ピコレーザーは失敗する?失敗事例や後悔しないためのポイントを解説
2024.08.01
ピコレーザーは肌のシミを薄くしたり、ニキビ跡や肌質の改善を期待できたりする施術です。しかし、ピコレーザーには副作用やリスクがあり、施術後の注意点を守らないと期待した効果を実感できず、色素沈着などのトラブルにつながります。
この記事ではピコレーザーで失敗した方の事例を通して、注意するポイントを紹介しています。施術を受けてみたいけれど失敗が怖いという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ピコレーザーで起こる失敗・トラブル事例
失敗事例①色素沈着が起こった
施術後に紫外線対策を怠ったり、かさぶたを無理に剥がしたりすると色素沈着が起きやすくなります。
色素沈着は施術後のアフターケア次第でリスクを軽減できる症状です。メラニンの生成を抑制する効果を期待できるハイドロキノンやビタミンC、トラネキサム酸が配合された化粧品や内服薬を使用することで色素沈着の予防に期待できます。
失敗事例②シミが濃くなった
施術後、照射した箇所のシミが消えずに茶色っぽく濃くなった場合は、レーザー照射のダメージによって新しくシミができてしまった可能性があります。
さらに、ピコレーザーのうち、ピコフラクショナルやピコスポットは肌への刺激が強いため、肝斑が悪化する可能性もあります。これらは、レーザーの影響によるシミや肝斑の悪化はメラニンの過剰な生成がされることと、そのメラニンがターンオーバーによって排出されないことが原因です。
肝斑の悪化や色素沈着が不安な場合は、クリニックで処方してもらえる内服薬や塗り薬を使用することで悪化を予防できる可能性があります。気になる方はカウンセリングや診察時に医師に相談してみてください。
失敗事例③肌質改善の効果がなかった
ピコレーザーの施術は、1回では肌質改善の効果を実感しにくいです。
ピコレーザーにはピコトーニング、ピコフラクショナル、ピコスポットの3種類があり、肌質改善を望む方には、ピコトーニングがおすすめです。しかしピコトーニングは低出力で行うため、3回程度の施術が有効といわれています。
また繰り返し施術する場合は間隔を詰めすぎず、空けすぎないことが重要です。適切な間隔についてはレーザーの種類や肌の状態によっても異なるため、診察やカウンセリングで医師に確認してください。
失敗事例④腫れや赤みが続く
ピコレーザー後の肌では炎症が起きており、色素沈着や新しいシミができやすい状態になっています。そのため肌に起こっている炎症を早く落ち着かせることが重要です。
しかし施術直後に激しい運動や入浴、アルコールの摂取など血行を促進する行為をしてしまうと、赤みや腫れが長引くこともあります。そのため、施術後は肌への負担や刺激になることを控えて安静に過ごしましょう。
失敗事例⑤点状出血した
ピコレーザーは、まれに施術直後から数日の間に点状出血が起こる可能性があります。特に皮膚が薄い方や毛細血管が弱い方が起こりやすい症状です。
施術の際、医師は肌の悩みやタイプに合わせてレーザーの照射の強さを調整します。しかし、経験の少ない医師による強すぎるレーザー照射で、点状出血の症状が出てしまう場合も考えられます。
一般的に、点状出血が出ても1週間程度で治まるとされていますが、症状が強く出ていたり、なかなか治まらない場合はクリニックに相談しましょう。
ピコレーザーで失敗・トラブルが起こる原因
ピコレーザー後にトラブルが起こる原因はさまざまですが、大きく分けるとクリニックが原因の場合と施術後のアフターケアが原因の場合があります。
ピコレーザーで失敗しないための重要なポイントになるので参考にしてみてください。
クリニック側の原因
シミ取りレーザーにはいくつか種類があり、シミの種類によっては効果が期待できないものもあります。そのため診察をする担当医師はシミのタイプを見極め、効果的なレーザーを選択できる知識やスキルが必須です。
