顔のニキビ跡が化粧でも隠しきれなくて気になる…
このように鏡を見た時や、お化粧をするときなど、顔のニキビ跡が気になる方もいるのではないでしょうか?
ニキビ跡がクレーターのようになっていたら、なるべくお化粧をしっかりして隠したいと考える方もいるかもしれません。
しかし、お化粧で隠すだけでは残念ながら根本的な解決にはなりません。
毎回繰り返し同じようにしなければならなくなりますので、もし根本的にニキビ跡を治療したいのなら、美容皮膚科や専門のクリニックに行く必要があります。
本記事では、ニキビ跡の治療について詳しく解説します。美容皮膚科とクリニック、どちらがおすすめなのかも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
編集部
目次
ニキビ跡治療の効果
ニキビ跡の赤みは、ニキビの炎症が残っている状態であり、軽症の場合は自然と薄れていくこともあります。
しかし、皮膚の奥までダメージが入っている場合には、赤みが自然と薄れることは難しいものです。
そのほかにも、色素沈着やクレーターなどもありますが、どのような状態のニキビ跡でも、治療は可能です。
赤みが強い場合や色素沈着がある場合など、ニキビ跡の状態によって治療法は異なりますが、効果としては色み改善・色素沈着改善・美肌効果などが考えられます。
また、クレーターができている場合には、クレーターを目立ちにくくすることもできます。
どの治療であっても、ニキビ跡をきれいに消し去ることは難しくても、目立たなくする効果は期待できるといえるでしょう。
編集部
ニキビ跡治療やクレーターの治療が安いのは?
ニキビ跡治療やクレーターの治療が安いのは、クリニック(皮膚科)のほうです。
その理由として、クリニック(皮膚科)では基本的に保険診療が可能な治療を行うからです。
そのため、美容皮膚科では10,000~50,000円程度料金を支払わなくてはなりませんが、クリニック(皮膚科)では2,000~5,000円程度で治療ができます。
ただし、クリニック(皮膚科)での治療はあくまでも悪化を防ぐためであり、全てのニキビ跡の治療ができるわけではありません。
美容皮膚科とクリニック(皮膚科)では、料金面以外にも違いがあります。
編集部
料金 | 治療法 | 保険適用 | |
---|---|---|---|
美容皮膚科 | 10,000~50,000円 | レーザー治療などが可能 | なし |
クリニック(皮膚科) | 2,000~5,000円 | 塗り薬で対応 | あり |
美容皮膚科でのニキビ跡治療
美容皮膚科では自由診療になりますが、その分さまざまな治療が可能になります。
美容皮膚科でできる治療法としては以下になります。
編集部
- ダーマペン
- サブシジョン
- ケミカルピーリング
- シルファームX
- 内服薬
- レーザー治療 など
この中で、ニキビ跡のクレーターをどうにかしたいとお考えなら、ダーマペンやサブシジョンがおすすめです。
ニキビによってできてしまった凹凸を解消して、滑らかな美しい肌にできるでしょう。
また、白ニキビや黒ニキビには、ケミカルピーリングがおすすめです。
そのほかにも、シルファームXや内服薬、レーザー治療などニキビの状態にあった治療が可能です。
これらの治療は自由診療となってしまうため、20,000円前後のお金が1回の治療費としてかかります。
浅いクレーターや赤みであれば1ヶ月もあれば治りますが、深くまでダメージが入っているなら、治療に数か月がかかることもあります。
また、あくまでも目立たなくするだけで完全に治せない場合もあるので、その点には注意が必要です。
美容皮膚科でニキビ跡の治療をする流れは、以下の通りです。
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- STEP
予約をする
ニキビ跡の治療のために、まずは診療予約をしましょう。
- STEP
無料カウンセリング相談
予約の日時に来院したら、無料カウンセリング相談(クリニックによっては有料の可能性あり)でニキビ跡の治療の効果や注意点などについて聞くようにしましょう。
また、料金など気になることも、この時聞いておくようにします。
- STEP
治療法を決める
不安や疑問点がなくなったら、ニキビ跡に合った治療方法を決めていきます。
- STEP
治療開始
治療時間はクリニックによりますが、約30分ほどで、治療したその日からお化粧などは問題がありません。
- STEP
次の予約
治療が終われば、次回の予約をとります。
平均すると約3か月程度は美容皮膚科に通わなければなりませんが、ニキビ跡の治療には根気強く対応する必要があるので、忘れないようにしましょう。
クリニック(皮膚科)でのニキビ跡治療
クリニック(皮膚科)で行う治療は、保険適用できることがほとんどです。
ただし、ニキビ跡の治療は、基本的には自由診療の範囲内であり、保険適用外となっています。
