最近SNSで話題になっているオロナインパックですが、本当に効果はあるのでしょうか?
今回は、後悔しないオロナインパックのやり方や注意点などを解説します。毛穴の黒ずみや角栓に対しての効果的な対処法も紹介していますのでぜひご覧ください。
目次
オロナインパックとは?
オロナインパックとは、オロナイン軟膏と毛穴のパックを使用して毛穴のつまりや黒ずみを取り除くパック方法のことです。
オロナインはあかぎれやニキビ、しもやけに効果が期待できる皮膚用抗菌軟膏です。SNSやネット記事では、オロナインをパックのように顔に塗ることで黒ずみのケアができると言われています。
オロナインに含まれる成分
オロナインには殺菌作用がある「クロルヘキシジングルコン酸塩液」や、ピーリングや保湿剤に使用される「マクロゴール」「ワセリン」「オリブ油(オリーブオイル)」が配合されています。
オロナインパックをやってもいい人・よくない人
オロナインパックをやってもいい人は「外部からの刺激に強い肌質の人」と「毛穴の黒ずみにニキビがある人」です。
オロナインは強い洗浄作用を持っています。そのため、肌に負担をかけても肌荒れをしにくい人におすすめです。
また、毛穴が詰まっている部分にニキビがある状態はアクネ菌が繁殖しやすい環境が原因であることが多いです。その場合はオロナインの殺菌作用によって改善が期待できるケースもあります。
オロナインパックを控えるべき人は「乾燥肌の人」と「アトピー性皮膚炎の人」です。オロナインパックは、肌にダメージを与える行為です。場合によっては肌がかぶれてしまう可能性もあるので控えましょう。
オロナインパックの適切なやり方
①洗顔料で肌の汚れを落とす
オロナイン塗る前は、いつものように洗顔料で肌の汚れを落とします。
このとき、肌をゴシゴシとこすって刺激を与えると、メラニン色素を生成させたり、傷を作ってバイ菌が入りやすくなったりするので、しっかりと洗顔料を泡立てるようにしてください。
②鼻にオロナインをたっぷり塗り10分放置する
洗顔が終わったら、オロナインを鼻が白くなるくらい、たっぷり塗ってそのまま10分間放置します。
人によっては2~3分後に肌にヒリヒリとした痛みを感じることがあります。
これはオロナインが浸透している反応ですが、無理にそのまま放置していると肌トラブルに繋がるため、痛いと感じたらすぐに洗い流してください。
③オロナインをきれいに洗い落す
放置した後、ぬるま湯でオロナインを綺麗に洗い流します。
このときも洗顔と同様、肌をゴシゴシしないように、優しく洗い流してください。
④毛穴パックをする
オロナインを綺麗に洗い流し終わったら、次は毛穴パックをします。毛穴パックを貼る前は、剥がすときの痛みを抑えるために、たっぷりと鼻を水で濡らしてから貼りましょう。
⑤毛穴パックを剥がしたら保湿する
毛穴パック後の肌は乾燥しやすくなっています。そのため毛穴パックを剥がしたら、必ず保湿を行ってください。
保湿を忘れると更なる肌トラブルを引き起こす可能性があります。
肌荒れリスクを抑える「水溶きオロナインパック」とは?