さらに、副作用を抑えつつ効果を出すためには、皮膚の薄さやシミによってレーザーの照射強度や照射時間、施術間隔などを判断できる経験値も必要になります。そのため、担当医師の知識や経験値、スキルが未熟だと副作用が強く出てしまったり、効果を実感しにくくなったりする可能性があるのです。
施術後のケアを怠った
施術直後の肌はダメージを受けた状態で、紫外線や摩擦、乾燥などの外的刺激に弱く、とてもデリケートです。そのため、施術前後の紫外線対策や肌の保湿などのケアが重要になります。また、施術後は激しい運動や入浴など、過度に血行を促進するような行動を控え、安静にしておくことも重要です。
施術後のケアを怠って注意事項を守らないと炎症が長引き、色素沈着につながりますし、期待した効果を得られません。施術の効果を引き出すためにも、施術後のケアや注意事項を守るようにしましょう。
【失敗ではない】ピコレーザーのダウンタイム
ダウンタイム中に起きる症状は肌が回復に向かっている証拠であり、失敗ではありません。長くても1~2週間だといわれていますが、もし症状が強く出ていたり長引く場合は、悩まずにクリニックに相談しましょう。
ダウンタイムの症状 | ダウンタイムの期間や特徴 |
痛み(ヒリヒリする感じ) | 施術時~数日 |
赤み | 約1~2週間 |
かさぶた | 約1~2週間で自然に剥がれる |
ピコレーザーで失敗・後悔しないためには
ピコレーザーで失敗しないためのコツは大きく4つあります。
カウンセラーに肌の状態を正確に伝える
医師の言葉を遵守する
ダウンタイムの過ごし方・アフターケアに気を付ける
信頼できるクリニックを選ぶ
上記の4つを押さえておくことが、失敗や後悔しないためのポイントです。
詳しく紹介しますので参考にしてみてください。
カウンセラーに肌の状態を正確に伝える
カウンセラーに診察前に肌の状態を正確に伝えることで、その後の診察がスムーズに進み、医師も適切なレーザーマシンの選択や、施術の提案をしやすくなります。
診察時間の短縮や、より悩みにあった提案をしてもらうため、カウンセラーには自分の肌の状態や悩みをしっかり伝えるようにしましょう。
医師の言葉を遵守する
医師から説明のあった注意点を守らなければ、思わぬトラブルにつながることがあります。
またほとんどのクリニックでは注意点の遵守が保証制度を受ける条件になっています。注意点を守らなかったことで起こってしまったトラブルは保証の対象外になることがありますので気を付けましょう。
トラブルを防ぎ、後悔しないためにも、医師からの注意事項はしっかり守りましょう。
ダウンタイムの過ごし方・アフターケアに気を付ける
施術直後から約1~2週間は肌はとてもデリケートな状態です。この時期は、紫外線対策や保湿ケアなどのスキンケアを欠かさずに行うことや、激しい運動や飲酒などを控えることが重要です。
アフターケアをきちんとすることで肌の炎症を落ち着かせ、施術後の肌の仕上がりも良くなり、期待した効果を実感しやすくなります。施術後のダウンタイムは安静に過ごし、アフターケアをしっかりするようにしましょう。
信頼できるクリニックを選ぶ
自分の肌悩みにあった適切な施術を受けて満足のいく肌を手に入れるために、信頼できるクリニックを選びましょう。カウンセリング時に自分の肌悩みや希望をきちんと聞いてくれるかどうかも重要です。
施術によるメリットだけでなく副作用やリスク、注意点などマイナスな面もしっかりと説明してくれるクリニックは信頼できると言っても良いでしょう。
当院の特徴
当院では、「ピコトーニング」「ピコスポット」「ピコフラクショナル」の3つのピコレーザー治療を行っています。
ピコレーザーならLUNA BEAUTY CLINICへ
本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。
本記事以外にも、ピコレーザーの3つのモードに関するコラムを公開しておりますので、ピコレーザーについて、もっと知りたいという方は、ぜひ当院公式サイトをご覧ください。
カウンセリング予約はこちら
【関連記事】
⇒ピコトーニングは肝斑やシミに有効?得られる3つの効果とよくあるQ&Aを現役医師が徹底解説
⇒ピコレーザーは効果がある?期待できる7つの効果とよくあるQ&Aを徹底解説