編集部
しかし、今後悪化する可能性があるニキビ跡に関しては、保険診療適用の症状になります。
そのため、クリニック(皮膚科)ではひとまず医師に相談し、保険診療が可能かどうかを確認しておく必要があるでしょう。
もし保険診療が可能であるとしても、美容皮膚科のようにダーマペンやレーザーを使った治療はできません。
もちろん、機械をそろえているクリニック(皮膚科)もありますが、その場合は保険適用外になります。
クリニック(皮膚科)で保険の範囲内で治療しようとお考えなら、塗り薬を使用するのが一般的です。
あくまでもニキビ跡に対する最低限の治療しかできないため、なるべく目立たなくしたい、少しでも薄くなればいい、という方にしかおすすめできません。
まずは電話で来院の予約をし、医師に保険適用が可能なのかどうかを確認してから、塗り薬の処方などをしてもらいましょう。
また、塗り薬を塗る前には、肌を清潔に保って保湿を心がけることも重要です。
健康的なバランスの良い食事と良質な睡眠が、ニキビ跡を治すうえで効果的ですよ。
編集部
ニキビ跡治療におすすめなのは美容皮膚科とクリニックどっち?
結局のところ、ニキビ跡治療におすすめなのは美容皮膚科なのか、クリニック(皮膚科)なのかと疑問に感じる方もいるかもしれませんが、結論としては、美容皮膚科がおすすめです。
もちろん、単純に安さをとるならクリニック(皮膚科)がおすすめですが、根本的に治すことを視野に入れると、美容皮膚科の方がおすすめだからです。
ここでは、美容皮膚科とクリニック(皮膚科)ではどちらの方がおすすめなのか、それぞれの特徴とともにみていきましょう。
編集部
色素沈着したニキビ跡の治療
ニキビ跡に色がつく色素沈着の場合は、美容皮膚科に受診することをおすすめします。
美容皮膚科では医師が顕微鏡でニキビ跡の重症度や肌の状態をしっかりと見て判断をするため、安心して任せてみるといいでしょう。
ただし、何度かお話しした通り、美容皮膚科ということは、自由診療が基本になるので事前に料金を確認しておくことが大切です。
色素沈着に向いている治療は、以下の通りです。
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- ケミカルピーリング
- レーザー治療
- LED治療
- イオン導入・ケアシス
ケミカルピーリングは、古い角質をはがして新しい角質の再生を促します。
医療機関で取り扱いが可能な薬品が含まれていますが、色素が薄くなるまでには時間がかかります。
そのため、4週間に1回程度通院して治療を行うようにしましょう。
イオン導入・ケアシスに関しては、ビタミンCなどの美容成分を奥深くに届けるための治療です。
単体では効果が薄く、ケミカルピーリングなどと併用して使うことで、より効果を発揮します。
赤みのあるニキビ跡の治療
赤みのあるニキビ跡の場合は、クリニック(皮膚科)がおすすめです。
基本的にニキビ跡の炎症は、放置していても自然に治ることが多いです。
しかし、自然に治らない場合でも、クリニック(皮膚科)で外用薬を処方してもらえば治ることが多いため、クリニック(皮膚科)がおすすめといえるでしょう。
なぜなら、クリニック(皮膚科)で処方する外用薬は、保険が適用されるからです。
費用面を考えれば、美容皮膚科に行って高くつくよりも、クリニック(皮膚科)の外用薬で確実に治せるほうがよいでしょう。
ただし、炎症が肌の奥までダメージを与えているのであれば、以下のような治療がおすすめです。
編集部
- 外用薬
- ダーマペン4
- フラクショナルレーザー
- ケミカルピーリング
- ウォーターピーリング
などがおすすめです。
ダーマペン4は、自己治癒力を活性化させる働きがあります。
ニキビ跡の状態によって、美容皮膚科が良いのかクリニック(皮膚科)が良いのかは異なります。
また、これらの治療と並行して、自宅での保湿や生活習慣の改善によるターンオーバーの活性化も重要です。
そのため、ダーマペン4の施術のあとに自宅でのケアをうまくこなせれば、比較的短期間でニキビ跡の赤みを治療できるのではないでしょうか。
そのほか、レーザー治療もニキビ跡の炎症を抑える効果があります。
ニキビ跡治療に関するQ&A
ニキビ跡の治療をするにあたって、本当にレーザーやダーマペンなどの治療は問題がないのかといった点が気になるものです。
しかし、その疑問をどこにぶつければいいのかがわからない方もいるかもしれません。
なかなか疑問や不安を抱えたままで、治療を受けたいとは思えないでしょう。
そこで、ここではニキビ跡の治療法について、さまざまな気になる疑問や質問をピックアップしました。
一つずつ疑問や不安にこたえていくので、もし気になっていても誰にも聞けない、と悩んでいる方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
編集部
ニキビ跡治療は保険適用される?
