背中のシミを取る方法|原因や予防策を現役医師が解説

2024.07.29

「背中にシミができてしまって気になる」「背中のシミを改善したい」という人は少なくないと思います。背中のシミは、レーザー治療や専用の塗り薬を使うことで改善が見込めます。
この記事では、背中のシミの種類や予防方法だけでなく、シミを取るための治療方法についても解説します。

目次

背中のシミを取るための治療方法

「セルフケアではなかなか良くならない」「すぐにシミをきれいにしたい」と考えている人は、クリニックでの治療がおすすめです。

すべて同じように見えるシミにも様々な種類があり、改善する方法はそれぞれ異なります。なかには一般的なケアでは逆効果になってしまうシミもあります。自分の背中のシミがどの種類なのか知るためにも、専門家に診てもらうことが大切です。

レーザー治療

シミ治療といえば代表的なのが、レーザーを用いた方法です。シミの部分にレーザーを照射し、原因となるメラニンを破壊します。照射後はシミの部分がかさぶたになり、剥がれ落ちることで徐々に薄くなっていきます。ダウンタイムは個人差があり、ほとんどない人もいれば赤みやヒリつきが2週間程度続く人もいます。

美白塗り薬

クリニックで処方されるハイドロキノンというクリーム状の外用薬もシミへの効果が期待できます。ハイドロキノンは美白効果のほか、紫外線によるダメージから皮膚を守る働きがあると言われています。塗り薬は、施術を受ける必要がなく自宅でケアできるため手軽で人気があります。ハイドロキノンは人によっては赤みや皮むけ、ヒリつきなどが起こる場合がありますが、たいていは2週間程度で症状が落ち着いていきます。

背中のシミの原因

紫外線

紫外線を浴びることでメラニンが過剰に生成され、シミとして表面に現れる原因になります。UV加工が施されていない白いTシャツなどは紫外線が通過してしまうため、知らず知らずのうちに日焼けをしている場合があります。特に日光に当たると赤くなりやすい肌タイプの人は、背中にシミができやすいと言われています。

皮膚の炎症

背中は自分からは見えないだけでなく、汗をかいたり皮脂が多く出たりと、清潔に保ちづらい部位です。そのため毛穴が詰まりやすく、ニキビやあせもなどの炎症が起こりがちです。気付かず炎症を放置してしまうと、色素沈着が起こってシミの原因になってしまいます。ニキビや虫さされ、あせもといった炎症には、ひどくならないよう迅速に対処することが大切です。

加齢

加齢によって肌のターンオーバーが低下すると、通常は体外へ排出されるはずのメラニンが皮膚の内側に留まり、シミとして表面に現れやすくなります。

背中のシミの種類

老人性色素斑

老人性色素斑は代表的なシミのひとつです。日光を浴びた部分にできやすく、背中の上部や顔、手の甲やすねなどに円形や楕円形のシミとして現れます。多くは30〜40代から現れ始めますが、紫外線を浴びる機会が多いと20代から見られることもあります。放置しておくと徐々にイボのように盛り上がることがあるため要注意です。

光線性花弁状色素斑

光線性花弁状色素斑(こうせんせいかべんじょうしきそはん)は、やけどや水ぶくれになるような急激な日焼けによって発症するシミです。日焼けをしたあとに時間差で症状が現れます。名前のとおり花びらや金平糖のような放射状の輪郭が特徴で、一般的に肩から背中にかけて散らばるように複数のシミが点在します。

炎症後色素沈着

何らかの炎症のあとに色素沈着が起こり、シミ化した肌を炎症後色素沈着と言います。ニキビや虫さされ、やけどといった炎症が起きたあとにメラニンが残ってしまうことがあります。背中や顔、手足など炎症が起きた部分にでき、炎症の重症度や範囲によって大きさはまちまちです。

摩擦黒皮症

摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)は、お風呂で体を洗う際に、肌をごしごし擦ると摩擦による色素沈着を起こすことがあります。強い力で何度も擦ることで炎症を起こし、メラニンが過剰生成されてしまうのです。タオルの使用をやめることで自然に回復しますが、元の状態に戻るまでには数ヶ月~数年かかるケースもあります。

背中のシミを予防する方法

紫外線対策を徹底する

背中のシミは、何が原因であったとしても紫外線によって悪化することがあります。新たなシミをつくらないためにも、徹底した紫外線対策が大切です。背中は自分ではなかなか日焼け止めを塗りにくいため、普段からUVカット加工のシャツを着る、日傘を差す、飲む日焼け止めを服用するなどの対策を併用するのがおすすめです。

保湿をしっかりと行う

乾燥すると肌のバリア機能が低くなり、摩擦や紫外線といった外からの刺激によるダメージを受けやすくなります。刺激は肌内部のメラニンを過剰に生み出すことにつながり、排出されなかった分が蓄積し、シミができてしまいます。背中も顔と同じように、入念に保湿するよう心がけましょう。

刺激を与えすぎない

肌に刺激を繰り返し与えるとシミを招きます。肌を搔きむしったり、強い力でごしごし洗ったりすることは避けましょう。また、肌が敏感な人は背中に触れる衣類にも気を配りましょう。静電気が起きやすいものや化学繊維、ちくちくしたニットなどの素材は、刺激からかゆみや赤みにつながることがあります。綿やシルクといった通気性のある自然素材が、肌に優しくておすすめです。

傷ができた場合は対処する

傷を放置することで跡になり、色素沈着として定着するリスクがあります。肌が傷付いた場合は迅速に対処しましょう。薬を塗布するほか、傷を触らないためにテープで保護したり、これ以上掻いてしまわないよう意識することも大切です。患部を冷やすとかゆみがやわらぐ場合があります。

背中のシミについてのよくある質問【Q&A】

背中のシミは若くてもできますか?

背中のシミを取る治療は1回で終わりますか?

背中に茶色い汚れのようなものがあるんですが、これはシミですか?

背中にニキビができやすいんですがシミになってしまいますか?

当院の特徴

当院では背中のシミ取り治療としてピコトーニングを採用しています。ピコトーニングは、肌に低出力のレーザーを照射し、メラニンを徐々に排出していく治療方法です。非常に短い時間で肌を照射するので、肌へのダメージや痛みが少なく、ダウンタイムが短いのが特徴です。

背中のシミ取りならLUNA BEAUTY CLINICへ

本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。

背中のシミ取りに興味がある方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

カウンセリング予約はこちら

【関連記事】

ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなるの?メリットデメリット・よくあるQ&Aを徹底解説

ヒアルロン酸注入のデメリット5つ|メリットや副作用も解説

上部へスクロール