目の下のクマ取りの方法はどれがいい？治療別のダウンタイムも解説

目の下のクマを取るには、どの方法が効果的？
美容治療でクマは消せるの？
たるみはマッサージで改善できる？
色素沈着によるクマを消したい！
黒クマはどうやって見分けるの？

目の下のクマは、なんとなく疲れた印象を与えてしまいますよね。

マッサージを試してもなかなか解消できず、クマ取りの方法が気になっていませんか？

編集部

目の下のクマを解消するためには、まずクマの種類を見極め、それに合った治療法を取り入れることが効果的です！

クマには黒クマ・茶クマ・青クマ・赤クマの4種類があり、それぞれに合った治療を選ぶことで、クマのない明るくハツラツとした目元を手に入れることが可能です。

そこで本記事では、以下の3つのポイントを中心にお伝えします。

• クマの種類
• 目の下のクマ取りの治療方法とダウンタイム
• 目の下のクマ取りで失敗しないためのポイント

「目の下のクマの判別方法を知りたい」
「目の下のクマを取りたいけど、何を受けたら良いかわからない」

このような悩みを解決できる記事となっていますので、クマ取りの治療について気になっている方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね！

クマの種類

目の下のクマは主に4つの種類があり、それぞれ原因が異なります。

また、種類によって効果的なクマ取りの方法も違うので、まずは自分のクマがどの種類に当てはまるのか見分けておくことが大切です。

編集部

適さないクマ取りを行うと、効果が得られないので要注意！

それぞれのクマの特徴や原因、見分け方を詳しく解説していきます。

黒クマ

黒クマは、目の下のふくらみやたるみから影ができることが原因で起こるクマです。

別名『影クマ』とも呼ばれていて、クマの中で最も多い種類ともいわれています。

編集部

上をむいて鏡を見たときに、色味が薄くなっているなら黒クマの可能性が高いですよ！

黒クマは、皮膚の凹凸が原因でできるクマのため、セルフケアでの改善が難しいもの。

目の下のふくらみは、眼球を支える靭帯がゆるみ、眼球が下に下がることで目の下の脂肪が押し出されて発生します。

また、目の下のたるみは加齢による肌弾力・筋力の低下が原因です。

どちらの場合も、改善するには美容クリニックなどで目の下のふくらみ取りや脂肪注入などを受け、皮膚の凹凸を平らにする必要があります。

施術方法などによっても異なりますが、施術時間はおよそ30分。

効果も半永久的に持続するため、気になる方は一度カウンセリングを受けてみることがおすすめです◎

茶クマ

茶クマは、目の下の皮膚が茶色くくすんで見えるクマの種類です。

紫外線ダメージや色素沈着が原因で発生し、目の下を引っ張っても色味が変わらないことが特徴です。

編集部

実は、目の周りの皮膚はとてもデリケート！

表皮の厚さは約0.02mmと非常に薄いため、洗顔やクレンジングをしすぎたり目の周りを掻きすぎるだけで、色素沈着の原因となるメラニンを活性化させてしまいます。

メラニンとは

肌や髪の毛・瞳の色などを構成する黒色の色素のこと。

紫外線ダメージや刺激を受けると、表皮の奥深くにあるメラノサイト（メラニン生成工場）が活発化し、メラニン色素を多く生成してしまう。

過剰に作られると、色素沈着やくすみ・シミの原因となる。

肌の新陳代謝が活発である10代であれば、過剰に生成されても自然に剥がれ落ちるため、クマやくすみになることはありません。

しかし、加齢や生活習慣の乱れによって新陳代謝が不活性化すると、メラニン色素が蓄積。

茶クマがさらに濃くなる原因となってしまいます。

編集部

まずは紫外線対策と保湿！そして規則正しい生活習慣が茶クマ改善のカギ。

それでも改善が難しい場合は、美白成分が配合された外用薬やレーザー治療・新陳代謝が活性化される再生注射などがおすすめです◎

青クマ

青クマは、目の下が青や紫色に見えるクマのこと。

主に睡眠・運動不足や目の使い過ぎによる血行不良が原因で、目の下を引っ張ると色味が薄くなる特徴があります。

編集部

要は、血管の色が透けて見えてしまうことで発生しているクマということ。

血行不良を起こすと、ヘモグロビンと呼ばれる暗赤色の血液が増え、その結果、目元の血管が青っぽく透けて見えて「クマ」ができるという仕組みです。

改善するには、睡眠時間の確保や運動の習慣化を取り入れて、血行を良くすることがポイント。

ホットタオルを目元に当てたり、ゆっくり入浴するなどもおすすめです。

美容クリニックで改善する場合は、再生注射やヒアルロン酸注入を取り入れると効果的ですよ！

赤クマ

赤クマは、目の下が赤っぽく見えるクマのこと。

