近年、美肌効果が高いと人気のハーブピーリング。
「肌がワントーン明るくなった!」「ニキビ跡が薄くなった!」など、SNSでも多くの方が効果を実感しているようです。
しかし同時に、「肌が荒れた」「赤みが引かない」といった声も見られます。
そこで「ハーブピーリングに興味はあるけれど、本当に安全なの?」「やめた方がいいケースはあるの?」と疑問に思うかもしれません。

編集部
今回は、ハーブピーリングの危険性やデメリット、「やめた方がいい人」の特徴を徹底解説します。
肌質や体調、状況に合わせた適切な判断をするための情報をお届けしますよ。
目次
ハーブピーリングとは?特徴と基本の仕組み

まずはハーブピーリングの基本を理解することで、なぜ「やめた方がいい」と言われるのかを判断しやすくなります。
天然由来の成分で皮膚のターンオーバーを促進
ハーブピーリングとは、天然由来のハーブや海藻のミネラルなどを使った肌の角質ケアです。

編集部
中でも特徴的なのが「スポンジア」と呼ばれる微細な棘状の成分。
これが肌の「基底層」という深い部分にアプローチし、細胞を刺激することで肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進します。
サロン・クリニックでの施術方法の違い
ハーブピーリングには「剥離あり」と「剥離なし」の2種類があります。
- 施術後に古い角質が剥がれ落ちる(3〜7日程度で剥離)
- 効果を実感しやすい
- 肌への刺激がやや強い
- 剥離期間中は外出に制限が生じることも
- 目に見える剥離がほとんどない
- 肌への負担が少ない
- ダウンタイムがほとんどない
- 効果は穏やかで、複数回の施術が必要なケースも
どちらがいいか、選び方のポイントは、自分の肌質や生活スタイル、求める効果によって異なります。
特に敏感肌の方は「剥離なし」タイプから試すことをおすすめします。
他のピーリングとの比較(ケミカルピーリングなど)
ハーブピーリングはケミカルピーリングと比較して、天然由来の成分を使用するため比較的肌への負担が少ないとされています。
しかし、「天然」だからといって必ずしも全ての人に安全というわけではなく、肌質や状態によってはトラブルが生じるケースもあります。
「やめた方がいい」と言われる理由と実際のリスク

「やめた方がいい」と言われる背景には、実際のトラブルや効果の個人差があります。

編集部
ここでは、代表的なリスクとその理由を見ていきましょう。
肌への刺激が強く、赤み・腫れ・皮むけが出やすい
特に「剥離あり」タイプのハーブピーリングでは、施術後に赤み、ほてり、かゆみといった肌トラブルが生じやすいです。
これらは一般的には「好転反応」と説明されることが多いですが、実際には肌への刺激が強すぎる場合もあります。
また、皮むけの程度が予想以上だったり、長引いたりするケースもあり、社会生活に支障をきたすこともあります。
敏感肌・皮膚疾患がある人には不向き
敏感肌やアトピー肌、乾燥肌の方は、ハーブ成分に対して過剰に反応し、赤み、かゆみ、ヒリヒリ感などの症状が出やすい傾向があります。
特に、炎症を起こしているニキビがある場合や、肌のバリア機能が低下している場合は、症状が悪化する恐れもあります。
施術者の技術差が大きく、仕上がりに差が出る
ハーブピーリングは医療行為ではないため、エステサロンなど様々な場所で受けることができますが、施術者の技術や知識によって効果やリスクに大きな差が出ます。
肌の状態を適切に判断できない施術者による施術は、トラブルを引き起こす可能性が高まります。
効果が出るまでに複数回かかるケースも
特に「剥離なし」タイプのハーブピーリングでは、即効性が低く、効果を実感するまでに複数回の施術が必要になることがあります。
そのため、費用と時間をかけているのに思ったような結果が得られないという不満を持つ人も少なくありません。
ハーブピーリングで後悔した人の体験談

