「50代の毛穴トラブルは若い頃と違うって本当?」「たるみ毛穴に効果的な美容施術を知りたい」とお悩みの人はいませんか?50代は肌の衰えが進み、たるみ毛穴が目立ち始める年齢です。若い頃とは肌が抱える問題も異なるため、肌の状態を見極め、より入念なケア・施術を行うことが大切です。
今回は、50代のたるみ改善方法について、詳しく解説します。
目次
50代のたるみ毛穴の特徴
50代のたるみ毛穴は、肌のたるみと共に毛穴が縦長に開き、しずくに似た形を形成します。
また、皮膚と共に毛穴も下へ引っ張られるため、縦に伸び楕円へ変形します。50代にたるみ毛穴が増えるのは、肌の乾燥や紫外線ダメージの蓄積、美肌成分の減少が原因です。
若年層の毛穴の悩みは、つまり毛穴や黒ずみ毛穴をはじめ、毛穴汚れの問題が一般的です。また、開き毛穴も丸い形のものが多く、ケア次第で目立ちにくくすることができます。
若年層の悩みに比べ、50代の毛穴問題は加齢と直結しており、肌そのものへアプローチをする必要があるでしょう。
50代のたるみ毛穴の原因3つ
50代のたるみ毛穴を悪化させる3つの原因について、詳しく解説します。
加齢
50代の肌にたるみ毛穴が生じる原因は、加齢による美肌成分の減少です。肌は上から表皮、真皮、皮下細胞に分けられ、美肌成分は主に真皮に存在します。
真皮では、次の3つの成分が美肌を保持する役割を担っています。
コラーゲン
コラーゲンは、皮膚の真皮層の7割を構成するたんぱく質です。肌のハリを保ち、角質層の水分を保持する働きがあります。
エラスチン
エラスチンは肌の弾力を維持する成分です。コラーゲンとエラスチンは二つが合わさって網目状に構成されており、コラーゲンは肌の強さ、エラスチンは弾力を保つ働きがあり、協力しながら美肌を守ります。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、真皮層の水分を保持する成分です。コラーゲンやエラスチンの隙間を、ゼリー状の形質で埋め、肌の水分量を整えます。1グラムのヒアルロン酸で約6リットルの水分を保持する力があるといわれています。
しかし、紫外線などによるダメージや加齢により、上記のような美肌成分は減少します。また、コラーゲンやヒアルロン酸を生成する線維芽細胞も、働きが衰えます。ハリや弾力を失った皮膚は重力によって下垂し、しわやたるみを作ります。
肌の乾燥
若年層の肌は十分な水分量を保ち、ふっくらとハリがあります。ヒアルロン酸の働きによる肌のハリを維持する弾力、柔軟性により保持肌が持ち上がった状態が保たれているため、毛穴は目立ちません。しかし、ヒアルロン酸は加齢とともに減少し、肌のバリア機能も低下するため、風船の様に膨らんでいた肌も、加齢とともにしぼみます。肌の下垂とともに毛穴も下へ引っ張られ、たるみ毛穴が目立ちやすくなります。
筋力の低下
顔の表情は、40種類以上の表情筋の働きによって作られます。しかし、日常で使用される表情筋は3割に留まり、7割は加齢とともに萎縮します。肌の老化により表情筋は衰え、委縮した部位が下がり、たるみが生じます。肌の下垂に従い毛穴も下がり、縦に伸びて変形し、しずく状の毛穴を形成します。
50代のたるみ毛穴改善に期待できる6つのセルフケア
加齢によるたるみ毛穴の改善は困難ですが、セルフケアにより進行を抑えることは可能です。日常で可能なたるみ毛穴のケアについて、7つの方法をまとめました。
セルフケア①:洗浄力が強い洗顔料を避ける
洗顔料は洗浄力が強すぎるものは避け、肌に優しいものを選びましょう。毛穴ケアの基本は、余分な皮脂や汚れを除去し、肌を清潔に保つことです。そのため、洗浄力が強い洗顔料は、肌に必要な皮脂まで除去し、肌のバリア機能を低下させる恐れがあります。皮脂の落としすぎは過剰な皮脂分泌にも繋がり、乾燥を悪化させます。
肌に優しい洗顔料を用い、1日2回程度の洗顔が目安です。
セルフケア②:保湿を徹底的におこなう
たるみ毛穴が目立つ主な理由は水分量の不足です。保湿効果の高いスキンケア用品を取り入れ、肌の水分を守りましょう。
基本的な保湿方法は、化粧水を塗布し、乳液で美肌成分を閉じ込め、クリームで蓋をするという手順です。コラーゲンの配合量で選んでしまう人も多いですが、必ずしも自分の肌に合っているとは限りません。皮膚科や美容クリニックなどで相談するなどして、肌状態に合ったスキンケア用品選びが大切です。
セルフケア③:紫外線対策をおこなう
地上に届く紫外線はA波(UVA)とB波(UVB)に分かれており、たるみに悪影響を及ぼすのはA波です。A波は波長が長く、皮膚を通過し真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの美肌成分を傷つけます。
