「肌荒れが気になる」「スキンケアの効果がない」とご自身の肌質にお悩みの人はいませんか?肌質を改善するためには、肌質改善の意味と、肌質ごとのケア方法を理解することが大切です。本記事では、肌質ごとのスキンケアやチェック方法、そして美容施術を利用した方法など、肌質改善のための全知識をご紹介します。
目次
肌質改善とは?
肌質改善をしていく上で、まずは「肌質改善」の意味をしっかりと理解しておくことが大切です。ここでは、肌質改善とは本来どのような意味を指しているのかを解説します。
自分の肌質を理解すること
肌質改善とは、自分の肌質を理解し、適切なスキンケアをすることです。
しかし、多くの女性は自身の肌質をしっかりと理解しておらず「多分〇〇肌だろうな」という認識だけでスキンケア用品を選んでいることが多いです。
肌質改善を目指すならば、まずは自分の本当の肌質を理解して、肌質に合ったスキンケアをしていくことを心がけましょう。
肌の状態に適したスキンケアをすること
毎日スキンケアをしていると、いつも使っているスキンケア用品が合わないと感じることはありませんか?それは肌の状態が常に変化しているからです。
例えば、朝は昨晩のスキンケアが重すぎてベタつく日もあれば、空気が乾燥してカサつく日もあるでしょう。対して夜は、メイクや外からの紫外線、皮脂などで肌は息苦しい状態です。あまりにも疲れてお風呂を忘れて眠ってしまった翌日の肌は雑菌だらけで肌荒れの原因になります。
このように、肌は常に同じ状態ではないため、そのときの肌の状態に適したスキンケアをすることが肌質改善に繋がるのです。
トラブルのない健康な肌を維持すること
肌質改善は、トラブルなく健康な肌を維持することも大切です。
よく勘違いされがちなのは「肌の表面上に何もトラブルがなければ問題ない」と思ってしまうことです。ニキビやしわ、肌荒れなど目に見えるトラブルがなければ、健康な肌だと思う方もいるかもしれません。
しかし、ここでのトラブルのない健康な肌とは、肌に弾力やツヤがあり、血色も良く潤いを感じられる肌のことです。
健康な肌を維持するためには表面上の皮膚だけではなく、表面からは見えない真皮や皮下組織の状態も良好にしておく必要があります。
肌の構造は3層で成り立っている
肌の構造は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で成り立っています。表皮は一番外側にある層で、体の水分が蒸散しないようにバリアとなって下の層を保護しています。真皮は表皮の内側にあり、肌を支え、形や弾力を保つ働きをしています。皮下組織は、真皮の下にある組織で、表皮と真皮を支えている存在です。外部からの刺激や衝撃を和らげるクッションのような働きをしています。
肌質をセルフチェックする方法
肌質改善をしようと考えたとき、肌質がわからないままスキンケア商品を買いそろえたり、新しく使ったりすると肌トラブルを起こす可能性があるためNGです。
ここでは自分の肌質がはっきりとわからない方へ、肌質をセルフチェックする方法をご紹介します。
①あぶらとり紙を使った方法
一つ目のチェック方法はあぶらとり紙を使った方法です。まずいつものように洗顔をした後、タオルで顔を拭いて約10分間、何もせずに待ちます。10分後、あぶらとり紙をTゾーンと頬に10秒間優しく当て、その結果を下の表に当てはめてチェックしてみてください。
肌質 | チェック結果 |
乾燥肌 | あぶらとり紙がつかない つっぱりを感じる シワが目立つ |
脂性肌 | あぶらとり紙がつく つっぱりを感じない シワが気にならない |
混合肌 | Tゾーンにのみあぶらとり紙がつく 部分的につっぱりを感じる シワが少し気になる |
敏感肌 | あぶらとり紙がつかない 顔がヒリヒリする |
普通肌 | あぶらとり紙がつかない つっぱりを感じない シワが気にならない |
②朝起きて鏡を見る方法
2つ目のセルフチェック方法は、朝起きたとき、ご自身のUゾーンがどのような状態になっているかで肌質をチェックします。必要なものはなく時間もかかりません。
肌質 | チェック結果 |
乾燥肌 | 全体的にカサついている |
脂性肌 (オイリー肌) | カサつきはないけれど、ベタつきがある |
混合肌 (インナードライ肌) | ベタつきもあり、カサつきも多少ある |
敏感肌 | カサつき・ベタつきともに感じない |
普通肌 | カサつき・ベタつきともに感じない |
③メイク後の状態をチェックする方法
3つ目のセルフチェック方法は、朝のメイクから約5時間が経過したときの肌の状況でチェックするものです。仕事の休憩時間やお出かけの合間にチェックしてみましょう。
肌質 | チェック結果 |
乾燥肌 | つっぱりを感じる 朝よりも肌にツヤがないと感じる |
脂性肌 (オイリー肌) | 皮脂でメイクが崩れている つっぱり感はない |
混合肌 (インナードライ肌) | 皮脂でメイクが崩れている 皮むけ・ごわつきがある |