SNSや口コミサイトには、施術後に後悔したという声も見られます。
ここではいくつかの体験談をピックアップしてご紹介します。
久しぶりにハーブピーリングを受けたんですが 痒くて夜中から寝れません。 保湿はしっかりしてますが 一度痒くなるとずっとチクチク痒みが出てきて 耐えれません。
引用元:Yahoo!知恵袋
こちらの方は、ハーブピーリングを受けた後、肌が痒くなったパターン。
一度痒くなるとずっとチクチクとした痒みが続き、夜中も眠れないとのことです。
5年ほど前にハーブピーリングというものを顔にしました。そのとき、無理矢理向いてはいけないと言われたのですが無理矢理剥いてしまい、今でもその剥いてしまった皮膚だけ剥いてない部分とは違う色になっていて、お酒などを飲むと剥いた部分だけ赤くなります。あと、その部分にだけ異常にニキビができるのと、皮膚が薄いような気がします、
引用元:Yahoo!知恵袋
こちらの方は、ハーブピーリングをした後に無理やり皮を剥いてしまったことで、皮膚が薄くなってしまったそうです。
どんな人にはおすすめできない?施術を避けるべきケース

ハーブピーリングはすべての人に向いているわけではありません。
特に以下に該当する人は慎重に判断しましょう。
敏感肌・アトピー・炎症性皮膚疾患の人
敏感肌の方、アトピー性皮膚炎の方、ニキビが炎症を起こしている方、極度の乾燥肌の方などは、ハーブピーリングによってさらに症状が悪化する恐れがあります。
肌のバリア機能が低下している状態での刺激は避けるべきでしょう。
また、日焼けしている場合や、肌に傷や切り傷がある場合も、色素沈着や強い炎症のリスクが高まりますので注意が必要です。
妊娠中・授乳中の人
妊娠中や授乳中は肌が敏感になりやすく、ホルモンバランスの変化から肌質も変わりやすい時期です。
また、ハーブ成分の安全性が十分に確立されていないこともあり、この時期のハーブピーリングは避けた方が無難です。
強い即効性や完璧な結果を求める人
ハーブピーリングは、複数回の施術を重ねることで徐々に効果を実感できる施術です。
一回で劇的な効果を期待している方や、完璧な肌を求める方には向いていないかもしれません。
特に「剥離なし」タイプは、効果が穏やかで即効性に欠けます。

編集部
その他、以下に該当する方もハーブピーリングを避けるか、慎重に検討するべきでしょう。
- 体調不良時
- 睡眠不足や強いストレスがある時
- ホルモンバランスが乱れている時(生理前後など)
- 重要なイベント直前(1〜2週間以内)
- 紫外線を浴びる機会が多い時期(夏場や海外旅行など)
- 金属アレルギーや化粧品アレルギーなどのアレルギー体質の方
安心して施術を受けるために確認すべきポイント

ハーブピーリングをやめるか迷っている人にとって、リスクを最小限にする方法を知ることは大切です。
資格のある施術者を選ぶ
ハーブピーリングを安全に受けるためには、資格のある施術者がいて、信頼できそうなサロンやクリニックを選ぶことが非常に重要です。
そのほかにも以下のポイントを中心に確認しましょう。
- 医師や専門資格を持つスタッフが在籍している
- 施術の実績や症例写真が公開されている
- 詳細なカウンセリングを行っている
- 施術後のアフターケアが充実している
- 口コミや評判が良い
- 料金体系が明確である
- 強引な勧誘がない
アフターケアの内容を事前に確認する
ハーブピーリングの施術後のアフターケアも重要です。
施術前に以下の点を確認しておきましょう。
- 日焼け対策
SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを使用し、2〜3時間おきに塗り直す - 保湿ケア
セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分を含む製品で十分な保湿を行う - トラブル発生時の相談窓口
- 次回施術までの推奨間隔
剥離ありタイプは4〜6週間、剥離なしタイプでも最低2週間
また、初めてハーブピーリングを受ける場合や、敏感肌、アレルギー体質の方は、事前にパッチテストを行うことをおすすめします。
まとめ

ハーブピーリングは、肌のターンオーバーを促進し、様々な肌トラブルを改善する効果が期待できる施術です。
しかし、すべての人に適しているわけではなく、以下のような方はハーブピーリングを避けた方が良いでしょう。
- 敏感肌、極度の乾燥肌、アトピー肌の方
- 肌に炎症や傷がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 重要なイベント直前の方
- アレルギー体質の方
ハーブピーリングの施術後に肌トラブルが続く場合は、無理をせずにハーブピーリングをやめ、自分に合った別の美容法を探してみることも選択肢の一つです。
最終的には、自分の肌の声に耳を傾け、健康的な美しさを追求することが一番大切です。