「ニキビ跡のシミが気になる……」「ニキビ跡の色素沈着を自力で治す方法はないの?」とお悩みの方はいませんか?
本記事では、ニキビ跡のシミを改善する具体的な方法や、ニキビ跡のシミを予防する方法を解説します。ニキビ跡のシミでお困りの方はぜひ参考にしてください。
目次
ニキビ跡のシミ(色素沈着)ができる2つの原因
ニキビ跡のシミには、以下の2種類があります。
- 赤黒色(せっこくしょく)のニキビ跡の色素沈着
- 茶色いニキビ跡の色素沈着
ニキビ跡の種類によって、見た目や色だけでなく、できる原因も異なります。
原因①:赤黒色のニキビ跡の色素沈着
まず挙げられるのは、赤黒いニキビ跡の色素沈着です。
赤黒いニキビ跡は、ニキビの炎症が落ち着いた後にも、赤い跡が残っている状態。「ニキビは治ったけれど、赤みが取れない……」という場合はこのタイプの色素沈着が考えられます。
ニキビの炎症が強かった場合、肌が強いダメージを受けて、このような赤黒い跡が残ることがあります。
原因②:茶色いニキビ跡の色素沈着
2つ目が、茶色いニキビ跡の色素沈着です。
茶色なのでシミのように見えることもあります。また、茶色いニキビ跡の色素沈着には、メラニンという物質が関係しており、ニキビの炎症がひどい場合、肌を守るためのメラニンが過剰に生成されることがあります。
茶色いニキビ跡は、生成されすぎたメラニン色素が肌に残った結果できることが多いです。
ニキビ跡のシミ(色素沈着)はターンオーバーを整えることが改善のポイント【自宅でセルフケア】
ニキビ跡のシミは、ターンオーバーを整えることが改善のポイントです。自宅でできるセルフケアでもニキビ跡のシミの改善が期待できますので、今から紹介するケアを実践してみてください。
以下の5つに気を付けることで、ニキビ跡のシミ改善に効果が期待できます。
・美白化粧品を使う
・市販の薬やクリームを使う
・ピーリングジェルを使う
・適度な運動・十分な睡眠を心がける
・食事の栄養バランスに気を付ける
美白化粧品を使う
ニキビ跡のケアには美白化粧品が効果的です。
美白化粧品とは、メラニンの生成を抑制し、シミやそばかすを予防する効果が期待できる化粧品のことです。
赤黒い色のニキビ跡と、茶色いニキビ跡で使うべき美白化粧品が異なります。ニキビ跡の種類に合った成分が配合されている美白化粧品を使うことが重要です。
炎症が原因の赤黒色のニキビ跡の場合、抗炎症成分の配合を意識しましょう。
化粧品に含まれている抗炎症成分には、以下の成分があります。
●抗炎症成分…グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、レチノイド
過剰なメラニン色素生成が原因である茶色いニキビ跡を改善するには、メラニンを抑制することが大切です。メラニンを抑制するためには、以下の美白成分が配合されている化粧品を選ぶことをおすすめします。
●美白成分…ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、ハイドロキノン、アルブチン、レチノイドなど
紹介した配合成分が含まれているかは、美白化粧品のパッケージを確認してみましょう。
市販の薬やクリームを使う
市販の薬やクリームを使うことでも、ニキビ跡のセルフケアが可能です。
市販の商品でも、ニキビ跡の原因であるメラニンの生成を抑えるものや、赤みを防ぐ効果が期待できるものがあります。
薬やクリームは、美白化粧水を使う前に肌に塗ることで効果が期待できます。
ピーリングジェルを使う
ピーリングジェルを使うことも、自宅でできるニキビ跡のケア方法の一つです。
ピーリングによって、肌のターンオーバーを早めることができるため、ニキビ跡のシミの原因でもある色素沈着の改善が期待できます。
また、ピーリングをおこなう頻度は週に2~3回が理想です。頻度が多すぎると肌を傷つけてしまい、肌トラブルの原因にもなります。
高い効果を実感したい方にはジェルタイプがおすすめです。洗顔後にジェルを肌に馴染ませると角質が落ちてきます。ピーリングをおこなった後は、洗い流して十分に保湿してください。
適度な運動・十分な睡眠
適度な運動や十分な睡眠も肌のターンオーバーを促すことができるため、ニキビ跡のケアには重要です。
適度な運動としては、20〜30分程度の軽い有酸素運動がおすすめです。
そのほかにも散歩やヨガ、筋トレなど自分の好きな運動を取り入れてみてください。
睡眠時間も大切です。睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が少なくなるため、肌のターンオーバーサイクルが乱れてしまいます。
22時~2時は肌のターンオーバーが活発におこなわれるゴールデンタイムです。夜22時にはベッドに入り、1日7時間は眠るようにしましょう。
栄養バランスに気を付ける
ニキビ跡をケアする際には、食事の栄養バランスにも気を付けてください。
ニキビ跡の改善には、ビタミンB6・B2、ビタミンCの十分な摂取が重要です。
ビタミンB6・B2は皮脂の過剰な分泌を抑える働きがあります。また、皮膚や髪の再生に役立つ栄養素でもあります。
ビタミンB6・B2が多く含まれる食材は以下の通りです。
- ビタミンB6…赤身の魚、ヒレ肉、ささみ、バナナ、サツマイモ、玄米
- ビタミンB2…さわら、ぶり、牛乳、ホウレンソウ
以下に含まれるビタミンCは、炎症を抑えてくれる働きや、シミを薄くする働きがあります。
- ビタミンC…緑黄色野菜、レモン、キウイ
上記の食材を意識して摂りつつ、バランスの良い食事を心がけましょう。
ニキビ跡のシミ(色素沈着)が消えるまでにかかる期間は?
