美肌効果が高いと評判のハーブピーリング。
SNSや雑誌でも「肌がワントーン明るくなった!」「ニキビ跡が薄くなった!」など、多くの方が効果を実感されています。
しかし、「天然成分だから安心」と思い込んでしまうと、意外なトラブルに見舞われることも。

編集部
この記事では、ハーブピーリングのデメリットや注意点を7つお伝えします。
美肌を目指す前に、リスクと対策法をしっかり理解して、あなたに合った施術方法を見つけましょう。
目次
ハーブピーリングのデメリットその1|効果を実感できないケースがある

ハーブピーリングを試したのに「あまり変化が感じられない…」と思うことがあります。

編集部
実は、その理由はハーブピーリングの種類にあることが多いのです。
ハーブピーリングには「剥離あり」と「剥離なし」の2種類があります。
剥離なしタイプは刺激が少なく、メイクもすぐにできるメリットがありますが、一方で効果を実感しにくいというデメリットがあります。
なぜ効果を感じにくいのか
剥離なしタイプのハーブピーリングは、肌へのダメージを最小限に抑えるため、成分の濃度や刺激が抑えられています。
そのため古い角質や色素沈着にアプローチする力が弱く、目に見える効果を感じにくいのが現実です。
対策|目的に合わせた適切なタイプを選ぶ

編集部
効果をしっかり実感したい方は、「剥離あり」のタイプを検討してみましょう。
ただし、ダウンタイムが発生するため、肌の状態やライフスタイルに合わせて選択することが大切です。
ハーブピーリングのデメリットその2|ニキビが一時的に悪化する可能性がある

ハーブピーリングを受けた後、小さなニキビがポツポツと増えることがあります。
ターンオーバーが一時的に早まり、内側に溜まった老廃物やアクネ菌、メラニンが表面に出てくる現象。
この反応は肌が良くなる過程で起こるものですが、見た目としては悪化したように感じられます。
なぜニキビが増えるのか
ハーブピーリングにより肌の代謝が活性化され、毛穴に詰まっていた汚れや皮脂、アクネ菌などが一気に排出されるためです。
対策|継続した施術と適切なアフターケア
好転反応としてのニキビは、通常2~3週間程度で落ち着きます。

編集部
好転反応が出ても、焦らず継続しましょう。
また、施術後はこまめな保湿と清潔な肌環境を保つことで、回復を早めることができます。
ハーブピーリングのデメリットその3|乾燥しやすくなる

ハーブピーリング後は肌の代謝が活発になり、同時に乾燥しやすい状態になります。

編集部
特に剥離ありタイプの場合、肌表面のバリア機能が一時的に低下するため、水分を保持する力が弱まります。
さらに、ハーブピーリング後はさっぱり系のスキンケアが推奨されることが多く、これが乾燥を悪化させる場合もあります。
なぜ乾燥するのか
ピーリングにより古い角質が取り除かれると、新しい角質層は未熟で水分を保持する能力が低下します。
対策|徹底的な保湿ケア
ハーブピーリング後は以下の保湿対策を心がけましょう。
- 2~3時間おきにこまめな保湿を行う
- 日中はミスト化粧水を持ち歩く
- 夜は水分補給系の保湿成分を含んだアイテムを使用する
- セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を含む製品を選ぶ
- 乾燥を感じる前に予防的に保湿する
ハーブピーリングのデメリットその4|ダウンタイムが発生する

「剥離あり」のハーブピーリングを受けると、約5日間程度のダウンタイムが発生します。
この期間中は、肌の状態によって様々な症状が現れます。
ダウンタイム中に起こる主な症状
施術直後~1日目
- 顔のほてり感
- 赤み
- チクチクした痛み
- 肌の突っ張り感
2~3日目
- 乾燥
- かゆみ
- 小さな発疹
- むくみ(個人差あり)
4~7日目
- 皮むけ(剥離)
- 乾燥
- 皮が剥ける際の不自然さ
これらの症状が出る可能性があるため、大切なイベントの前には施術を避けるべきでしょう。
対策|予定に余裕をもって計画する
ダウンタイムを考慮し、予定に余裕をもって計画を立てるようにしましょう。
- 重要な予定の最低1週間前までに施術を済ませる
- 剥離期間中は外出を最小限にする計画を立てる
- マスクなどで隠せる工夫をする
- 施術前に医師やスタッフにダウンタイムの詳細を確認する
ハーブピーリングのデメリットその5|肌荒れやアレルギー反応のリスクがある

ハーブピーリングは天然のハーブを原料にしているから、刺激はないんじゃないの?

