ほくろが増える7つの原因と対処法・よくある質問【Q&A】を徹底解説
2024.07.25
「最近ほくろが増えてきた」とお悩みの人はいませんか?
ほくろが増える原因は様々で、適切な対処を行えばほくろを予防することができます。
本記事では、ほくろが増える7つの原因と対処法、よくある質問【Q&A】を徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ほくろに関する基礎知識
ここではまず、ほくろに関する基礎知識を紹介していきます。
ほくろとは
ほくろとは、医学用語で色素細胞母斑と呼ばれる良性のできものです。
ほくろの色は茶色や黒色で、顔や腕など体全体のどこにでもできます。
ほくろができる仕組み
ほくろができる仕組みは、紫外線と同様、メラノサイトが大きく関わっていることをご存じですか?
通常、私たちの肌は何らかの刺激を受けると、メラノサイトからメラニン色素が生成されます。
この過程で、メラノサイトが変化し「母斑細胞」と呼ばれる細胞が増殖したものがほくろです。
そしてほくろと混同されやすいシミは、メラニン色素が定着し色素沈着することで起こります。
ほくろの役割
ほくろには、紫外線を吸収して皮膚を黒くすることで、体を守る役割があります。
ほくろは見た目で嫌がられることも多いですが、実は私たちの肌を守る頼もしい存在なのです。
ほくろの種類
基本的に、ほくろは後天性であるものが大半で生まれつきのほくろは先天性色素性母斑と呼びます。
後天性のほくろの種類は以下の4つです。
- Unna母斑……黒~茶色のほくろ・体幹や腕に発生しやすい
- Miescher母斑……黒~茶色のほくろ・顔や頭に発生しやすい
- Spitz母斑……黒~赤色のほくろ・顔に発生しやすい
- Clark母斑……黒~茶色のほくろ・体幹や手足に発生しやすい
この中のSpitz母斑は、比較的若年者にできやすく、まれに急に大きくなることがあります。
この場合、悪性黒色腫(メラノーマ)と呼ばれる皮膚がんと症状が似ているため、一度病院を受診しなければならない可能性が高いです。
ほくろが増える7つの原因
次は、ほくろが増える7つの原因を徹底解説していきます。
①体質
先天性のほくろは「先天性色素性母斑」や「黒あざ」と呼ばれます。
原因としては遺伝的な要素が多く、両親にほくろが多いと、小さい頃からほくろができやすくなるものです。
しかし生まれつきあるほくろの数は多くなく、増えることもありません。
基本的に、ほくろは後天性が大半であるため、生まれつきのほくろはレアなのです。
注意点としてほくろが気になってむしったり焼いたりといじりすぎると皮膚に刺激を与えることで悪性のほくろができる可能性が高まります。
その他にもほくろが徐々に大きくなって7cmを超えたら一度病院を受診してください。
②紫外線
夏の時期など、紫外線対策をせずに野外で強い紫外線を浴び続けているとメラノサイトがメラニン色素を生成し、その過程でメラノサイトが変化し母斑細胞が増殖してほくろができる原因になります。
紫外線はシミの原因にもなるため、紫外線対策をきちんと行ってください。
③ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーは約4〜6週間のサイクルで訪れるもので、古い角質や垢を排出するはたらきがあります。
このターンオーバーが何らかの原因で乱れると、ターンオーバー周期が遅延し、メラニン色素を排出しにくくなった結果、変化した母斑細胞が増殖し、ほくろが増えてしまうのです。
④生活習慣の乱れ
睡眠不足やストレスなどで生活習慣が乱れると、ホルモンバランスやターンオーバーが乱れてメラニン色素を正常に排出できなくなってしまいます。
そのため、質のよい睡眠や適度な運動でストレスを発散するなど日常的に生活習慣が乱れないように意識することもほくろを予防するのに大切です。
⑤摩擦
洋服やメイクなど物理的な刺激を受けることで、肌はメラノサイトからメラニン色素を排出します。
特に下着や靴などは、同じ場所が圧迫されたり擦れたりするため、その部分にメラニン色素が集中してほくろができる原因になります。
⑥女性ホルモン
女性の卵巣で作られている女性ホルモンは、卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロンの2種類です。
プロゲステロンは生理前や生理中、産後などに活発に分泌される女性ホルモンで、このプロゲステロンが多く分泌されるとメラニン色素が多く生成されるようになります。
その結果、ほくろができる原因になってしまうのです。
⑦病気
ここまでの原因を読んで「私はしっかりと対策をしているのに」と感じた人は、もしかすると何らかの病気が原因でほくろが増えているのかもしれません。
ほくろが増える病気として代表的なのは「悪性黒色腫(メラノーマ)」や「基底細胞がん」です。
悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫(メラノーマ)は、メラノサイトががん化することによって発生する悪性腫瘍です。
