最近話題のハーブピーリングですが、エステに通わなくても、自宅で手軽にできるセルフケア用商品が増えています。
でも、
本当に効果あるの?
肌が荒れたりしない?

といった不安も多いですよね。

編集部
この記事では、ハーブピーリングの基礎知識から、自宅で行う際の手順や注意点まで、セルフケア初心者にもわかりやすく解説します。
目次
ハーブピーリングとは?

ハーブピーリングって名前は聞いたことがあるけれど、実際にどんなものなのかよくわからない…

という方も多いのではないでしょうか。

編集部
ここでは、従来のピーリングとは異なる特別なメカニズムを持つハーブピーリングについて、基本的な仕組みから効果まで詳しく解説していきます。
まずは正しい知識を身につけて、安全にセルフケアを始めましょう。
ハーブピーリングの仕組みと成分
ハーブピーリングとは、天然植物由来のハーブ成分に含まれる微細な棘状成分を肌に擦り込むことで、肌の再生を促すスキンケア施術のことです。
本来ハーブピーリングはエステで行うのが主流でしたが、これまでのエステメニューを自宅でも手軽にできるよう開発された商品が、近年続々と登場しています。
主な成分として使用されるのは、カイメン(海綿)から抽出された微細な針状成分や、ドクダミ、ティーツリー、カンゾウなどの植物エキスです。
これらの成分が肌の奥深くまで浸透することで、細胞の活性化を促し、新陳代謝を高める効果が期待できます。
特に注目したいのが、従来のピーリングとは異なるそのメカニズム。
表面から角質を剥がすのではなく、内側から細胞の再生を促すことで、より自然で健やかな美肌作りをサポートしてくれるんです。
ケミカルピーリングとの違い
よく比較されるケミカルピーリングとハーブピーリングには、明確な違いがあります。
ケミカルピーリングはグリコール酸やサリチル酸など酸性の薬剤を使用して、皮膚表面の角質層を化学的に溶かして除去する方法です。
即効性が高い反面、肌への刺激が強いのが特徴です。
一方、ハーブピーリングは天然植物由来の成分を使用し、物理的な刺激で肌の深層部まで働きかけます。
安全性が高く、肌が薄くなるリスクが少ないのが大きなメリット。
自然な肌の再生サイクルを促進するため、長期的な美肌作りに向いています。
つまり、ケミカルピーリングが表面から削るアプローチなのに対し、ハーブピーリングは内側から育てるアプローチと言えるでしょう。

編集部
そのため、敏感肌の方や長期的な美肌作りを目指したい方には、ハーブピーリングの方がおすすめです。
どんな肌悩みに効果があるの?
ハーブピーリングは、幅広い肌悩みに効果が期待できる万能なスキンケア方法です。
ニキビやニキビ跡に悩んでいる方には特におすすめで、棘状成分が毛穴の奥まで浸透し、ニキビの原因となる詰まった皮脂や角質を取り除いてくれます。
また、肌のターンオーバーを促進することで、ニキビ跡の色素沈着やクレーター状の凹凸も徐々に改善していきます。
さらに、毛穴の開きや黒ずみが気になる方にも効果的です。
古い角質や皮脂汚れを効果的に除去し、毛穴の引き締め効果も期待できるため、継続使用により毛穴の目立たないなめらかな肌を目指せます。
シミやくすみ、色素沈着にお悩みの方にとっても、肌の新陳代謝を活性化することでメラニン色素の排出を促進し、透明感のある明るい肌へと導いてくれるでしょう。
さらに、コラーゲンの生成を促進する効果もあるため、小じわやたるみなど年齢による肌の衰えにもアプローチできます。
ただし、効果の現れ方には個人差があり、一般的に3〜5回程度の継続で変化を実感する方が多いようです。
セルフでできる?ハーブピーリングのメリットとデメリット

近年、ハーブピーリングは自宅でも安全にできるセルフケア用商品として数多く登場しています。
しかし、セルフケアならではの良い面もあれば、注意すべき点もあるのが実情です。