頬骨のあたりを引っ張って色味が増す場合は、赤クマの可能性が高いと考えられます。

編集部

目の下が赤く見える原因は、眼輪筋という筋肉が透けて見えるため。

目の下の脂肪を包んでいる膜（＝眼窩角膜）がゆるむことで、脂肪が前に押し出され眼輪筋を圧迫。

結果、目の下で眼輪筋が透けて見えて赤く見えるという仕組みです。

赤クマが悪化すると、茶クマ・青クマの原因に！

• ホットタオルで温める
• マッサージで血流促進

このようなセルフケアも多少有効ですが、赤クマをしっかり取り除くことは難しいと考えられます。

赤クマを改善するなら、美容クリニックでのふくらみ取りや注入治療がおすすめです◎

目の下のクマ取りの治療方法とダウンタイム

「生活習慣を整えたのに改善しない」
「マッサージしてもクマが薄くならない」

このように、目の下のクマがセルフケアでなかなか改善しない場合は、美容クリニックで治療を受けることがおすすめです。

美容クリニックでは、それぞれのクマの種類に適した治療方法があり、カウンセリングで1人ひとりに合った治療方法を提案してくれます。

編集部

人によっては複数のクマが混在している場合もあるので、まずは医師に診断してもらうと良いですよ！

• 脱脂
• ヒアルロン酸注入
• 脂肪注入
• 内服薬・外用薬

クマ取りの治療で一般的な4つの方法について、治療方法やダウンタイムなどそれぞれ詳しく解説します。

脱脂

脱脂とは、目の下の余分な脂肪を取り除くクマ取り治療の1つで、

• 目の下のふくらみ取り
• 切らないクマ取り

このように表記されることが多い治療方法です。

基本的には、下まぶたの裏側から余分な脂肪を取り除き、目の下のたるみ・ふくらみを除去。

表面に傷跡は残らないため抜糸などもなく、ダウンタイムも1週間ほどで終了します。

編集部

症状としては軽く腫れる程度で、メイクも翌日からOKですよ！

脱脂は、皮膚のたるみ・ふくらみによる黒クマ・脂肪の突出が原因の赤クマに効果的です。

クマがとれて完成系となるまでは3ヶ月程度必要ですが、ダウンタイムも短くメイクも可能なことから、気軽にトライしやすいクマ取り治療となっています。

ただし、茶クマ・青クマにはあまり効果はないので注意しましょう！

脱脂の症例

ヒアルロン酸注入

目の下にヒアルロン酸を注入する治療も、クマ取りに有効な方法です。

ヒアルロン酸とは

透明なジェル状で肌の水分を保つ働きのある物質。

1gで6リットルもの水分を保つほどの高い保水力があり、もともと人間の体に備わっている。

加齢によって減少するため、40代で赤ちゃんの半分ほどのヒアルロン酸量になってしまう。

ヒアルロン酸が減少することで、乾燥肌やしみ・しわの原因となる。

特に、黒クマの原因となる目の下のたるみ・ふくらみや、血行不良が原因でできる青クマに効果的で、施術時間・ダウンタイムも短い治療方法となっています。

編集部

施術時間は長くても30分、ダウンタイムも1週間程度です。

ヒアルロン酸注入は、片側に3〜4回針を刺して約0.5ccほどのヒアルロン酸を注入します。

施術から2〜3日は腫れが出ることが多いですが、施術直後からメイク可能で、入浴・運動の制限はありません。

（※アルコールはむくみが出やすくなるため注意が必要）

効果の持続は、ヒアルロン酸の種類によっても異なりますが、半年から2年程度。

脱脂に比べて安価な治療方法ですが、持続期間が短いため、繰り返しの注入が必要になります。

赤クマ・茶クマには効果が出ないので注意してくださいね！

ヒアルロン酸注入の症例

脂肪注入

脂肪注入は、自分の太ももやお腹から採取した脂肪を目の下に注入する治療方法です。

• たるみ・ふくらみが原因の黒クマ
• 血行不良からできる青クマ
• 色素沈着・くすみによる茶クマ
• 脂肪の突出から起きる赤クマ

全てのクマに効果的なため、複数のクマが混在している人におすすめの治療となっています。

編集部

赤クマの場合は、脱脂との併用が一般的ですね！

採取した脂肪を遠心分離機などにかけ、きれいな脂肪細胞のみを採取して注入するため、合併症も起こりにくく、定着率も良いため長く効果を実感できることがメリットです。

ちなみに、脱脂などで取り除いた目の下の脂肪を再度注入する方法もあります。

取り除いた脂肪を再度注入するというのは矛盾を感じますが、目の下のくぼみが平らになるように計算しながら注入するため、クマをきれいに取り除ける方法です。

ただし、注入する脂肪の量・注入する場所など、施術者の高い技術が要求されます。

治療を受けるクリニックや医師は慎重に選ぶ必要があるでしょう。

脂肪注入の症例

内服薬・外用薬

クマ取りは、内服薬や外用薬を使った治療も可能です。

トラネキサム酸やビタミンが配合された内服薬や、ハイドロキノン配合の外用薬を使用することで、徐々にクマが目立たなくなっていきます。

