赤ら顔の原因は?基礎知識・改善方法・メイクでの隠し方を解説

鼻の血管が透けて見えたり、紫外線を浴びた後に顔が赤くなる人は多いかと思います。これは赤ら顔と呼ばれ、皮膚の病気である可能性があります。

そこで、今回は赤ら顔の基本情報や改善方法、メイクでの隠し方などを解説します。

目次

赤ら顔の基礎知識

赤ら顔について詳しく解説します。

赤ら顔とは

赤ら顔とは、顔が赤くなった状態のことを言います。暖かい場所に長時間いた時やお酒を飲んだ時に起こることが多く、誰でも一度は経験したことがあるかと思います。ほとんどの場合は生理現象として表れているため、時間が経つにつれて自然になくなります。しかし中には、時間が経っても赤みが消えることがなく、長続きするものもあります。このような場合は皮膚の病気の可能性があるため、クリニックに相談することをおすすめします

赤ら顔の症状

赤ら顔の症状には様々な種類があり、場合によっては、ニキビのような赤いぶつぶつや膿をもった発疹が現れる可能性があります。単なる顔の赤みだけではなく肌荒れや皮膚や鼻の変形、さらには目がごろごろするような現象もあります。症状が複合的に表れるので、自分では原因を明確にするのは難しいと言われています。

赤ら顔の原因

赤ら顔の原因を5つご紹介します。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎はかゆみを伴う湿疹ができて、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。また、皮膚が赤くなる紅斑もアトピー性皮膚炎の症状としてあり、身体の様々な部位に現れます。顔にも現れる可能性があり、赤ら顔の原因となることがあります。かゆみを伴う場合はアトピー性皮膚炎の可能性が高いです。

毛細血管拡張症(もうさいけっかんかくちょうしょう)

毛細血管拡張症は毛細血管が広がって戻らなくなり、皮膚の表面に赤く浮き上がる症状です。特に毛細血管が多い鼻の周りや頬部に症状が現れやすいです。赤い部分が網目状になっている場合は毛細血管拡張症の可能性が高いです。

毛細血管が広がる原因は様々ですが、紫外線や激しい寒暖差、飲酒などが主な原因と言われています。そのため、加齢による影響は少なく、若い人でも発症する人が多いです。赤みがずっと消えない場合は治療が必要な可能性があるので、クリニックに相談することをおすすめします。

酒さ様皮膚炎(しゅさようひふえん)

酒さとは、酔っぱらった人のように顔が赤くなる症状を指す言葉です。このような症状を引き起こす病気で、酒さ様皮膚炎というものがあります。酒さ様皮膚炎はステロイド薬を長期間顔に使用していることが原因とされています。そのため、症状は薬を使用している部位のみに現れます。

ステロイド薬は皮膚に何らかのトラブルが起きた時に使用する薬です。医師の指示通りに使用する分には問題はありません。しかし、肌のトラブルの症状が治まっても使い続けるなどの誤った使い方をすると酒さ様皮膚炎を発症することがあります。ステロイド薬を使用している人は注意しましょう。

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

脂漏性皮膚炎は頭皮や顔など、皮脂の分泌が多い部位に多く見られます。乳児に見られる乳児湿疹も脂漏性皮膚炎の一つですが、乳児だけでなく成人でも発症します。脂漏性皮膚炎の特徴は皮膚の赤みや鱗屑(りんせつ)です。鱗屑とは皮膚表面の角質層が剥がれ落ちることで、赤ら顔の原因になる可能性があります。

脂漏性皮膚炎はマラセチアという菌が原因と言われています。マラセチアは皮膚にいる常在菌です。通常は無害ですが、ホルモンバランスの乱れなどが原因で増殖することによって脂漏性皮膚炎が引き起こされます。

外部からの刺激

ニキビや乾燥の刺激なども赤ら顔の原因となる可能性があります。ニキビが悪化して炎症を起こした場合、皮膚は赤くなります。肌の乾燥も同様に、真皮が薄くなって肌が弱くなり、小さな刺激でも肌が赤くなることがあります。過度な洗顔やピーリングは肌の乾燥を招く可能性があるので注意しましょう。他にも、紫外線や肌の摩擦なども赤ら顔の原因となることがあります。