肌荒れが起きやすくなっているときでも使える「水溶きオロナインパック」というものがあります。用意するものはオロナインと化粧水です。使用方法は以下を参考にしてみてください。
【使用方法】
- オロナインを適量すくいとって手のひらにのせる
- 化粧水を3滴ほど垂らして手のひらの上で混ぜ合わせる
- 毛穴の気になる部分に優しく塗っていく
化粧水の量が多いと肌に馴染みにくくなってしまいます。乳液のようなテクスチャにするのがポイントです。水溶きオロナインパックは肌に優しいとはいえ、少なからず負担をかけているので週に1回くらいのペースで行いましょう。
オロナインパックの効果を高めるポイント
①蒸しタオルを優しく顔にのせる
洗顔をした際、毛穴が開いていないと感じたら、蒸しタオルを顔にのせて約1分待つことで毛穴が開きやすくなり、オロナインパックの効果を高めることが期待できます。
蒸しタオルは水で濡らしたタオルをロール状に巻いた状態でレンジに入れ、40~50秒程加熱すれば簡単に作れます。
②お風呂でパックをする
蒸しタオルを作るのは面倒という方は、入浴時の毛穴が開いている状態のときに、オロナインパックを取り入れても良いでしょう。
入浴後は、毛穴を引き締めるために軽く鼻を冷やしたり、保湿をして潤い成分を閉じ込めたりして、更なる肌トラブルを引き起こさないように気を付けてください。
オロナインパックのメリット
強力な洗浄力で毛穴汚れを改善する
オロナインは強力な洗浄作用を持っているため、手強い毛穴汚れにも対処できます。毛穴汚れに効果がある他のスキンケア用品と併用することでより効果が期待できるでしょう。
ニキビを改善する
オロナインは殺菌作用を持っており、ニキビの原因であるアクネ菌にアプローチが可能です。オロナインを塗ることで炎症を抑え、改善を早める効果が期待できます。
オロナインパックのデメリット
毛穴を広げる
上記で述べたオロナインの洗浄作用により、必要な皮脂や角質も洗い流してしまうことがあります。そうすると肌を守るために多くの角質を生成し、それが毛穴につまって、より毛穴が広がってしまうという悪循環が起きます。実際に毛穴が広がったままになってしまった人もいます。
今よりも肌の状態が悪くなってしまうリスクがある点はデメリットです。
長期的な効果は得られない
オロナインパックは一度で目に見える効果が期待できることから、止められない人も多いです。しかしSNS等の口コミでは、一時的に改善がみられても、再び毛穴が詰まってしまうケースがたびたび見受けられます。毛穴汚れを根本的に改善したい人にはおすすめできません。
オロナインパックの注意点
オロナイン本来の使い方ではない
オロナインは、本来毛穴の悩みを改善するものではありません。
そのため、配合されている成分は安全なものでも、人によって肌荒れなどのトラブルを引き起こす可能性はあるため、安易に行わないように気を付けてください。
長時間行うと肌に大きなダメージを与える
オロナインは抗菌力・殺菌力がとても高い軟膏です。
そのため、高い効果を期待したいからと言って、長時間オロナインパックを行うと赤み、ヒリヒリとした痛みなど肌にダメージを与えてしまう可能性があります。
効果が目に見えなくても1回10分程度を守るようにしてください。
オロナインパック後の保湿は念入りに行う
オロナインパックは肌にダメージを与える行為です。行った後は、そのまま放置せず、保湿を念入りに行いましょう。
やりすぎると肌荒れのリスクが高くなる
オロナインパックを頻繁に行うと肌荒れのリスクが高くなります。1回のオロナインパックで効果が期待できなかったとしても、頻繁に行うのはやめて、毛穴専用のケアや美容施術での改善がおすすめです。
オロナインパックに関するよくある質問【Q&A】
オロナインパックで後悔した人はいますか?
ここまでで解説した通り、オロナインパックはオロナイン本来の使い方ではないため、間違った使い方をすると「毛穴が広がる」「黒ずみが悪化する」「ニキビが増える」などの肌トラブルに繋がる可能性もあります。
ピーリングとオロナインパック、どっちが良いですか?
オロナインパックは、本来の正しいパック方法ではありません。毛穴の黒ずみや、肌に関する悩みを改善したい場合はピーリングがおすすめです。
オロナインパックに副作用はありますか?
オロナインは、まれに「皮膚のかゆみ」「じんましん」「声のかすれ」などアナフィラキシーショックに該当する症状が起こる可能性があります。その他にも息苦しさや動悸を感じたら使用をすぐに中止してください。
当院の特徴
本記事を監修しているLUNA BEAUTY CLINICでは、毛穴の黒ずみに関して「サリチル酸マクロゴールピーリング」や「ピコレーザー」「ダーマペン4」「ハイドラフェイシャル」など、幅広い施術をご用意しております。
こんな方におすすめ
- 毛穴の黒ずみが気になる
- 肌がくすんで見える
- ニキビやニキビ跡が気になる
- 肌質改善がしたい
リスクや副作用
- 赤み
- 内出血
- むくみ
- 乾燥
- 肝斑 など
毛穴やニキビにお悩みの方はLUNA BEAUTY CLINICへ
本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。
オロナインパックについてもっと詳しく知りたい方や、プロの手で毛穴の黒ずみや肌トラブルを改善したい方は、ぜひ当院の美容施術で改善してみませんか?まずはお気軽に当院へご相談ください。
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