ニキビ跡治療には、保険が適用できる場合とできない場合があります。
たとえば、赤みが残っていて、今後悪化する可能性があるなら、保険が適用されます。
ただし、このときの治療に外用薬以外、レーザーやダーマペンなどを使った場合には、保険の適用はできません。
皮膚科で処方される外用薬に関しては、保険適用できるものとできないものがあるので、医師によく相談をして保険適用できる外用薬を使用するといいでしょう。
ニキビ跡治療に使われるレーザーって?
ニキビ跡の治療に使われるレーザーには、さまざまな種類があります。
たとえば、フラクショナルCO2レーザーやシルファームXなどは、ニキビ跡の赤みに効果が見られるため、炎症を起こしているニキビ跡にはピッタリの機械といえるでしょう。
しかし、中にはニキビ跡の赤み治療に関しては、ほぼ効果がないレーザー機器もあるので、注意が必要です。
レーザー治療は保険適用ができないので、料金的にはどのレーザーを使用しても大きな違いはありません。
ただし、美容皮膚科によって導入している機械が異なるため、注意が必要です。
どの機械が良いかをあらかじめ決めておき、治療が可能な皮膚科を選ぶのも一つの手段です。
そのほか、選んだ美容皮膚科が持っている機械で治療が可能かどうかを医師に相談しながら決めるようにしましょう。
ニキビ跡クレーターを自力で治す方法は?
ニキビ跡のクレーターは、自力で治療するのは難しいといわざるを得ません。
ただし、クレーターの程度によって、ごくごく軽い状態であれば、セルフケアで多少ましな状態にはできる可能性があります。
たとえば、日々顔を清潔に保ち、保湿を心がける、顔を触るときには必ず清潔な手にするなどです。
また、ビタミンCの摂取にも効果が期待できます。
肌のターンオーバーを促すことで肌にハリを出し、多少はクレーターを目立たなくできるからです。
しかし、残念ながらセルフケアでは限界があり、クレーターを根本的に治療することはできません。
そのため、ニキビ跡にできるクレーターの治療に関しては、美容皮膚科などでダーマペン4やレーザー治療を行うのが効果的です。
ニキビ跡クレーターにおすすめの最新治療法は?
ニキビ跡を治すおすすめの最新治療法としては、ダーマペン4や再生医療、ポテンツァ、ポイントハードピーリング、CO2フラクショナルレーザーなどがあります。
ただし、ニキビ跡の状態によって、合う治療と合わない治療があるため、どの治療にするのかは、ニキビ跡の状態を見て決めるのが重要です。
ポイントハードピーリングはケミカルピーリングの一種であり、高濃度のトリクロロ酢酸を使用して肌を内側から持ち上げ、クレーターを改善するという方法です。
この治療は、ダウンタイムが長めなので、その点だけ注意しておくようにしましょう。
再生医療は、真皮層に直接血液から採取した血小板を注入する治療方法です。
アレルギーが少ないのも特徴であり、ニキビ跡のクレーター改善に役立っています。
高周波(RF)で肌に細かい穴をあけて再生を促すCO2フラクショナルレーザーは、ダーマペンと仕組みがよく似ているといえるでしょう。
肌の再生力を刺激して、内側から肌を押し上げることで、クレーターの改善ができるようになります。
ニキビ跡治療が安いのはどっちかまとめ
ニキビ跡の治療に関しては、美容皮膚科よりもクリニック(皮膚科)の方が安く治療できます。
どのような症状なのかにもよりますが、ニキビ跡の治療は悪化する可能性がある場合には保険の適用が可能だということを覚えておきましょう。
ただし、保険適用をしようと思えば決まった塗り薬の中から選ばなければなりません。
一方で、費用は掛かっても根本的に治療をしたいというのであれば、美容皮膚科でレーザー治療などを受けるのがおすすめです。
本記事では、ニキビ跡の治療について詳しく解説しました。
ニキビ跡に悩んでいるなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
編集部