飲む日焼け止めとは?本当に効果が期待できるの?よくある質問【Q&A】を現役医師が徹底解説!
2024.07.25
「飲む日焼け止めに興味がある」「飲む日焼け止めって本当に効果は期待できるの?」と、飲む日焼け止めについて知りたい方はいませんか?
本記事では、飲む日焼け止めについて、本当に効果が期待できるのか、さらによくある質問【Q&A】を徹底解説します。
目次
飲む日焼け止めとは?
飲む日焼け止めとはその名の通り、服用するだけで紫外線からの肌へのダメージを減少させてくれる健康食品です。
約20年前からアメリカで「Sunscreen pills」として販売されており、近年日本でも注目されています。
飲む日焼け止めに配合されている成分
飲む日焼け止めには「フェーンブロック」や「ニュートロックスサン」と呼ばれる成分が含まれています。
フェーンブロックはシダ植物の一種から抽出される成分で、紫外線から肌を守る作用や「抗酸化作用」「炎症抑制作用」があり、紫外線によって傷ついた肌細胞をケアするはたらきを持つ成分です。
対して、ニュートロックスサンは、地中海地方の柑橘類とローズマリーを組み合わせ、開発された天然成分で、紫外線を浴びた際に肌を守ろうと体内から発生する活性酵素を抑制し、肌細胞本来の力を引き出し炎症を抑えることにより、日焼けによるシミや肌の老化(光老化)の原因に対してアプローチします。
また、複数販売されている飲む日焼け止めには、美容効果が期待できる成分をあわせて配合しているものもあります。
飲む日焼け止めの仕組み
飲む日焼け止めは、紫外線による肌へのダメージに向かってアプローチして回復を助けるという仕組みです。
日焼けとは肌が黒くなるということですが、肌が黒くなるということは体内でメラニン色素が生成されているからです。
そこで、飲む日焼け止めの中にある作用である紫外線から肌を守る作用「抗酸化作用」や「炎症抑制作用」で活性酵素を抑えてメラニン色素へアプローチすることで、紫外線によるダメージを回復させる効果が期待できます。
加えて、体内から活性酵素の発生を抑制するという観点から「アンチエイジング」としての効果も期待されています。
飲む日焼け止めのメリット
飲む日焼け止めのメリットは、やはり「紫外線による肌へのダメージを体内から防ぐことができること」でしょう。
塗るタイプの日焼け止めは日光からの紫外線をブロックする働きがあり、飲む日焼け止めは日光から受けた紫外線による肌へのダメージを抑え、しみやシワ、赤みに繋がることを防いでくれます。
この二つを併用することで肌へのダメージを最小限に抑える効果が期待できます。
飲む日焼け止めのデメリット
飲む日焼け止めのメリットは、やはり「紫外線による肌へのダメージを体内から防ぐことができること」でしょう。
塗るタイプの日焼け止めは日光からの紫外線をブロックする働きがあり、飲む日焼け止めは日光から受けた紫外線による肌へのダメージを抑え、しみやシワ、赤みに繋がることを防いでくれます。
この二つを併用することで肌へのダメージを最小限に抑える効果が期待できます。
飲む日焼け止めは本当に効果が期待できる?
