ヒアルロン酸注射による皮膚の壊死について|原因や回避方法を解説

2024.07.29

ヒアルロン酸注射はメスを使用せず、手軽に受けられることから人気の施術です。しかし、ごく稀に副作用として皮膚が壊死することがあります。

この記事では、ヒアルロン酸注射による副作用のひとつである皮膚の壊死について、詳しく解説します。

目次

ヒアルロン酸注射で皮膚が壊死する原因

血管内にヒアルロン酸が詰まる

ヒアルロン酸を誤って血管内に注入してしまうと、血管内が詰まることがあります。その影響で、血液の循環が悪くなる、血流が阻害されるなどの血行障害を引き起こし、皮膚が壊死する場合があります。
血行障害は内出血と見分けづらい場合も多いですが、日を増すごとに痛みが強くなる場合は早急に施術を受けたクリニックや担当医に相談することをおすすめします。

ヒアルロン酸注射による腫れで血管が圧迫される

注入部位によっては、ヒアルロン酸の注入により周囲の血管を圧迫する場合があります。この状態が長く続くと、皮膚への血流が滞るため、皮膚が壊死する可能性があります。

ヒアルロン酸注射で皮膚が壊死しやすくなる条件

適量以上のヒアルロン酸を注入した

施術に精通した医師であれば通常行うことはないと思いますが、大きな変化を求めて多量のヒアルロン酸を注入した場合は、血管が圧迫されて壊死に繋がる可能性がさらに高くなると言えます。

ヒアルロン酸注射を何回も受けている

ヒアルロン酸注射を何度も受けている場合は、副作用のリスクも高まると言えます。基本的にヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、時間が経つと体内に吸収されます。しかし、施術を受ける回数が増えるほど副作用が起きるリスクも増え、皮膚の壊死が起こる可能性は高くなると言えるでしょう。

患部に他の手術を受けている

ヒアルロン酸を注入する患部やその付近に他の手術を受けたことがある場合、皮膚が壊死するリスクが高まると言われています。

鼻先に注入した

鼻先は皮膚が分厚く、軟骨に固着しているため、注入によって血管が圧迫されやすい場所です。施術場所が鼻先の場合、他の部位よりも皮膚の壊死が起こる可能性が高くなるとされています。

ヒアルロン酸注射で皮膚が壊死する際の初期症状

施術直後に皮膚が白くなる

壊死の初期症状として、皮膚の色の変化が挙げられます。
ヒアルロン酸を注入した際、もしくは注入直後に、皮膚が白く変化する現象が起こります。
症状としては、一瞬白くなった後、赤から紫、紫から黒へ、日に日に皮膚の色が悪くなっていきます。皮膚の変化をそのままにしておくと、皮膚の深いところまで壊死が進行する可能性があるため早期発見が重要です。

患部が腫れてくる

施術後、患部に腫れが見られることが多いですが、通常であれば数日から3週間以内に落ち着いてきます。しかし皮膚の壊死が起こっている場合、皮膚の色が変化すると同時に、患部やその周囲が腫れることがあります。人によっては腫れが現れない場合もありますが、注意が必要な症状です。

患部に痛みが生じる

ヒアルロン酸の注入時に、患部に痛みが生じることがあります。ヒアルロン酸が血管内に注入されると起こる症状です。ただし、施術前に強い麻酔を使用していた場合は発見が遅れがちです。またごく稀に痛みを感じないケースもあるため、皮膚の色の変化や腫れと比べると、分かりにくいです。

ヒアルロン酸注射で皮膚が壊死した場合の治療方法

ヒアルロン酸溶解剤を注入する

皮膚の血行障害が疑われたら、すぐにヒアルロン酸溶解剤の注射を行います。体内に注入されたヒアルロン酸を溶かすことで、血行障害の改善が期待できます。

患部を温める

患部を温めることで血管が開くため、滞っていた血流が促される効果が期待できます。

患部をマッサージする

患部をマッサージすることにより、血流を促す効果が期待できます。

皮膚移植

一旦皮膚が壊死してしまうと、壊死組織を取り除く必要があり、取り除いた部位に皮膚移植が必要になる可能性もあります。見た目だけでなく身体にも大きな負担と影響を与えてしまうため、皮膚が壊死する前に早めに対処することが重要です。

ヒアルロン酸注射による皮膚の壊死を回避する方法

ヒアルロン酸注射による皮膚の壊死を回避するためには、信頼できるドクターに施術を行ってもらいましょう。深い専門知識と高い技術力を持つドクターの元で施術を受ければ、皮膚の壊死をはじめさまざまなトラブルが発生する可能性は極めて低くなります。過去の症例写真を参考にして病院を決めるのがおすすめです。

ヒアルロン酸注射による皮膚の壊死についてのよくある質問【Q&A】

ヒアルロン酸注射で皮膚が壊死する確率はどのくらいですか?

ヒアルロン酸注射による皮膚の壊死以外に副作用やリスクはありますか?

ヒアルロン酸注射で壊死した皮膚は何日で治りますか?

ヒアルロン酸を打ち続けると皮膚が壊死するリスクは高まりますか?

当院の特徴

当院では、米国アラガン社が製造販売しているヒアルロン酸「ジュビダームビスタ®」を使用して施術を行っています。

ジュビダームビスタ®シリーズは、日本国内で初めて厚生労働省の認可を受けたヒアルロン酸で、期待できる効果の持続性やなめらかな仕上がりになることが魅力です。

また、当院ではジュビダームビスタ®シリーズの「ボルベラXC」「ボリフトXC」「ボリューマXC」「ボラックスXC」の4種類を、お客様の肌の悩みに応じて使い分けています。

こんな方へ

ほうれい線・マリオネットライン・ゴルゴラインが気になる
肌にハリやツヤを取り戻したい
肌の保湿力をアップさせたい
期待できる持続効果が長いヒアルロン酸が良い

痛み

ほぼなし
※麻酔時、注射特有の痛みを感じる方もいます。

リスクや副作用

  • 内出血
  • 腫れ・むくみ
  • チンダル現象(透けて青く見える状態)

これらの副作用はまれに発生します。どの副作用も自然に改善しますが、深刻な症状が出た場合は、ただちにクリニックへご相談ください。

ヒアルロン酸注射ならLUNA BEAUTY CLINICへ

本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。

今、ヒアルロン酸注射に興味がある方や、ヒアルロン酸注射の実績が豊富なクリニックをお探しの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

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