リベルサスとは?期待できる4つの効果と副作用・よくあるQ&Aを徹底解説!
2024.07.30
「リベルサスって何?」「リベルサスはダイエット効果が期待できるって本当?」と、リベルサスについて知りたい方はいませんか?
本記事では、リベルサスについて、期待できる4つの効果や副作用、リベルサスに関するよくあるQ&Aを徹底解説します。
目次
リベルサスとは?
リベルサスとは「GLP-1」と呼ばれる受容体作動薬です。
2020年に日本で2型糖尿病治療薬として承認を受けた薬で、「痩せるホルモン」とも呼ばれています。
2021年1月から販売が開始されており、クリニックや病院のダイエット外来・肥満外来などで処方を受けることができます。
リベルサスの特徴
リベルサスことGLP-1受容体作動薬は、膵臓のβ細胞に作用して、インスリンの分泌を促すことで血糖値を下げる薬です。また膵臓のa細胞に関しても作用し、グルカゴンの分泌※1に加えて血糖値の上昇も抑えてくれます。
リベルサスで血糖値をコントロールすることで「食欲減退」「内臓脂肪の燃焼」「基礎代謝の向上」などの効果が期待できるため、辛い運動や食事制限を行わずに痩せたいと考えている方にとって魅力的な薬と言えるでしょう。
リベルサスは経口投与薬
ダイエットに効果が期待できる薬と聞くと「ダイエット注射」というイメージですが、本記事で解説しているリベルサスは経口投与薬です。
リベルサスには3mg、7mg、14mg錠の3種類があり、空腹時にコップ約半分の水と一緒に1錠ずつ服用します。
飲み始めの頃は胃腸障害が起きやすいため、成分量が少ない3mgから始めます。
ちなみに、リベルサスを飲んだ後は、30分〜2時間程度は食事や水分の摂取を控える必要があるため、外出や運動など、水分を多く必要とする日には服用せず、予定がない日に飲むと良いでしょう。
また、リベルサスは経口投与薬ですが、同じGLP-1の成分を使用している薬の中には注射で直接GLP-1を投与する方法もあります。
サクセンダとは
サクセンダは、上記で解説した「GLP-1の注射」のことです。
注射器で体内へ直接GLP-1を注入することで、経口投与薬と同じ効果が期待できます。
サクセンダとビクトーザの違い
ビクトーザは、サクセンダと同様「GLP-1の注射」です。
ですが、サクセンダとビクトーザは開発目的や1回の投与量に違いがあります。サクセンダは「肥満症」、ビクトーザは「糖尿病」の治療目的で開発されたものになります。
加えて、サクセンダの1回の投与量は「0.6mg〜3.0mg」で、ビクトーザの1回の投与量は「0.3mg〜1.8mg」となっています。そのため、GLP-1の注射でどちらの方が高い効果が期待できるのかとなれば、投与量が3.0mgまで調整可能なサクセンダの方が期待できると言えるでしょう。
リベルサスで期待できる4つの効果
リベルサスで期待できる4つの効果を解説します。
①食欲抑制
リベルサスで期待できる効果1つ目は「食欲抑制」です。
リベルサスを服用すると、GLP-1がインスリンの分泌を促し、血糖値が高いときに膵臓からインスリンを分泌させます。
インスリンが分泌されることにより、血糖値をコントロールし、食欲を抑制する効果が期待できます。
②血糖値を下げる
リベルサスで期待できる効果2つ目は「血糖値を下げること」です。
ここまでの解説でもお話したように、リベルサスに含まれる成分「GLP-1」はインスリンの分泌を促し、インスリンが分泌されることにより、高くなっている血糖値を下げる効果が期待できます。
③胃腸の動きを調整する
リベルサスで期待できる効果3つ目は「胃腸の動きを調整すること」です。
リベルサスは膵臓以外にも、消化管に作用するため、胃腸の動きを調整し、満腹感を感じやすくさせ、食欲を抑制する効果が期待できます。
④経口投与で痩身効果が期待できる
リベルサスで期待できる効果4つ目は「経口投与で痩身効果が期待できること」です。
いままでの痩身に関する治療は、主に注射での投与となっていました。しかし、中には注射が嫌いな方や、注射アレルギーでGLP-1を投与することができない方もいます。
しかし、リベルサスは経口投与薬であるため、上記のような方や、わざわざクリニックや病院へ通院するのは面倒だという方でも、内服するだけである程度の痩身効果が期待できるようになったのです。
リベルサスの副作用
次はリベルサスの服用によって起こり得る副作用の症状を解説します。
副作用として起こり得る症状
①便秘
②軽い吐き気
③お腹の張り
④低血糖
⑤体のだるさ
⑥意識障害
リベルサスの服用によって、必ず上記の副作用が起きるとは限りません。
