ヒアルロン酸注入した後のレーザーはいつから治療OK？適切な間隔や注意点を解説

ヒアルロン酸注入を受けた後のレーザー治療はいつから受けていいの？

逆にレーザー治療後のヒアルロン酸注入はどのくらいの間隔を空ければいい？

2つの治療を併用する時の注意点はある？

このようにヒアルロン酸注入とレーザー治療について、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか？

ヒアルロン酸注入とレーザー治療は、シワやたるみの改善に効果的な施術ですが、それぞれのダウンタイムや施術間隔に注意が必要です。

ヒアルロン酸注入後のレーザー治療は少なくとも2週間以上、レーザー治療後のヒアルロン酸注入は2〜6週間ほどの間隔を空けることが大切です。

適切な間隔を守らないと、炎症・腫れの悪化・ヒアルロン酸の分解促進などのリスクがあります。

この記事では、ヒアルロン酸注入とレーザー治療の適切な併用方法や注意点などについて詳しく解説します。

編集部

ヒアルロン酸注入とレーザー治療の併用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ヒアルロン酸注入後のレーザー治療はいつからOK？

「ヒアルロン酸注入した後すぐにレーザー治療がしたい」とお考えの方もいらっしゃいますよね。

ここからはヒアルロン酸注入後のレーザー治療は、どのくらいの間隔をあければ良いのかを解説します。

一般的には少なくとも2週間以上の間隔を空ける

ヒアルロン酸注入後は、注入部位の腫れや炎症が引くまで時間がかかります。

そのため、一般的には少なくとも2週間以上の間隔を空けることが推奨されています。

ただしこの期間は目安であり、個人差があることを考慮する必要があります。

自分の肌の回復力・施術部位・注入量などを考慮し、医師と相談の上で適切な間隔を決めることが大切です。

施術部位や注入量によって異なる

ヒアルロン酸注入後のレーザー治療の開始時期は、施術部位や注入量によって異なります。

目元や口元は血流が少なく、腫れや炎症が引きにくいため、回復に時間がかかるからです。

また大量のヒアルロン酸を注入した場合も、腫れや炎症が引くまでに時間がかかるため、レーザー治療までの間隔を長めに設定する必要があります。

このように、施術内容によってもレーザー治療開始までの間隔は異なるので、注意が必要です。

適切な間隔を空けなかった場合のリスク

ヒアルロン酸注入後のレーザー治療で適切な間隔を空けなかった場合、リスクが生じる可能性があります。

具体的にどのようなリスクがあるのか、詳しくみていきましょう。

炎症や腫れの悪化

ヒアルロン酸注入部位に炎症や腫れがある状態でレーザー治療を行うと、熱による刺激でさらに炎症が悪化する可能性があります。

痛みや不快感が増し、回復までに時間がかかる場合があるでしょう。

炎症や腫れが悪化すると、肌のダメージが大きくなり、色素沈着や瘢痕形成のリスクも高まります。

ヒアルロン酸の持ちが悪くなる

レーザー治療による熱刺激は、ヒアルロン酸の分解を促進する可能性があります。

適切な間隔を空けずにレーザー治療を行うと、せっかく注入したヒアルロン酸の効果が短くなってしまうかもしれません。

ヒアルロン酸は真皮層の保湿力を高め、シワやたるみを改善する効果がありますが、早期に分解されてしまうと、その効果を十分に発揮できません。

ヒアルロン酸注入の効果を長持ちさせるためにも、レーザー治療までの適切な間隔を守ることが重要です。

レーザー治療の効果が下がる

炎症や腫れがある状態でレーザー治療を行うと、レーザーの照射エネルギーが適切に届かず、本来の効果が得られない可能性があります。

レーザー治療はコラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を向上させる効果がありますが、炎症や腫れがある状態では、その効果が十分に発揮できません。

また炎症による肌のダメージが大きい場合、レーザーの出力が制限されることもあるでしょう。

ヒアルロン酸注入後は十分な間隔を空けてからレーザー治療を行うことで、両者の相乗効果を最大限に引き出すことができます。

レーザー治療後のヒアルロン酸注入の間隔は？

ヒアルロン酸注入後のレーザー治療について解説してきましたが、レーザー治療後にヒアルロン酸注入を行う場合も、適切な間隔を空ける必要があります。

レーザー治療後にヒアルロン酸注入を行う場合は、どのくらいの間隔を空ける必要があるのでしょうか？

レーザー治療の種類と回復期間

レーザー治療は、大きく分けて2種類あります。

アブレイティブレーザー：4〜6週間

アブレイティブレーザー治療後は表皮の再生に1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかると言われており、この期間はヒアルロン酸注入を控えたほうが良いでしょう。

ヒアルロン酸注入は、注入部位に一時的な腫れや炎症を引き起こすため、回復途中の肌に負担をかける可能性があります。

アブレイティブレーザー治療後は肌の回復を最優先に考え、十分な間隔を空けてからヒアルロン酸注入を検討しましょう。

ノンアブレイティブレーザー：2〜4週間

ノンアブレイティブレーザー治療後は、皮膚の回復に2〜4週間ほどかかると言われています。

この期間が過ぎたら、医師と相談のうえでヒアルロン酸注入を検討しましょう。

ノンアブレイティブレーザー治療は肌の表皮を剥離しないので、アブレイティブレーザーほどのダメージはありませんが、1ヶ月程度はヒアルロン酸注入を控えた方が良いと考えられています。