ニキビ跡のシミが消えるまでにどのくらいの期間が必要なのか気になる方も多いと思います。
ニキビ跡のシミは種類によって消えるまでの期間が異なります。
赤黒色のニキビ跡は、2ヶ月ほどで自然に回復することが多いです。とはいえ、場合によっては6ヶ月〜1年程度かかることもあるので注意が必要です。
一般的に、茶色いニキビ跡は、赤黒色のニキビ跡よりも消えるのに時間がかかるため、半年から数年かかってしまうことが多いようです。
今すぐニキビ跡のシミ(色素沈着)を消したいならメイクで応急処置を
普段の生活を見直すことで、ニキビ跡を薄くしていくことは可能ですが、完全に消えるまでには時間が必要です。
「今すぐニキビ跡を消したい」という場合は、メイクで応急処置をすることができます。
赤黒いニキビ跡には、グリーン系のコンシーラーが効果的です。赤の補色であるグリーンを塗布することで赤いニキビ跡を目立たなくさせることができます。
茶色いニキビ跡には、ピンクかベージュ系のコンシーラーを使用してください。
はじめにニキビ跡が気になる部分に、コンシーラーを指で軽く馴染ませるようにして塗布してから、ファンデーションを顔全体に塗りましょう。
ニキビ跡のシミ(色素沈着)の予防対策
ニキビ跡のシミは予防することも大切です。ここではニキビ跡のシミを予防するための対策を5つ紹介します。
予防対策①:紫外線対策
紫外線対策をおこなうことは、ニキビ跡のシミ予防に効果的です。
紫外線のダメージを受けると、ニキビ跡がよりひどく残る場合があります。ニキビ跡がメラニン色素を吸収してしまい、シミが濃くなる可能性があるからです。
ニキビ跡を残さないためにも、日頃から日傘や日焼け止めで紫外線対策を心がけましょう。
予防対策②:洗顔や保湿を徹底する
ニキビ跡の予防として、洗顔や保湿を徹底することを心がけましょう。
洗顔をすることで、角質や毛穴の汚れを落とし、肌を清潔な状態にすることができます。特にニキビができやすいという方は、肌に優しい洗顔料がおすすめです。
また、洗顔後は入念に保湿をおこないましょう。乾燥は肌のバリア機能を低下させ、ニキビの悪化につながります。ニキビの炎症がひどくなるほど、ニキビ跡が残りやすくなるので、肌の保湿はとても重要です。
予防対策③:ニキビを潰さない・触らない
ニキビを潰したり触ったりすると、ニキビ跡が残ってしまう可能性が高くなります。
ニキビを潰すと膿が広がるため、炎症がひどくなりクレーターのような跡ができる場合があります。
また、ニキビを触ることで手に付着していた細菌がニキビについてしまい、さらに感染が起きてしまうことも考えられます。
ニキビを潰したり触ったりするのは、さらに悪化させてしまう原因になるので、避けるようにしましょう。
予防対策④:積極的にビタミンを摂取する
積極的にビタミンを摂取することも、ニキビ跡のシミ予防に効果的です。
ビタミンはニキビ予防に大事な代謝をスムーズにする働きがあります。
ビタミンは体内だけでは必要量を生成することができないため、ビタミンが豊富な食材を意識的に摂取しましょう。
ビタミンが豊富な食べ物は以下になります。
- ビタミンA…ウナギ、レバー、緑黄色野菜、卵、乳製品、牛乳
- ビタミンB1…豚肉、チーズ、牛乳、大豆、玄米、緑黄色野菜
- ビタミンB2…レバー、肉、魚、卵、緑黄色野菜
- ビタミンB6…レバー、肉、魚、大豆
- ビタミンC…野菜、果物
- ビタミンD…バター、魚、キノコ類
- ビタミンE…アーモンド、落花生、ウナギ、緑黄色野菜
日頃の食事にビタミンが豊富な食べ物を取り入れられるよう、意識してみましょう。
予防対策⑤:低刺激のスキンケア用品を使う
スキンケア用品は、低刺激性のものを使いましょう。
ニキビができやすい方は、敏感肌であることが多いです。
肌への刺激が強いスキンケア用品を使うと炎症がひどくなりやすく、ニキビ跡が残る可能性も高まります。
肌に優しいアルコールフリーやオイルフリーなどのスキンケア用品を選びましょう。
当クリニックの2つの特徴
それでは、当院LUNA BEAUTY CLINICの3つの特徴をご紹介します。
徹底した事前準備・アフターケア
当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。
通院しやすい立地
当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅からのアクセスが良く通院のしやすさも魅力です。お買い物帰りに気軽に立ち寄れる点も好評を頂いております。
丁寧なカウンセリング
当院では、従来の「お客様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」スタイルではなく、「医師(施術担当者)が、お客様のいらっしゃる個室へ行く」スタイルを採用しています。プライベート空間でじっくりと時間をかけてお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。
ニキビ跡のシミ(色素沈着)を消してきれいな肌を取り戻そう
本記事では、ニキビ跡のシミができる原因や消し方、予防対策について解説しました。
セルフケアでもニキビ跡の対処はできますが、「早く治したい」「効果的な方法でニキビ跡を治したい」という方には、美容皮膚科の受診がおすすめです。
当院では丁寧なカウンセリングに力を入れています。「ワンランク上の美」を目標に、一人ひとりの悩みを時間をかけてヒアリングし、ベテランの医師や看護師が症状に合わせて適切な施術を行います。完全個室でのカウンセリングや施術のため、プライバシーもしっかり守られます。最新の機器を導入し、お悩みに合わせた幅広い施術メニューを提供していますので、お気軽にご相談ください。
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