編集部

ただし、効果が期待できるのは茶クマのみ！

また、茶クマが悪化している場合は、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。

内服薬・外用薬は、ダウンタイムもなく費用も安く抑えられるメリットがありますが、クマの状態や種類によっては効果が得られないため注意が必要です。

クマができたら早めに対処するのがおすすめ！クマが軽度であれば、お薬でもすぐに効果を実感できますよ◎

目の下のクマ取りで失敗しないためのポイント

脱脂や注入治療など、さまざまな治療方法があるクマ取りですが、治療を受けるクリニックによっては、思ったような効果が得られない場合があります。

• クマの種類に合った治療方法を選ぶ
• 実績・経験が豊富なクリニックを選ぶ
• カウンセリングをしっかり受ける

目の下のクマ取りで失敗しないための3つのポイントについて、それぞれ詳しく解説します。

クマの種類に合った治療方法を選ぶ

こちらでも先述しましたが、クマ取りを受ける場合は、自分のクマの種類に合った治療方法を選ぶことが大切です。

このように、治療方法によって効果が得られるクマの種類が異なります。

人によっては数種類のクマが混在している場合もあるので、それぞれのクマに合った治療方法を判断してもらうことも重要です。

編集部

まずは複数のクリニックでカウンセリングを受けて、ご自身のクマの種類について確認してみましょう。

ご自身のクマの種類と理想とする状態によっては、複数の治療を併用するケースもあります。

また、治療方法によってダウンタイムも異なるので、お仕事との兼ね合いも考える必要もあるかもしれません。

コスパだけで選ぶと思ったほど効果が得られないこともあるので、各クリニックの症例写真などを参考に予算や理想の状態について考えてみてくださいね！

実績・経験が豊富なクリニックを選ぶ

クマ取りのクリニックを選ぶ1つの基準として、『実績・経験』も確認することがおすすめです。

編集部

一言にクマ取りといっても、クマの状態は千差万別！

• 複数のクマが混在しているケース
• 脂肪は突出しているけど皮膚のたるみはないケース
• 脂肪の突出＋皮膚のたるみもあるケース

このように、人によって細かい状況は変わってきます。

また、脱脂やヒアルロン酸注入・脂肪注入の場合は

• どの程度脂肪を抽出するのか
• どの程度注入するのか
• どこに注入するのか

など、施術者の技術力によって仕上がりにも大きな差が生まれることは間違いありません。

実績・経験が豊富ということは、それだけ多くの症例に携わっているということ。

あなたの症状に合った治療をしてくれる可能性が高く、仕上がりも満足のいく結果になると考えられます。

編集部

実績などについては、ホームページなどで確認可能です！

また、口コミサイトやSNSで医師やクリニックの評判をチェックするのも良いでしょう。

ただし、口コミやSNSの評判はあくまでも参考程度に。

実際の症例や医師の雰囲気については、公式サイトやカウンセリングで確認することがおすすめです◎

カウンセリングをしっかり受ける

1番大切なポイントは『カウンセリングをしっかり受ける』ということ。

何度もお伝えしていますが、クマの種類は人によって異なります。

複数のクマが混在していることもあるので、素人目には判断がつきづらいケースもあるでしょう。

編集部

カウンセリングをしっかり受けて、まずは自分のクマの状態について確認すること！

また、『理想の状態』を医師としっかりと共有することも、仕上がりの満足度に大きく影響してきます。

そのほか、カウンセリングでチェックしておきたい項目はこちらです。

基本的にどこの美容クリニックも、カウンセリングを無料で行っています。

1つだけでなく複数のクリニックでカウンセリングを受け、治療方法や費用・対応などを比較してください。

編集部

クマ取りは治療法によっては高額な費用がかかります！

ダウンタイムや治療のリスクについても把握した上で、納得できるクリニックで治療を受けてくださいね！

まとめ

ここまで、クマの種類やクマ取りの治療方法について詳しく解説してきました。

今回の内容を簡単にまとめます。

目の下のクマは、老け顔・疲れ顔の原因にもなるため、治療を受けるならキレイに取り除きたいもの。

しかし、治療の種類を間違えたり施術者の技術力が低い場合は、クマが取れないだけでなくたるみが悪化したり、しこりができたりするなどのデメリットがあることも事実です。

編集部

失敗を防ぐためにも、クリニック選びは慎重に！

信頼できるクリニックを見つけ、クマのない理想的な目元を手に入れてくださいね。