編集部
サロンとセルフ、どちらが自分に合っているのか判断するためにも、それぞれのメリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。
セルフケアのメリット
セルフハーブピーリング最大の魅力は、なんといってもコストパフォーマンスの良さです。
エステサロンでのハーブピーリングは1回15,000〜30,000円程度かかることが多いですが、セルフ用商品なら3,000〜8,000円程度で複数回使用できます。
長期的に見ると、かなりの節約になりますね。
また、自宅で好きな時間にケアできるため、忙しい日常でも続けやすいのが大きな魅力です。
サロンの予約を取る手間もなく、今日は肌の調子がいいからやってみようといった具合に、自分のペースで進められます。
プライバシーが確保できるのも嬉しいポイント。
ダウンタイム中の肌を人に見られたくないという方にとって、自宅でケアできるのは大きな安心です。
肌の状態を見ながら、使用頻度や量を自分で調整できるため、特に敏感肌の方は慎重にスタートできるでしょう。
セルフならではのデメリットとリスク
一方で、セルフケアならではの注意点もあります。
サロンでは専門知識を持ったエステティシャンが肌状態を見極めて施術してくれますが、セルフでは自己判断に頼ることになります。
これが最も大きなデメリットと言えるでしょう。
万が一肌トラブルが起きた場合、適切な対処法がわからず悪化させてしまう可能性があります。
また、プロ用商品に比べて成分濃度が抑えられているため、期待したほどの効果が得られない場合も。
さらに、適切な使用方法を守らないと、かえって肌荒れを引き起こしてしまう危険性もあります。
早く効果を得たい!という気持ちから使いすぎてしまったり、力を入れすぎてしまったりするケースも少なくありません。
これらのデメリットを踏まえて、まずは刺激の少ない商品から始めて、徐々に肌を慣らしていくことが大切です。
ハーブピーリングを自宅で行う手順

セルフハーブピーリングは正しい手順を踏めば、自宅でも安全に効果的なケアができます。
ただし、準備不足や手順を間違えると肌トラブルの原因になることも。
特に初回は慎重に、そして段階的に進めていくことが成功への近道です。

編集部
ここでは、準備からアフターケアまで、失敗しないための詳しい手順をご紹介します。
使用前の注意点と準備するもの
何よりも大切なのが、初回使用前のパッチテストです。
二の腕の内側などでパッチテストを行い、24時間様子を見て、赤みやかゆみなどの異常がないことを確認してから顔に使用してください。
準備するものとしては以下のものを用意しましょう。
- パウダータイプまたはジェルタイプのハーブピーリング商品
- 清潔なタオル
- 小皿(パウダータイプを使用する場合)
- 鎮静効果のあるクリームまたはジェル
- 日焼け止め(翌日以降用)
また、生理前後の肌が敏感な時期や日焼け直後、肌に傷がある時、体調不良の時は使用を避けましょう。
肌の状態が万全でない時に行うと、思わぬトラブルを招く可能性があります。
実際のやり方
- STEP
クレンジング・洗顔
メイクや皮脂汚れをしっかりと落とし、肌を清潔な状態にします。
この段階で肌に水分が残っていると、ハーブピーリングの効果が半減してしまうので、タオルでしっかりと水分を拭き取ることが重要です。
- STEP
商品の準備
パウダータイプの場合は、小皿にパウダー1g程度とローションを数滴垂らし、ペースト状になるまで混ぜます。
ジェルタイプの場合は、適量(パール3個分程度)を手に取ります。
- STEP
塗布とマッサージ
目元や口元を避けて、頬や額などの広い部分から塗布していきます。
指の腹を使って、優しく円を描くようにマッサージしながら肌に擦り込んでいきます。
力を入れすぎないことがポイントで、3〜5分程度のマッサージが目安です。
ピリピリとした刺激を感じるのは正常な反応ですが、強い痛みを感じたらすぐに洗い流してください。
- STEP
放置時間
商品の指定時間(通常5〜15分)そのまま放置します。
この間に有効成分が肌の奥(角質層)まで浸透していきます。
- STEP
洗い流し
ぬるま湯でやさしく洗い流します。
この時も擦らずに、水圧で流すイメージで行いましょう。
アフターケアの重要性
ハーブピーリング後の肌は敏感な状態になっているため、適切なアフターケアが美肌への近道です。
洗い流した後は、鎮静効果のあるクリームやジェルをたっぷりと塗布します。
赤みやほてり感がある場合は、冷蔵庫で冷やしたタオルで優しく冷やすのも効果的ですね。
翌日以降は保湿を重点的に行い、刺激の強い化粧品は避けてください。
そして何よりも大切なのが紫外線対策です。
ハーブピーリング後の肌は通常より紫外線の影響を受けやすくなっているため、外出時は必ずSPF30以上の日焼け止めを使用しましょう。
メイクについては、肌の状態を見て適切に判断することが大切です。
セルフハーブピーリングの注意点と失敗しないコツ

