稗粒腫って何?原因や5つの治し方・日常的にできる予防法を徹底解説!
2024.07.26
「最近目の周りに白いブツブツができた」「白くて硬いブツブツができた、もしかして悪い病気かな?」と不安になっている人はいませんか?
目の周りなどにできる白や黄白色のブツブツは稗粒腫と呼ばれるものかもしれません。本記事では、稗粒腫の原因や5つの治し方、日常的にできる予防法を徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
稗粒腫(はいりゅうしゅ)とは
ここではまず、稗粒腫について徹底解説していきます。
稗粒腫の特徴
稗粒腫は、肌の一番外側にある表皮の下にできる直径1~2mmの白~黄白色の硬いブツブツです。痛みやかゆみはなく、白色という観点から初期ニキビだと勘違いする人もいますが、ニキビとは別物です。
稗粒腫ができやすい部位
稗粒腫ができやすい部位は以下の通りです。
- 目の周り
- 頬
- 陰部
- 鼻先など
稗粒腫は炎症や膿が原因で発生するものではないので、放置していても体に害はありません。
しかし、鏡を見たとき顔に白いブツブツがあったら嫌ですよね。
加えて、陰部にもできることがあるので、人によっては何かの病気かと心配する人もいます。
稗種腫ができやすい人
稗粒腫は女性にできやすいと言われており、その中でも「水ぶくれができやすい」「汗をかきやすい」という人に特にできやすいと考えられています。また加齢に伴ってできることもあるようです。
加えて、小学生などの小さいお子さんでも稗粒腫ができて病院を受診するというケースもあるので、よく汗をかく人ならば年齢は関係ないと考えられています。
稗種腫と似ている病気
稗粒腫には、似ている病気が3つあります。
①汗管腫(かんかんしゅ)
汗管腫は、汗を分泌する汗管が何らかの原因で増殖した結果、目もとや額などにできる1~3mm程度の良性腫瘍です。
顔以外にも、腕や手などに現れる場合や、加齢とともに汗管腫が増えるケース、まれに全身に発症するケースなども確認されています。汗管腫も稗粒腫と同様、腫れや痛みなどの症状はなく、良性腫瘍であるため、そのまま放置するケースが多いです。
②脂肪腫(しぼうしゅ)
脂肪腫は、表皮の下にできる腫瘍の中で最も多く見られる良性の腫瘍です。
この脂肪腫には皮下組織、筋膜下、筋肉内、筋肉間で見られる数種類の腫瘍があります。
基本的には稗粒腫と同様に、痛みやかゆみはありませんが、脂肪腫が神経を圧迫することによって痛みを感じる場合があるでしょう。
脂肪腫の原因は明確にされていませんが、多発する腫瘍は遺伝や飲酒との関係性が認められる場合もあります。
③粉瘤(ふんりゅう)
粉瘤は、別名アテローマとも呼ばれ、皮膚の下にできてしまった袋状のものに角質や皮脂が溜まってできる腫瘍の総称です。
粉瘤ができる原因は明確にされていませんが、外傷などの刺激によって毛穴の皮膚に近い部分がめくれ、皮膚の下に袋状のものを作るという考えや、毛の生え際がつまったり、ウイルス感染したりすることで発症するという考えもありますます。
稗粒腫の原因
次は、稗粒腫の原因について徹底解説していきますので、ぜひご覧ください。
生まれつき
稗粒腫には原発性、つまり生まれつきできるものがあります。
この生まれつきの稗粒腫は、妊娠中のホルモンの影響や汗腺が未発達であることが関係しているのではないかとされる説もありますが、現時点で明確な原因は判明していません。
袋にケラチン(タンパク質)が溜まる
稗粒腫の正体はケラチンと呼ばれるタンパク質です。
このケラチンは、髪の毛や皮膚の角質層、爪を作る成分で、このケラチンが何らかの原因で毛穴に溜まると稗粒腫が発生します。
ターンオーバーの滞り
稗粒腫はケラチンが溜まって発生しますが、その理由は老化や生活習慣の乱れによってターンオーバーが滞っている可能性が1つの原因として挙げられます。
ターンオーバーが滞ると余分な角質が適切に排出できず、結果的にケラチンが溜まっていくのだと考えられます。
外部からの刺激
稗粒腫は、切り傷や擦り傷などの外傷跡など外部からの刺激によってできることがあります。
また、シミの原因となる紫外線も肌へ刺激を与えるので、稗粒腫の原因になることもあります。
稗粒腫の5つの治し方
稗粒腫は放置しても問題がないとはいえ、そのままにしておくと更に稗粒腫が増えて見た目が悪化する可能性があるので、これから解説する5つの治し方を参考に稗粒腫ケアを行ってください。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、皮膚に薬剤を塗布し、皮膚を柔らかくして剥がすことで古い角質などを除去する美容施術です。
稗粒腫の治療でのケミカルピーリングは、皮膚を薄く剥がして稗粒腫の塊を除去します。
