【日焼け止めが肌荒れの原因に】日焼け止めの成分や選び方を解説

日焼け止めは紫外線を防止する効果を持ち、中には保湿効果を備えたものもあります。しかし、肌質や年齢など自分に合わない日焼け止めを使用すると肌荒れが起きることがあります。

そこで、今回は日焼け止めによる肌荒れの仕組みや選び方について解説します。

目次

日焼け止めで肌荒れするのはなぜ?

肌荒れが起こる原因としては「日焼け止め成分の肌への負担」「落とし残し」が考えられます。

日焼け止めの効果はSPFとPAの2つの数値で表されます。

SPFは紫外線B波を防ぐ効果指数のことで、紫外線を浴びてから日焼けするまでの時間をどの程度遅らせるかを表します。数値が高いほど効果が高く、その分肌への負担も大きくなります。

PAは紫外線A波を防ぐ効果指数のことです。これは+の数で表され、+~++++で表されます。SPFと同様に+が多いほど効果が高いですが、その分肌への負担は大きくなります。

肌の強さは人によって異なるため、どの程度の効果指数が良いのか一概には言えません。また、肌が敏感になっている時もあるので、普段問題なく使用していた日焼け止めが突然肌荒れに繋がることもあります。

また、日焼け止めの落とし残しも肌荒れの原因になる可能性があります。日焼け止め商品によっては石けんで落とせるものからクレンジングが必要なものまであります。落とし方を間違えると肌の表面に日焼け止めが残って毛穴に詰まり、毛穴の黒ずみやニキビに繋がる場合もあります。

薬用と普通の日焼け止めの違い

日焼け止めは主に薬用と普通の2種類に分けることができます。薬用の日焼け止めは医薬部外品であり、厚生労働省に認められている薬用の有効成分を含んでいるもののことです。抗炎症作用の認められた成分が配合されており、日焼け止めの機能に加えて肌荒れ予防にも効果を期待できます。

日焼け止めに含まれる成分

日焼け止めに含まれる主な成分を紹介します

紫外線吸収剤

日焼け止めに含まれている主な成分の1つが紫外線吸収剤です。これは紫外線を吸収してエネルギーに変換する成分です。しかし、紫外線をエネルギーに変換する際に、肌が刺激を受ける可能性があります。

また、同じような効果が期待できる散乱剤と言われる成分が含まれている日焼け止めあります。中には散乱剤のみを使用した日焼け止めもあり、敏感肌の方にはおすすめです。

アルコール(エタノール・エチルアルコール)

日焼け止めの中には毛穴の引き締めや殺菌効果などに効果を期待できるアルコールが含まれています。アルコールは蒸発時に周囲の水分を奪うため、肌の乾燥やヒリヒリとした刺激を感じる可能性があります。これは肌へのダメージに繋がり、肌荒れの原因になります。

肌荒れしない日焼け止めの選び方

肌荒れしない日焼け止めの選び方を5つ紹介します。

①紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選ぶ

紫外線吸収剤を含む日焼け止めは、紫外線を吸収して化学反応を起こし、別のエネルギーに変えることで肌への影響を防ぐ効果を期待できます。

紫外線吸収剤は肌の上で微量のエネルギーが発生するため、これが肌荒れの原因になることがあります。肌のバリア機能を低下させる可能性もあるので、特に敏感肌の方は紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選びましょう。

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めには「紫外線吸収剤不使用」と表記されているものが多いです。

②無添加タイプの日焼け止めを選ぶ

日焼け止めには防腐剤や香料が含まれているものがあり、これらが肌を刺激して肌荒れが起こる場合があります。肌荒れが不安な方や悩んでいる方はこれらの添加剤が含まれていない日焼け止めを選びましょう。

③簡単に落とせる日焼け止めを選ぶ

日焼け止めの落とし方はお湯で簡単に落ちるものやクレンジングが必要なものまで様々です。

SPFが高い日焼け止めや、汗で流れ落ちにくい日焼け止めなどはクレンジングで落とすものが多いです。これは紫外線対策としては優れていますが、肌への負担も多いので避けることをおすすめします。お湯や石けんで簡単に落とせる日焼け止めを使用しましょう。