外出時には日焼け止めをしっかりと塗布し、UVカット機能がある日傘や手袋を活用しましょう。
外出時だけでなく、屋内でも紫外線対策は重要です。A波は窓ガラスも通過するため、屋内にいても浴びる恐れがあります。屋内でも日焼け止めを使用し、カーテンはUVカット加工のものを選ぶと良いでしょう。
セルフケア④:ハリ感をプラスできるスキンケアを使う
たるみ毛穴は肌の緩みにより進行するため、ハリの改善が期待できるスキンケアも効果的です。肌を刺激から守るセラミド、弾力を保持するコラーゲン配合の化粧水は、ふっくらとしたハリのある肌へと導きます。
自分の肌に合った成分かどうかも考慮しながらスキンケア用品を選びましょう。
セルフケア⑤:表情筋トレーニングをおこなう
顔には40個以上の表情筋があり、あらゆる表情を作ります。表情筋は動かすほど鍛えられ、逆に動きが少ない部位は萎縮します。年齢を重ねるごとに表情の癖が定着するため、あまり動かしてこなかった部位の緩みが肌を下に下げてしまいます。
日常ではあまり使わない表情筋を鍛え、肌が下に下がらないように心がけましょう。
セルフケア⑥:マッサージをする
フェイスマッサージには血流やリンパの流れを改善し、新陳代謝を高める効果が期待できます。両手をほうれい線に添え、沿わせるようにして頬を持ち上げましょう。つまむ位置を変え、複数の位置で同じ動作を繰り返します。マッサージの継続がたるみの抑制につながります。
素手によるマッサージは肌を傷つける恐れもあるため、マッサージクリームやオイルの使用をおすすめします。
50代のたるみ毛穴改善が見込める治療方法3選
たるみ毛穴は加齢に起因し、セルフケアでの改善も可能ではありますが、難しく時間がかかります。また、肌の状態に合わないスキンケアやマッサージにより、症状が悪化する恐れもあります。
そのため、より効果が期待できるアプローチとして、美容クリニックでの施術がおすすめです。一人ひとりの肌トラブルに合った施術を行うことができるため、高い効果を得ることができます。
ここでは、50代のたるみ毛穴改善が見込める3つの施術方法を紹介します。
ハイフ(HIFU)
ハイフ、高密度焦点式超音波を使用した施術です。肌奥には、皮膚層と筋肉をつなぐSMAS筋膜があり、皮膚層を支えています。しかし、SMAS筋膜はコラーゲンにより形成されるため、加齢とともに働きも衰えます。
ハイフでは、肌奥のSMAS筋膜に超音波でアプローチし、熱の力により再生能力を高めます。熱エネルギーが真皮層を通過するため、広い範囲にコラーゲンの生成が期待できます。
ダーマペン4
ダーマペン4とは、肌奥の真皮層に極細針で穴を開け、肌の自己再生能力を促す施術方法です。針の刺激により、コラーゲンなどの自己生成が促進され、肌の引き締め効果が期待できます。また、開けた穴から美肌成分を導入するため、ニキビ跡や小じわの改善にも効果を発揮します。個人差はありますが、3~5回の施術を行うことでより高い効果が期待できます。
フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーとは、レーザーをマイクロドット状に肌に照射し、皮膚の自己再生能力を促進する施術です。レーザーの力で肌に微小な穴を開け、コラーゲン生成を促し、たるみやハリを改善します。個人差はありますが、1ヶ月おきに合計4回以上の施術が目安です。
50代のたるみ毛穴に関するよくある質問【Q&A】
50代のたるみ改善について、よくある質問に回答しました。
たるみ毛穴と開き毛穴の違いは何ですか?
頬のたるみ毛穴を簡単になくす方法はありますか?
50代のたるみ毛穴はセルフケアのみでも改善できますか?
当院の特徴
徹底した事前準備・アフターケア
当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。
通院しやすい立地
当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅から徒歩圏内の好立地にあるため、お買い物のついでやお仕事帰りなど、気軽にご来院いただけます。
丁寧なカウンセリング
当院では、従来の「お客様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」スタイルではなく、「医師(施術担当者)が、お客様のいらっしゃる個室へ行く」スタイルを採用しています。プライベート空間でじっくりと時間をかけてお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。