ケミカルピーリング治療は基本的には複数回の施術が必要となります。
稗粒腫の治療以外にも肌質改善やニキビ予防にも効果が期待できるので、気になった人は一度当院やお近くの美容クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
炭酸ガスレーザー
稗粒腫の治療として炭酸ガスレーザーを使って稗粒腫に穴を開けて取り除く治療法があります。
炭酸ガスレーザーを照射すると、皮膚内にある水分が炭酸ガスに反応して熱を帯びます。
その後、熱が冷めていく過程で稗粒腫の原因となる組織を破壊し、除去する方法です。
針やメスを使わずに治療できるので、傷跡を残さず綺麗に治療できる点が魅力ですが、保険適用外なので、自費診療になります。
圧出法
圧出法は、稗粒腫の一般的な治療法で、注射針やメスで皮膚の表面に穴を開け、つまっている角質を除去します。
治療の際に何を使うかは病院によって異なりますが、ピンセットで圧迫して取り出すこともあるでしょう。除去した後は数日で傷口がふさがり元通りの状態になります。
漢方
漢方ではヨクイニンと呼ばれるハトムギを原料として作られた漢方薬を継続的に摂取することで稗粒腫を治療する方法もあります。
ヨクイニンには「肌の水分代謝促進」「消炎作用」「肌のターンオーバーを整える」などの効果が期待できるので、稗粒腫の改善に適している成分と言えるでしょう。
市販薬
近年、ドラッグストアや通販などの市販薬でも稗粒腫の治療を目的とする薬が販売されています。
仕事や家事で忙しくて病院に行く暇がない人や、セルフで治したいと考えている人は、市販薬の使用もおすすめです。
稗粒腫の予防方法
次は、日常的にできる稗粒腫の予防方法をご紹介します。しかし、生まれつきできることもあることから、以下の予防方法が効かないという方もいます。その場合は上で紹介した治療法を試してみてください。
保湿をする
稗粒腫は一度治療してもまた再発する可能性があります。
そのため、皮膚を清潔に洗顔し、保湿をすることで新陳代謝を整えターンオーバーの正常化を促進させることも予防効果が期待できるでしょう。
定期的にピーリングを行う
定期的にピーリングを行ったり、美容クリニックでピーリングを受けることで肌の不要な角質を除去したり、肌のターンオーバーを促進させたりすることができます。
しかし、肌が弱い人の場合、頻繁にピーリングを行うと予期せぬ肌トラブルを引き起こす可能性があるため、使う商品や医師の指示に従ってピーリングを行いましょう。
紫外線ケアをする
紫外線による外部からの刺激は、肌トラブルを起こし稗粒腫を発生させる原因です。
外出時は日焼け止めや、帽子、サングラスなど手軽にできる紫外線ケアを始めてみましょう。
洗顔方法を見直す
毎日の洗顔を間違った方法で続けると肌にダメージを与え、稗粒腫リスクを高めます。
洗顔時は、洗顔料をしっかりと泡立て、強くこすらないように洗うことはもちろん、顔を拭く際もゴシゴシとせず、タオルを軽く顔に押し当てて水分を吸い取るようにしてみてください。
稗粒腫の治し方に関するよくある質問【Q&A】
次は、稗粒腫の治し方に関するよくある質問【Q&A】に回答していきます。
稗粒腫は放置すれば自然に治りますか?
稗粒腫を自分で取ってもよいですか?
病院での稗粒腫治療はどの位で効果が期待できますか?
赤ちゃんに稗粒腫がある場合はどうしたらよいですか?
当院の3つの特徴
ここからは当院の特徴を3つご紹介します。
徹底した事前準備・アフターケア
当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。
通院しやすい立地
当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅からのアクセスが良いため通院しやすく、多くのお客様にご来院いただいています。お仕事帰りやお出かけ中の空き時間にふらっと訪れやすいのが魅力です。
丁寧なカウンセリング
当院では、お客様に効果の高い施術をご提供するためカウンセリングに力を入れております。時間をかけてじっくりとお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。
稗粒腫の治し方に関する質問はLUNA BEAUTY CLINICへ
今回は、稗粒腫の原因や5つの治し方、日常的にできる予防法を徹底解説しました。LUNA BEAUTY CLINICはお客様一人ひとりの悩みに寄り添い、ベストな対処法を提案させていただきます。今回の記事も、参考になれば幸いです。
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