「天然=低刺激」という印象を持つ方も中にはいるかと思いますが、実際にはハーブなどの植物由来成分にもアレルギー反応を起こす可能性があります。
特に敏感肌やアレルギー体質の方は注意が必要です。
主な肌トラブルの症状
- 赤み(通常の範囲を超えた強い赤み)
- かゆみ
- 腫れ
- ヒリヒリ感
- 水ぶくれ
- 発疹
これらの症状が長期間続く場合や、通常のダウンタイムとは明らかに異なる場合は、アレルギー反応の可能性があります。
避けるべき状況
以下の状態にある方は、ハーブピーリングを避けるか、専門家に相談した上で判断しましょう。
- 生理前や生理中のホルモンバランスが乱れている時期
- 常に強い肌の乾燥を感じているとき
- 炎症を伴うニキビがあるとき
- 敏感肌やアトピー肌の方
- 妊娠中・授乳中の方
対策|事前のパッチテストと専門家の相談
施術前には必ずパッチテストを行い、必ず24~48時間後に肌の反応がないか確認しましょう。
また、初めて受ける場合は弱い刺激から始め、徐々に強度を上げていくと安心です。
ハーブピーリングのデメリットその6|ビニール肌になるリスクがある

ハーブピーリングを頻繁に行うと、「ビニール肌」と呼ばれる状態になるリスクがあります。
角質が過度に薄くなり、バリア機能が低下した状態のこと。
ビニール肌の表面はツルツルしていても、実は非常に敏感で刺激に弱くなっています。
ビニール肌の特徴
ビニール肌には以下のような特徴があります。
- 皮膚が異常にツルツルしている
- 触るとツッパリ感がある
- 刺激に敏感で赤みが出やすい
- 保湿効果が持続しにくい
- 化粧品が浸透しすぎて刺激を感じる
なぜビニール肌になるのか
ビニール肌になる主な原因は以下の3点です。
- やりすぎ
…頻度が多すぎる - こすりすぎ
…施術時の摩擦が強すぎる - 強すぎる刺激
…肌質に合っていない強度の施術
対策|適切な頻度と施術間隔を守る
ビニール肌を防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
- 最低でも2~4週間の間隔を空ける
- 肌の状態を見ながら施術頻度を調整する
- サロンでは自分の肌質に合った強度を相談する
- 剥離ありタイプの場合、完全に肌が落ち着いてから次の施術を受ける
- 自宅でのケアは説明書通りの使用頻度を守る
ハーブピーリングのデメリットその7|紫外線の影響を受けやすくなる

ハーブピーリング後の肌は、通常よりも紫外線の影響を受けやすい状態になります。
バリア機能が一時的に低下している状態で紫外線を浴びると、色素沈着やシミ、肌荒れのリスクが高まります。
なぜ紫外線に弱くなるのか
ピーリングによって古い角質層が取り除かれると、新しい肌が露出した状態になります。

編集部
この新しい肌は保護層が薄く、紫外線の影響をダイレクトに受けやすいため、通常以上の紫外線対策が必要です。
対策|徹底したUV対策
ハーブピーリング後は、以下の紫外線対策を徹底しましょう。
対策 | 具体的な方法 |
---|---|
日焼け止め | SPF50+/PA++++の高い保護効果のものを使用 |
こまめな塗り直し | 2-3時間おきに塗り直す |
物理的な紫外線カット | 日傘、帽子、UVカットの衣類を併用 |
日中の外出制限 | 可能な限り10時〜14時の強い紫外線の時間帯の外出を控える |
アフターケア | 帰宅後はすぐにクレンジングし、保湿と冷却を行う |
特に施術後1週間は紫外線対策を入念に行い、肌を保護することが重要です。
まとめ|正しい知識でハーブピーリングを活用しよう!


編集部
ハーブピーリングには、以下の7つのデメリットがあることが分かりましたね。
- 効果を実感できないケースがある
- ニキビが一時的に悪化する可能性がある
- 乾燥しやすくなる
- ダウンタイムが発生する
- 肌荒れやアレルギー反応のリスクがある
- ビニール肌になるリスクがある
- 紫外線の影響を受けやすくなる
しかし適切な知識と対策があれば、多くは防ぐことが可能です。
自分の肌質や生活スタイルに合わせた施術タイプの選択、信頼できるサロンでのカウンセリング、適切な間隔での施術、そして徹底したアフターケアにより、ハーブピーリングの良い効果を最大限に引き出しましょう。