セルフケアで最も心配なのが、失敗してしまったらどうしよう…ということですよね。
確かに、間違った方法や無理な使用は肌トラブルを招く可能性があります。
しかし、注意点をしっかり把握しておくことで、そのリスクは大幅に減らせます。

編集部
ここでは、よくある失敗パターンから学ぶ注意点と、成功するためのコツをお伝えします。
肌トラブルを防ぐには
失敗しないための最も重要なポイントは、段階的なアプローチです。
いきなり推奨量で始めるのではなく、最初は少量から始めて肌の反応を見ながら徐々に量を増やしていきましょう。
特に敏感肌の方は、半量から始めることをおすすめします。
また、肌状態の見極めも重要です。
ニキビが炎症を起こしている時、肌荒れや湿疹がある時、日焼けして赤みがある時、極度に乾燥している時は使用を控えてください。
今日はちょっと肌の調子が悪いかな?と感じた日は、無理をせずに延期する勇気も必要です。
適切な頻度を守ることも大切で、早く効果を得たいという気持ちから頻繁に使用してしまいがちですが、これは逆効果。
肌の回復サイクルを考慮して、適切な間隔を空けることが美肌への近道です。
使用頻度とNG行動
推奨される使用頻度は、初回から3回目までは2週間に1回、4〜5回目は1〜2週間に1回、継続期は月に1回程度が目安です。
ただし、この頻度は肌質や商品の強さによって調整が必要で、敏感肌の方はより長い間隔を空けてください。
絶対に避けてほしいのが過度な摩擦です。

編集部
ピーリング後の肌をタオルでゴシゴシ擦ったり、洗顔時に強く擦ることは厳禁!
肌が薄くなっている状態での摩擦は、色素沈着や傷の原因になってしまいます。
日焼け止めを塗らずに外出するのも危険で、ハーブピーリング後1週間程度は特に注意が必要です。
帽子や日傘も併用することをおすすめします。
また、AHA、BHA配合の化粧品やスクラブ洗顔料など、他のピーリング製品との併用は肌への刺激が強すぎる可能性があります。
ハーブピーリング使用期間中は、他のピーリング製品は一時的に使用を控えましょう。
収れん化粧水など、アルコール度の高い化粧品も肌の刺激となる可能性があるため、しばらく使用を避けてください。
こんな人はサロン施術がおすすめ

ここまでセルフケアの魅力をお伝えしてきましたが、実はすべての方にセルフピーリングが向いているわけではありません。
肌の状態や求める効果によっては、プロの手に委ねた方が安全で確実な場合もあります。
また、セルフとサロンを上手に使い分けることで、より効率的な美肌ケアが実現できることも。

編集部
自分にとって最適な選択ができるよう、サロン施術が向いているケースを確認してみましょう。
セルフでの効果が出にくいケース
炎症性のニキビが多数ある場合や、深いクレーター状のニキビ跡がある場合は、セルフケアだけでは限界があります。
こうした重度の肌トラブルには、皮膚科での治療と合わせて、プロによる集中的なケアが必要でしょう。
極度の敏感肌やアトピー肌の方も、自己判断での使用はリスクが高すぎるため、必ず皮膚科医やエステティシャンに相談してから判断してください。
結婚式や特別なイベントを控えていて、短期間で確実な効果を得たい場合も、プロの技術力が頼りになります。
セルフケアは安全性を重視した穏やかな効果が特徴なので、即効性を求める場合には向いていません。
プロ施術との使い分け方
理想的な使い分けとしては、まずはサロンでプロの施術を体験して自分の肌に合うかどうかを確認し、その後セルフケアで基本的なケアを継続、3〜6ヶ月に1回程度より効果の高いプロ施術を受けるという方法がおすすめです。
この方法なら、コストを抑えながらも確実な効果を得ることができます。