敏感肌 | チェック不可 |
普通肌 | ほとんどメイクは崩れていない 肌もツヤがある |
こちらのセルフチェックで、敏感肌を判断することはできません。敏感肌の可能性がある方はセルフチェック①と②を参考にしてみてください。
またすべてのセルフチェックをしてみたけれど、結果にバラツキがあるという場合は、皮膚科や、肌質診断を行っているお店で正式に判断してもらうことをおすすめします。
5つの肌質タイプとタイプ別スキンケア
次は肌質のタイプについてです。私たち人間の肌質は大きく5つのタイプに分けられます。ここで5つの肌質タイプとタイプ別のスキンケアについて解説します。
乾燥肌
脂性肌(オイリー肌)
混合肌(インナードライ肌)
敏感肌
普通肌
乾燥肌
乾燥肌は、水分量・皮脂量ともに少ない肌質で、かさつきや肌荒れなど、肌トラブルを起こしやすいタイプです。
特に乾燥が気になる秋〜冬は、肌のコンディションが悪く、小じわが目立ちやすいという特徴があります。
乾燥肌は、「水分と油分を補うこと」がとても重要です。
オイル美容液や乳液など油分のあるスキンケアアイテムで補給し、肌の水分が蒸発するのを防ぎましょう。また、洗顔後はなるべく早く化粧水をつけて水分の蒸発を防ぎ、量をケチらないことがポイントです。
脂性肌(オイリー肌)
脂性肌(オイリー肌)は、水分量・皮脂量が多い肌質です。潤いはあるので外部からの刺激には強いタイプです。
四季を通して肌はしっとりとしていますが、テカリやべたつきが気になるという特徴があります。また毛穴が開きやすく、夏は皮脂分泌が過剰になります。皮脂汚れを放置すると毛穴に詰まってニキビなどの炎症を起こす原因になるため、クレンジングや洗顔で皮脂汚れを念入りに落とした後、保湿してください。
クレンジングを選ぶ際は、洗浄力よりも潤い成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。洗浄力だけが高いクレンジングを選ぶと、必要な皮脂も落としてしまい、肌の乾燥につながってしまいます。
混合肌(インナードライ肌)
混合肌(インナードライ肌)は、水分量が少なく、皮脂量が多い肌質です。脂っぽい部分と乾燥した部分がどちらもあることから、混合肌と呼ばれています。
特に30代からは、この混合肌タイプになりやすいと言われており、20代までは脂性肌だったのに、気づいたら混合肌になっているということもあります。乾燥肌と脂性肌(オイリー肌)の要素を含んでいるため、部分的に水分と油分を調整する必要があります。
乾燥する頬は潤いを与えて乾燥を防ぐスキンケアを、皮脂の多い額や鼻は適度に油分を与えるスキンケアなど、スキンケアを使い分けましょう。
敏感肌
敏感肌は「皮膚のバリア機能が低下している状態」の肌質で、スキンケアをしたときに「肌がヒリヒリする」「ひび割れる」など、様々な肌トラブルを引き起こしやすいタイプです。
このタイプになる原因は「乾燥」「加齢」などが挙げられますが、適切ではないスキンケアや体質でも敏感肌になることがあります。敏感肌は、肌のバリア機能が低下しているため、低刺激のスキンケア商品を選びましょう。
改善が難しい肌質のため、「洗顔後はすぐに保湿をする」、「クレンジングは敏感肌向けを使用して優しく洗う」など、基本的なことを優しく行なってください。
普通肌
普通肌は、水分量は多く皮脂量は少ない肌質で、5つのタイプの中でも肌トラブルに強い理想的なタイプです。
しかし、普通肌は加齢が原因で変化しやすいという特徴があるため、スキンケアをしっかりと行わないと敏感肌や乾燥肌に変わってしまう可能性があります。
その他にも紫外線や、洗顔時にゴシゴシと洗ってしまうなど、肌にダメージを与え続けると肌トラブルの原因に繋がるため、他の肌質と同様、肌の状況に合わせたスキンケアや対策を行うようにしてください。
肌質改善のための生活習慣5選
次は、肌質改善のためにいまからできる生活習慣を5つご紹介します。
スキンケア以外にも、規則正しい生活習慣を送ることも肌を整えるためには大切な要素です。ぜひ、本記事を読んだこの瞬間から始めてみましょう。
①目を酷使しすぎない
近年リモートワークでパソコンを長時間見る、またスマホで動画サイト・SNSをチェックする方が増えています。そんな方々は目の酷使で起こる眼精疲労(がんせいひろう)に注意が必要です。
目を酷使することが、肌全体に影響を与えるわけではありません。しかし、眼精疲労は目元や目尻にシワができる原因に繋がります。加えて、目を酷使して顔の筋肉が凝ることで、血行不良になり肌の新陳代謝が滞ります。その結果、肌のターンオーバーが正常に行われなくなることで、ニキビができる原因になってしまうため、注意が必要です。
②しっかりと睡眠時間を確保する
肌質改善に睡眠時間は必要不可欠です。
睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を妨げるため、肌荒れや肌トラブルを引き起こします。特に、成長ホルモンが最も分泌される夜22時から2時の間は確実に入眠しておきたい時間帯です。