下記の動画では、美容皮膚科医がニキビの治療法について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

赤ら顔の改善方法

赤ら顔の改善方法をご紹介します。

生活習慣を改善する

赤ら顔を改善したいときは、まず生活習慣を見直しましょう。睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が減り、肌の代謝が悪くなります。これによって肌は乾燥しやすくなり、結果的に赤ら顔を引き起こすことがあります。

また、栄養バランスの整った食事をとることも赤ら顔に効果を期待できます。特に、タンパク質や食物繊維、ビタミンなどを意識的に摂取することをおすすめします。一方、香辛料などの刺激物は皮脂の過剰分泌を招く恐れがあり、赤ら顔を悪化させる原因になりかねません。これらの摂取量に注意をして、生活習慣と同時に食生活も整えましょう。

スキンケアを徹底する

赤ら顔を改善するには、必ず正しいスキンケアを行ってください。特に、乾燥対策のために保湿の徹底をおすすめします。丁寧なスキンケアを行っている方は多いかと思います。しかし、洗顔の頻度が多かったり、ゴシゴシと洗うことで摩擦などによって肌が傷つけ、より乾燥を招く可能性があります。皮脂を分泌させる原因になり、赤ら顔を悪化させる可能性もあるので必ずやめましょう。

クリニックで治療を受ける

赤ら顔の改善方法はいくつかありますが、どれも原因に合うケアを行わなければなかなか改善されません。赤ら顔に効果的な治療を受けたい場合はクリニックの活用をおすすめします。クリニックでは専門の方が診察を行って、一人ひとりに合う対処法を提案するので、一度相談してみてください。

赤ら顔をメイクで隠す方法

赤ら顔はメイクで一時的に薄くすることができます。コントロールカラー、コンシーラー、ファンデーションの順に化粧を行い、化粧品の色は赤みの症状によって変えることをおすすめします。頬に部分的に赤みがあるようならグリーン、少しくすんだ赤みならブルー顔全体的に赤いようならイエローを使ってみてください。グリーンとブルーは赤みを消すのにより効果を期待できますが、顔色を悪く見せる可能性があります。メイク時は自分の顔色に注意をして行いましょう。また、ピンクやパープルを使うと顔の赤みを足してしまうので、使用は控えましょう。

赤ら顔についてよくある質問【Q&A】

それでは赤ら顔について悩みを持つ方の質問に解答していきます。

赤ら顔はセルフケアで改善できる?

赤ら顔はセルフケアで薄くすることはできても、完全に消すことは難しいです。より効果的な治療を行いたい方はクリニックに相談することをおすすめします。

アレルギーが原因で赤ら顔を発症することはある?

あります。主に牛乳に含まれる糖質「乳糖」のアレルギ―反応で赤ら顔になることが多いです。乳糖以外にも赤ら顔の原因はあるので、まずはクリニックに相談することをおすすめします。

赤ら顔とアルコールは関係ある?

関係あります。アルコールは赤ら顔の数ある原因の一つです。アルコールの過剰摂取は毛細血管を拡張し、これが後に赤ら顔を引き起こす可能性があります。心当たりがある方は飲酒を控えましょう。

赤ら顔は保険適用で治療できる?

治療によって変わります。まずはクリニックに相談することをおすすめします。

当クリニックの3つの特徴

徹底した事前準備・アフターケア

当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。

通院しやすい立地

当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅からのアクセスが良いため通院しやすく、多くのお客様にご来院いただいています。お仕事帰りやお出かけ中の空き時間にふらっと訪れやすいのが魅力です。

効果に期待ができる施術

当院では、従来の「お客様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」スタイルではなく、「医師(施術担当者)が、お客様のいらっしゃる個室へ行く」スタイルを採用しています。プライベート空間でじっくりと時間をかけてお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。

赤ら顔でお悩みならへご相談

今回は赤ら顔について解説しました。LUNA BEAUTY CLINICはお客様1人ひとりの悩みに寄り添い、その的確な対処法を提案させていただきます。赤ら顔についてお悩みの方はLUNA BEAUTY CLINICへご相談ください。

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