日本人は10万人あたり1~2人が、この悪性黒色腫(メラノーマ)を発症するとされています。
皮膚への症状としては「褐色~黒色のシミ」や「腫瘤(しゅうりゅう)」として現れ、形が左右非対称であったり、輪郭がギザギザしている、大きさが6mm以上ある場合や、サイズや色・形・かたさが変化するという特徴があります。
悪性黒色腫(メラノーマ)の発症原因は「遺伝」や「紫外線の刺激」などが挙げられますが、はっきりとした原因はいまだ不明です。
しかし、日本人は遺伝として末端黒子型(まったんほくろがた)と呼ばれる悪性黒色腫を発症することが多いとされています。
基底細胞がん
基底細胞がんは、表皮の一番下の層にある基底細胞や、毛根を包む組織を構成している細胞から発症する皮膚がんです。
この基底細胞がんは、皮膚がんの中でも最も発症数が多いがんとされています。
皮膚への症状としては、わずかに盛り上がった1~2mmの黒いほくろのようなものが複数現れます。
そして、次第にその黒いほくろのようなものが集まって円や楕円の形に広がり、進行すると中央がへこんで潰瘍化します。
基底細胞がんはどこにでもできますが、特に顔に発生することが多く、原因としては「紫外線」や「放射線」「外傷」「やけどのあと」が挙げられるでしょう。
ほくろを増やさないための対処法
次は、ほくろを増やさないための対処法を徹底解説していきます。
紫外線対策
ほくろを増やさないために一番大切なことは「紫外線対策を怠らないこと」です。
紫外線対策には、外出時の日焼け止めはもちろん、日傘をさして行動したり、帰宅後は紫外線ダメージを軽減するために保湿を行ったりするとよいでしょう。
また家の中にいても紫外線は入り込んでくるため、UVカットカーテンに買い替えることや、紫外線が強い日は室内でも日焼け止めを塗ることをおすすめします。
ほくろを刺激しない
ほくろに刺激を与えると、メラニン色素を生成させる原因になります。
そのため、気になった時や洗顔時などに顔を擦ることは控えてください。
ほくろ予防化粧品を使用する
ほくろを予防する化粧品は、主にメラニン色素の生成を抑制する成分が配合されたものをおすすめします。例えば「ビタミンC誘導体」や「アルブチン」「コウジ酸」はメラニン色素の生成を抑制してくれる効果が期待できます。
ビタミンB6を含む食材を積極的に摂取する
ビタミンB6は、肌のターンオーバーを促進するはたらきがあるため、メラニン色素の排出を助ける効果が期待できます。
ビタミンB6は「バナナ」や「レバー」「青魚」に多く含まれています。
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サプリの活用
毎日忙しくてなかなか意識的に食事が摂取できないという人は、上記でご紹介した成分を配合したサプリの活用もおすすめです。
生活習慣改善
生活習慣の乱れは、ターンオーバーや女性ホルモンの乱れに繋がります。
そのため、質のよい睡眠や適度な運動、バランスの良い食生活など、生活習慣の改善を意識してみてください。
ほくろができる原因に関するよくある質問【Q&A】
次は、ほくろができる原因に関するよくある質問【Q&A】に回答していきます。
どうしてほくろは顔にできやすいのですか?
陰部にほくろができる原因は何ですか?
頭にほくろができる原因は何ですか?
良性のほくろと悪性のほくろの見分け方を教えてください
当院の特徴
当院の特徴をご紹介します。
徹底した事前準備・アフターケア
当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。
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当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅から徒歩圏内の好立地にあるため、お買い物のついでやお仕事帰りなど、気軽にご来院いただけます。
丁寧なカウンセリング
当院では、従来の「お客様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」スタイルではなく、「医師(施術担当者)が、お客様のいらっしゃる個室へ行く」スタイルを採用しています。プライベート空間でじっくりと時間をかけてお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。
ほくろができる原因に関する質問はLUNA BEAUTY CLINICへ
今回は、ほくろが増える7つの原因と対処法・よくある質問【Q&A】を徹底解説しました。LUNA BEAUTY CLINICはお客様一人ひとりの悩みに寄り添い、ベストな対処法を提案させていただきます。今回の記事も、参考になれば幸いです。カウンセリング予約はこちら
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