④保湿成分配合の日焼け止めを選ぶ

メイク前に保湿が必要であるのと同様に、日焼け止めを塗る前に保湿を行う必要があります。保湿を欠かすことで肌が乾燥して、肌荒れを招く可能性があります。

日焼け止めの中には保湿成分が配合されているものもあり、これだけで紫外線対策と保湿を行うことできるのでおすすめです。

⑤パッチテストを行う

日焼け止めは配合されている成分が様々なので、その分肌に合う合わないが明確に分かれます。そのため、新しい日焼け止めを塗るときは、少量から使用することをおすすめします。状況を見て問題なさそうであれば徐々に量を増やしましょう。

日焼け止めを塗らないとどうなる?

日焼け止めが原因で肌荒れすると、今後日焼け止めを塗りたくなくなると思います。しかし日焼け止めを塗らない状態だと紫外線によるダメージを直接肌が受けてしまいます。その結果、様々な肌トラブルを招く可能性があります。

日焼け止めを塗らない場合に起こる肌トラブルを紹介します。

乾燥や肌荒れ

肌の表面には「角層」と言われる層があり、これは乾燥や外部刺激から肌を守る機能を持ちます。日焼け止めを塗らないと紫外線が角層にダメージを与え、角層のバリア機能が低下してしまうのです。そのため、肌の乾燥や肌荒れに繋がる可能性があります。

くすみやシワ

紫外線はくすみやシワを引き起こす原因にもなります。紫外線には、紫外線A波と紫外線B波があり、特に紫外線A波は肌の奥にある真皮まで浸透して肌の老化を早めます。紫外線A波のダメージが蓄積してしまうと、くすみやシワができる場合があります。

紫外線B波は紫外線A波と比べて量は少ないですが、影響力は大きいです。紫外線B波を浴びると肌が赤くなり、炎症が起こることがあります。これはシミやそばかすなどの原因になります。

ニキビや角栓

肌のターンオーバーは、新しい細胞の生成と古い細胞の排出を繰り返し行うサイクルです。肌が紫外線のダメージを受けると、ターンオーバーが乱れる可能性があります。本来排出される細胞や角質が肌の表面に溜まります。それが毛穴のつまりを引き起こして、ニキビや角栓ができてしまうのです。

日焼け止めによる肌荒れについてよくある質問【Q&A】

それでは、日焼け止めによる肌荒れについての質問に解答していきます。

肌が弱い人はどんな日焼け止めを選べばいい?

日焼け止めの中には紫外線吸収剤不使用や添加剤不使用のものなど肌に優しい日焼け止めが多数あります。これらは肌が弱い人でも使いやすいためおすすめです。しかし、日焼け止めは人によって合う合わないがあるので、使用前にはパッチテストを行いましょう。

金属アレルギーを持つ人はどの日焼け止めを選べばいい?

日焼け止めに酸化亜鉛のような金属成分が含まれていると、金属アレルギーの方は赤みやかゆみがでる可能性があります。購入前に成分表で確認して、酸化チタンや酸化セリウムなどのアレルギー反応が起こりにくいとされる成分を使った日焼け止めを選びましょう。

日焼け止めによる肌荒れはどうやって治せる?

肌荒れの原因となった日焼け止めの使用をやめて、肌荒れに対するスキンケアを行うことで治せる可能性があります。しかし、状態によっては完全に治せない場合もあるので、クリニックに相談することをおすすめします。

当院の3つの特徴

徹底した事前準備・アフターケア

当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。

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当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅からのアクセスも良いため通院しやすく、多くのお客様にご来院いただいています。お仕事帰りやお出かけ中の空き時間にふらっと訪れやすいのが魅力です。

丁寧なカウンセリング

当院では、お客様に効果の高い施術をご提供するためカウンセリングに力を入れております。時間をかけてじっくりとお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。

日焼け止めによる肌荒れでお悩みならLUNA BEAUTY CLINICへご相談

今回は日焼け止めによる肌荒れについて解説しました。LUNA BEAUTY CLINICはお客様一人ひとりの悩みに寄り添い、その的確な対処法を提案させていただきます。肌荒れにお悩みの方はLUNA BEAUTY CLINICへご相談ください。

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