次は飲む日焼け止めは本当に効果が期待できるのかを考えていきます。
体内から紫外線によるダメージをブロック
飲む日焼け止めは、ここまでで解説した通り、体内から紫外線によるダメージをブロックする効果が期待できる健康食品です。
しかし、飲む日焼け止めに含まれている成分「フェーンブロック」「ニュートロックスサン」は、紫外線が強い国・地域で開発されていることもあり、紫外線から肌を守る作用はありますが、肝心の期待できる効果を実感するまでには時間がかかるとされています。そのため、長期的なスパンでの摂取が必要になります。
飲む日焼け止め商品によって幅広い効果が期待できる
飲む日焼け止め商品は幅広く、商品によっては「ビタミンC」や「プラセンタ」「ヒアルロン酸」など、美肌効果が期待できる成分を含んでいるものもあります。
その他にも、生活習慣病の予防・改善効果や、生理痛の改善が期待できる「フラバンジェノール」などが含まれている飲む日焼け止めもあるため、日焼け止めを選ぶ際は、紫外線対策に期待できる成分以外にも、ご自身がプラスで欲しい成分が配合されている成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。
アメリカ皮膚科学会では「飲む日焼け止めに紫外線対策の科学的根拠はない」としている
飲む日焼け止めのデメリットでも少しお話しましたが、アメリカ皮膚科学会の会長「ダーク M. エルストン」の声明によると「飲む日焼け止めだけで太陽の有害な紫外線から肌を守るという科学的な根拠はない」としています。
加えて、FDA(アメリカ食品医薬局)が現在唯一日焼け止め対策があるとして認めているものは、塗るタイプの日焼け止めだけだとも話しているのです。
そのため、インターネット上で見かける広告にある「飲む日焼け止めを飲めば確実に紫外線対策ができる」と謳っている商品は、過大広告ということになります。
飲む日焼け止めではなく、塗る日焼け止めが紫外線対策にはマスト
飲む日焼け止めは科学的に見ても、日焼け防止効果が期待できないと言うことなので、確実に日焼けを防止したいのならば、塗る日焼け止めがマストです。
もちろん、人によっては継続的に飲む日焼け止めを飲み続けた結果「日焼けする場所にいたけれど、全く日焼けしていなかった」と答える方もいます。しかし、これは継続して飲むことが大切です。
そのため、短期的に日焼けを防止したいのならば、ドラッグストアなどで販売されている「塗るタイプの日焼け止め」を選びましょう。
飲む日焼け止めの効果に関するよくある質問【Q&A】
次は飲む日焼け止めの効果に関するよくある質問【Q&A】を解説します。
飲む日焼け止めに副作用はありますか?
基本的に飲む日焼け止めを飲んで何か副作用があるという報告は滅多にないです。
また、インターネット上だと「白髪が増える」とのコメントもありますが、こちらも科学的根拠はありません。
しかし、食品アレルギーの観点から見ると人によってはアレルギー反応を起こす可能性もあるため、飲む日焼け止めを選ぶ際は記載されている成分表をしっかりとチェックしてください。
飲む日焼け止めで「肌が明るくなりました」ってコメントを見るけど?
飲む日焼け止めを継続的に飲むことで、日常的な紫外線からの肌へのダメージを防いでくれるため、結果的に肌がワントーン明るくなったと答える方もいます。また、飲む日焼け止めに含まれている成分によっては美肌効果が期待できるものもあるため、肌が明るくなったと感じる可能性もあるでしょう。
飲む日焼け止めと塗る日焼け止めの併用はOK?
はい。OKです。
美容クリニックでは、飲む日焼け止めと塗る日焼け止めを併用することで、お互いの弱点を補うことができると考えられています。
飲む日焼け止めが服用できない人はいますか?
飲む日焼け止めに含まれているローズマリーは、子宮を収縮させる作用があるため、妊娠中や授乳中の方の使用はNGです。
その他にも、食品アレルギーをお持ちの方や小学生以下の子供は服用を控えましょう。
どうしても飲む日焼け止めを服用しなければならない場合は、かかりつけの病院やクリニックへ事前に相談してください。
飲む日焼け止めはいつ服用すれば良いですか?
商品によって差はありますが、基本的に紫外線を浴びる30分~1時間前に服用すると良いでしょう。
また、飲む日焼け止めを飲み忘れても、紫外線を浴びた直後に飲めば紫外線ダメージを軽減する効果が期待できます。
当院の特徴
次は当院の特徴をご紹介します。
幅広い施術に対応
本記事を監修しているLUNA BEAUTY CLINICでは、幅広い美容施術に最新機器を使用して対応している美容クリニックです。
紫外線によるシミやシワには「ピコレーザー」がおすすめで、その他にも、「ダーマペン4」は、メラニン色素の抑制を促す成分の薬剤と組み合わせることで、紫外線を受けてしまった肌のケアを行うなど、患者様の悩みにピッタリの施術法をカウンセリング時に提案させていただきます。
丁寧なカウンセリングで患者様の心に寄り添う
LUNA BEAUTY CLINICでは、従来の「患者様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」ではなく、「医師(施術担当者)が、患者様のいらっしゃる個室へ行く」という方法を採用しており、カウンセリング時も患者様の理想・希望を第一に考え、心に寄り添った丁寧な対応を心がけております。
クリニックは駅から徒歩圏内
当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅から徒歩圏内の好立地にあるため、お買い物のついでやお仕事帰りなど、気軽にご来院いただけます。
美容施術ならLUNA BEAUTY CLINICへ
本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。
飲む日焼け止めについて、更に詳しく知りたい方や、紫外線によるシミやシワが気になっている方、美容施術に興味がある方は、お気軽に当院へご相談ください。
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