない脂肪を余分に吸引してしまったことや、深い部分にある脂肪の取りすぎが挙げられます。

このような失敗を防ぐためには、信頼あるクリニックを選び、綿密なカウンセリングを行うことが大切です。

痛みが強いときはどうしたら良い?

顔の脂肪吸引はそこまで強い痛みを感じることはほぼありませんが、どうしても痛みが強いという場合は、クリニックから事前に処方された痛み止めを飲んだり、改めてクリニックに相談して痛み止めを処方してもらったりするようにしましょう。

また腫れが強くて痛みを感じる場合は、患部を冷やす方法もおすすめです。このとき、直接氷を痛みを感じる部位に当てるのではなく、氷のうや保冷剤などをタオルに包んで優しく冷やしてあげてください。

顔の脂肪吸引って周囲にバレますか?

腫れが出ている時期に誰かと会ったり、外出したりする場合、どうしても周囲には分かってしまう可能性が高くなります。しかし、大半の人は「顔の脂肪吸引をしたから腫れている」と直感的には思わないことの方が多いでしょう。

また、顔の脂肪吸引は、耳の後ろなど見えない部分に穴をあけて脂肪を吸引するため、傷跡については髪の毛などで隠すこともできます。

バッカルファットっておすすめ?

バッカルファットは、頬の中央の深い部分にある脂肪のことです。口をすぼめたときに口内にあたる脂肪を示します。バッカルファットの除去は、小顔効果が期待できることや、将来的なたるみ予防に効果が期待できる美容施術です。

そのため、ダイエットをしても頬のふくらみやたるみが取れないという方におすすめですが、元々顔が細い方は目に見える効果が期待できるとは限りません。

当院の特徴

本記事を監修している当院では「顔の脂肪吸引」「バッカルファット除去」の2つの施術を行っています。(※表参道サロンでのみ取り扱っています。)

施術概要

治療時間

30分程度

シャワー・洗髪・入浴・洗顔

当日より可能

リスクや副作用

  • 痛み
  • 内出血
  • 腫れ
  • むくみなど

禁忌

ヴェルベットスキンが受けられない方

  • 顔の脂肪が少ない方
  • 顔のたるみが大きい方
  • エラが原因で顔が大きく見える方

その他、詳細は当院へご相談ください。

顔の脂肪吸引ならLUNA BEAUTY CLINICへ

本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。

顔の脂肪吸引に興味がある方や、小顔になりたいとお考えの方は、気軽に当院へご相談ください。

カウンセリング予約はこちら

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