編集部
サロン選びの際は、以下のポイントを見て選びましょう。
- ハーブピーリングの実績が豊富
- カウンセリングが丁寧
- アフターケアがしっかりしている
- 使用している商品の説明が明確
プロの技術と知識を活用しながら、自宅でのセルフケアを続けることで、より効率的で安全な美肌ケアが実現できます。
セルフハーブピーリングでよくある質問

ここまで読んでいただいて、実際にやってみたいけど、まだ不安なことがある…という方も多いのではないでしょうか。

編集部
セルフハーブピーリングを始める前に、多くの方が気になる疑問や不安にお答えします。
これらのQ&Aを参考に、安心してハーブピーリングライフをスタートしてくださいね。
Q
セルフハーブピーリングはどれくらいの頻度で行うのがいいですか?
A
肌質や使用する商品によって異なります。
- 初心者の方の場合
1〜3回目まで2週間に1回からスタートし、慣れてきたら1〜2週間に1回、その後維持期として月1回程度に調整してください。
- 普通肌の方の場合
アンチエイジング目的なら2〜3週間に1回、肌トラブル改善目的なら2週間に1回が目安です。
- 敏感肌やニキビ肌の方の場合
月1回からスタートし、肌の状態を見ながら徐々に頻度を調整していきましょう。
大切なのは、「肌の声」を聞くこと。
赤みが引かない、乾燥がひどいなどの症状がある場合は、必ず間隔を空けてください。
急がず、ゆっくりと肌を育てていく気持ちで取り組みましょう。
Q
敏感肌でも使えるセルフハーブピーリングはありますか?
A
敏感肌の方にも使いやすい商品は、「INSiTU(インシトゥ)ハーブラピール」がおすすめです。
INSiTU ハーブラピールには、以下のような特徴があります。
- 弱酸性設計で肌への刺激を最小限に抑制
- 剥離なしタイプでダウンタイムが短い
- 23種類の厳選ハーブを配合した美容サロン監修の確かな品質
使用中にピリピリ感をほとんど感じないよう開発されており、敏感肌の方でもリラックスしながらケアできます。
ただし、敏感肌の方は使用前のパッチテストは必須で、最初は推奨量の半分から始め、肌に異常を感じたらすぐに中止し、生理前後など肌が敏感な時期は避けてください。
それでも不安な場合は、皮膚科医に相談してから使用することをおすすめします。
Q
ハーブピーリングはセルフでやっても本当に効果がありますか?
A
正しい使用方法を守れば、セルフでも十分な効果が期待できます。
1〜3回目で実感しやすいのは、肌のザラつき改善、毛穴の黒ずみ軽減、肌のトーンアップ、キメの細かさです。
3〜10回目の継続で得られるのは、ニキビやニキビ跡の改善、シミやくすみの軽減、小じわの改善、肌のハリや弾力アップなどです。
ただし、プロ施術と比較すると即効性は劣る場合があります。
これはセルフピーリング用商品が安全性を考慮して成分濃度が調整されているためです。
効果を最大化するコツとしては、使用前後のケアを怠らず、継続的に使用し、睡眠や食事、運動などの生活習慣も見直しつつ、他のスキンケアとのバランスを考えることが大切です。
- 劇的な変化を求めるならプロ
- 安全に美肌を育てたいならセルフ
という考え方で、自分に合った方法を選択することが重要でしょう。
まとめ

ハーブピーリングは、正しい知識と適切な使用方法を守れば、セルフでも十分な美肌効果が期待できるスキンケア方法です。
コストパフォーマンスが良く、自分のペースで続けられるのが最大の魅力ですが、肌に直接触れるものだからこそ、使用頻度や手順を守ることが何より大切になります。
初回は必ずパッチテストを行い、少量から始めて肌の反応を確かめながら進めていきましょう。
「早く効果を得たい」という気持ちは分かりますが、肌の自然な再生サイクルを信じて、ゆっくりと美肌を育てていく気持ちが重要です。
敏感肌の方や不安がある方は、まずサロンでプロの施術を体験してからセルフケアに移行するのもおすすめですよ。

編集部
継続は力なり!あなたの美肌への道のりをハーブピーリングがサポートしてくれるはずです。