しかし、実際にリベルサスを服用した際に、違和感や上記6つのような副作用を感じた場合には、ただちにクリニックや病院へ相談してください。
リベルサスによる重篤な副作用
リベルサスによる重篤な副作用は「低血糖」「急性膵炎」です。
低血糖はリベルサスに限らず、糖尿病治療の薬の副作用として挙げられます。
また、リベルサスは膵臓にはたらきかける薬であるため、膵臓に過度な負担がかかった結果、急性膵炎を起こしてしまう可能性もあります。そのため、過去に膵炎を患った経験がある方は事前に医師へ相談してください。
リベルサスに関する3つの注意事項
次はリベルサスに関する3つの注意事項を解説します。
湿気と光に注意
リベルサスは湿気や光に弱い薬です。そのため、錠剤を袋に入れずに保管しているとリベルサス本来の期待できる効果が発揮できない可能性があります。
そのため、湿気や光の影響が少ない冷暗所で保管してください。
高所での作業・自動車の運転前には服用NG
リベルサスを服用した後の高所での作業や自動車の運転は、低血糖を起こして事故につながる可能性があるため、何か予定がある日の服用はNGです。
個人で入手する際は細心の注意が必要
リベルサスはネット通販で購入することもできます。
しかし、クリニックや病院で処方されるものと違って粗悪品である可能性もあります。
加えて、自己判断でリベルサスを購入すると、服用方法があいまいになったりご自身の体に合わない可能性もあるため、細心の注意が必要です。
このようなリスクを回避するために、クリニックや病院で診察を受け、適切な量のリベルサスを処方してもらいましょう。
リベルサスに関するよくあるQ&A
次はリベルサスに関するよくあるQ&Aを解説します。
リベルサスと防風通聖散は併用しても良い?
防風通聖散は、便秘やむくみ、肥満症の治療でも使用されている漢方薬です。
リベルサスと防風通聖散を併用した場合の重篤なリスクが起こる可能性というのは低いと考えられますが、自己判断で併用せずにまずはクリニックや病院に相談してください。
リベルサスを長期的に処方してもらうことはできますか?
はい。リベルサスは2021年11月末まで新薬として14日間の投与制限があり、長期処方はできませんでした。
しかし、2021年12月1日より、この14日間の投与制限が解除になったことで長期処方を受けることが可能になりました。
医師との相談の上1ヶ月分などの長期処方を受けられるので、処方の際に医師に相談してみると良いでしょう。
リベルサス以外の痩身効果が期待できる薬ってある?
注射に抵抗がない方でしたら、本記事でも解説した「サクセンダ」や「ビクトーザ」、上記で解説した「防風通聖散」などが痩身効果の期待できる薬と言えます。その他にも、体の中の糖を吸収しにくくする「カナグル」や、食事の中にある油分を約30%カットしてくれる「ゼニカル」もおすすめです。
リベルサスはいつ頃から効果が期待できますか?
リベルサスは早ければ3ヶ月程度の服用で効果があらわれ始めます。
リベルサスは保険適用されますか?
リベルサスは糖尿病治療薬であるため、2型糖尿病の方にのみ保険が適用されます。
そのため、痩身目的でリベルサスを処方してもらいたい場合は保険適用外です。
当院の3つの特徴
徹底した事前準備・アフターケア
当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。
通院しやすい立地
当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅からのアクセスが良いため通院しやすく、多くのお客様にご来院いただいています。お仕事帰りやお出かけ中の空き時間にふらっと訪れやすいのが魅力です。
丁寧なカウンセリング
当院では、従来の「お客様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」スタイルではなく、「医師(施術担当者)が、お客様のいらっしゃる個室へ行く」スタイルを採用しています。プライベート空間でじっくりと時間をかけてお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。
美容施術ならLUNA BEAUTY CLINICへご相談
本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。お顔に関する悩みや、美容施術に興味がある方は、お気軽に当院へご相談ください。
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