施術部位の回復状況の確認

レーザー治療後のヒアルロン酸注入を検討する際は、施術部位の肌が完全に回復しているかを確認することが重要です。

以下のような症状が見られる場合は、ヒアルロン酸注入を控え回復を最優先に考えましょう。

このような状態の時にヒアルロン酸注入を行うと、炎症が悪化したり注入したヒアルロン酸の効果が十分に発揮できなかったりする恐れがあります。

医師と相談し肌の状況を見極めながら、適切なタイミングでヒアルロン酸注入を行うことが大切です。

ヒアルロン酸注入とレーザー治療を併用する際の注意点

ヒアルロン酸注入とレーザー治療を併用する際は、いくつかの点に気をつけなければなりません。

ここからは、ヒアルロン酸注入とレーザー治療の併用においての具体的な注意点を解説します。

施術前のカウンセリングでリスクや副作用についてしっかり相談する

ヒアルロン酸注入とレーザー治療を併用する前に、医師とのカウンセリングでリスクや副作用について十分に理解することが大切です。

重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、上記の情報は正確に伝える必要があります。

またヒアルロン酸注入とレーザー治療の期待される効果や、起こりうる副作用についても、医師から詳しい説明を受け、納得したうえで治療を受けましょう。

施術後はアフターケアを徹底する

ヒアルロン酸注入とレーザー治療後は、アフターケアを徹底することが重要です。

施術後の肌は敏感になっているため、普段よりもさまざまなダメージを受けやすいです。

そのため、紫外線や刺激の強いスキンケアは避ける必要があります。

SPFの高い日焼け止め・日傘・帽子などを活用して、紫外線対策を行いましょう。

ピーリングや高濃度レチノールなどは肌への刺激が強いので、ダウンタイム中の使用は控えた方が良いです。

優しい成分で肌に刺激の少ないスキンケアを取り入れ、鎮静ケアを行いましょう。

また規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を摂ることも大切です。

適切なアフターケアを行うことで、ダウンタイムを最小限に抑えられます。

刺激を与える行動は控える

施術後は肌が敏感な状態になっているため、肌に刺激を与える行動は控えましょう。

サウナや岩盤浴のような高温多湿な環境は、肌の炎症を悪化させる可能性があります。

また激しい運動は肌に負担をかけるだけでなく、ヒアルロン酸の分解を促進するリスクもあるでしょう。

施術後はなるべく安静を保ち、肌に優しい環境を整えることが大切です。

またアルコールやタバコ、刺激の強いスキンケア製品の使用も避けた方が良いでしょう。

肌の炎症を悪化させ、治療の効果を弱めてしまう可能性があります。

異常が現れた場合は速やかに受診する

施術後に強い痛み・腫れ・赤みなどの異常が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

このような症状が出た時は、感染症やアレルギー反応の可能性があります。

早期発見・早期治療が、重篤な合併症を防ぐカギです。

また違和感や不安を感じた場合も、遠慮なく医師に相談しましょう。

適切な処置やアドバイスを受けることで、安心して治療を継続できます。

ヒアルロン酸注入とレーザー治療の併用で期待できる効果

それぞれの治療だけでも効果の高いヒアルロン酸注入とレーザー治療ですが、併用することで相乗効果があるのでしょうか？

ここからは、ヒアルロン酸注入とレーザー治療を併用することで期待できる効果について解説します。

シワ・たるみ改善

ヒアルロン酸注入は真皮層の保湿力を高め、シワやたるみを改善する効果があります。

ヒアルロン酸注入することで肌にハリとボリュームを与えま、シワやたるみが目立たなくなり、より若々しい印象の肌を手に入れることができます。

一方でレーザー治療は、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を向上させます。

レーザーの熱エネルギーが真皮層に作用することで、コラーゲンの再生が活性化され、肌の内側から引き締まった印象を与えます。

この2つの治療を併用することで、相乗的にシワやたるみの改善が期待できます。

長期的に美肌をキープできる

ヒアルロン酸注入とレーザー治療を継続的に行うことで、長期的に美肌をキープできます。

ヒアルロン酸注入で肌の保湿力を高め、レーザー治療で肌の再生を促進することで、ハリのある若々しい肌を維持できるでしょう。

ただし継続的な治療を行う際は、適切な間隔を空けることが重要です。

医師と相談しながら、自分の肌に合ったペースで治療を継続することが大切です。

また美肌を維持するためには、日々のスキンケアも欠かせません。

保湿を十分に行い、紫外線対策を徹底することで、治療の効果をより長持ちさせられます。

まとめ

ヒアルロン酸注入とレーザー治療を併用する際は、適切な間隔を空けることが重要です。

ただしこの期間は目安であり、個人差があることを考慮しなければなりません。

自分の肌の状態・施術部位・注入量などを医師と相談のうえ、適切な間隔を決めることが大切です。

また施術前のカウンセリングでリスクや副作用について十分に相談し、施術後はアフターケアを徹底することも重要です。

ダウンタイム中は刺激を与える行動（激しい運動やサウナなど）は控え、異常が現れた場合は速やかに医師の診察を受けましょう。

適切な間隔とケアを守ることで、ヒアルロン酸注入とレーザー治療の相乗効果を最大限に発揮し、シワやたるみを改善できます。

さらに継続的な治療と日々の適切なスキンケアを組み合わせることで、長期的に美しく健康的な肌を維持することができるでしょう。

編集部

ヒアルロン酸注入とレーザー治療をうまく活用し、若々しい肌を手に入れましょう。