③お風呂に入る
肌はストレスが特に出やすい部分であり、過度のストレスは「皮膚の血管縮小」「免疫機能の低下」などを引き起こします。そのため、どんなにスキンケアをしていても、ストレスが溜まっていると、肌質改善を行うことは難しくなります。
ストレス解消法としておすすめなのは「お風呂に入ること」です。お風呂は交感神経の働きを鎮め、心身ともにリラックスさせる効果が期待できます。夏なら38度前後、冬は40度前後のお風呂にゆっくり浸かることがおすすめです。
④意識的に表情筋を使う
笑顔でいることは、顔にある「表情筋」を鍛えることができます。
この表情筋を鍛えることによって、血行促進効果が期待できます。
その結果、肌トラブルや肌質改善にも繋がるため、笑顔を意識することも大切です。しかし、笑顔を意識しようと思っても、最初は顔がひきつりますし、楽しくないときに笑えるわけではありません。
そんなときは、お風呂でストレスを解消している最中に、大好きなテレビを観たり、面白い動画を観たりして思い切り笑って表情筋を鍛えましょう。
⑤化粧品やケア方法を見直す
肌質改善のためには、まずご自身が使用している化粧品やケア方法を見直すことも大切です。本記事でご紹介した肌質セルフチェックで、もしかすると思っていた肌質ではなかった方もいるかもしれません。
また、肌質は理解していても、使用している化粧品が肌質に合っていないことや、ケア方法を間違えている可能性もあります。そのため、本記事を読み終わったら化粧品やケア方法を改めて見直してみてください。
肌質改善に効果的な美容医療
次は、肌質改善の効果を高めるためにおすすめしたい美容医療について解説します。
ピーリング
ピーリングは、グリコール酸やサリチル酸マクロゴールなどの薬剤を使用して、肌の古い角質を優しく剥がし、肌の新陳代謝を整える治療法です。
肌質改善はもちろん、ニキビなど肌トラブルの改善にも効果が期待できます。そのため、ニキビができやすい脂性肌(オイリー肌)の方におすすめです。施術当日からメイクOKのため、手軽に施術が受けられる点も魅力の一つです。
施術後は、かゆみやピリピリ感、赤みが出る場合がありますが、2,3日で落ち着きます。
ダーマペン
ダーマペンは16本の針がついたペン型の機器を使用し肌に小さな穴を開け、皮膚の自己再生能力を高めることで、肌質改善を促します。
ダーマペンは「ニキビ」「黒ずみ」「毛穴の開き」など、肌の悩みやトラブルに対して効果が期待できる美容治療で、中でもいちご鼻の改善に特化しています。
施術直後は肌のバリア機能が低下するので、外的刺激に敏感になっています。保湿や紫外線対策を十分に行いましょう。また金属アレルギーだと施術を受けられません。
乾燥肌や敏感肌の方でも施術可能ですが、肌の状態によっては施術が受けられない場合があります。クリニックのカウンセリングで医師に判断してもらいのが良いでしょう。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションは、「電気穿孔(せんこう)法」とも呼ばれ、皮膚に弱い電気をかけながら一時的に肌の表面に隙間を開け、美容成分を導入する美容治療法です。
これにより、表皮からは浸透できない高分子の美容成分を肌の奥層まで届け、肌質改善効果を促します。針を使用せずに美容成分を浸透させることができ、痛みも少ないです。肌悩みに合わせた成分を導入することができるため、どんな肌質の方にもおすすめです。
まれに導入する成分が肌に合わず、アレルギー反応を起こし赤みやむくみなどが出るケースがあります。心配な方は、カウンセリング時にアレルギーや持病について、しっかりと話し合いましょう。
当院の特徴
本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、肌質改善の美容治療法として「ピーリング」「ダーマペン4」「エレクトロポレーション」はもちろん、様々な施術を提供しています。
当院は新宿と表参道に一つずつクリニックを設けているため、通院しやすく、多くのお客様にご来院いただいています。お仕事帰りやお出かけ中の空き時間に訪れやすいのが魅力です。
詳しくは、当院公式サイト「https://luna-beauty-clinic.com\/」をご覧ください。
肌質改善ならLUNA BEAUTY CLINICへ
本記事では肌質改善に関する全知識をご紹介しました。美肌を保ち続けることは男女問わず永遠の憧れです。
当院では皆様の肌質改善をお手伝いすべく、「シワ」「しみ」「ニキビ・ニキビ跡」「肝斑」「毛穴」「たるみ」「目の下のくま」を含む様々な症状に合った肌質改善の施術法を提供しています。
今、肌質改善がしたいとお考えの方はぜひ一度当院へご相談ください。
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